2020年06月08日

お砂糖なしでも大満足、シュワっと酒粕ケーキ 〜 チコリのお花ver.

外出自粛生活の準備にあたり、主人が勇んで最初にとった行動はお酒のお取り寄せ。

今となっては少々懐かしい気も致しますが、今年のゴールデンウイークにはロゼの飲み比べをしようと、以前ひと箱取り寄せたマリークリスティーヌに加え数種のロゼワインが配達されました。

ロゼばかりでは飽きてしまいますからね。
日本酒も各種取り寄せました。
そして取り寄せた酒蔵の中には、酒粕をサービスで同封して下さるところも。
喜んで主人が追加で取り寄せるものですから、今、我が家はサービスの酒粕の在庫が豊富。

お気に入りの酒蔵の酒粕ですもの。
日持ちするとは言え、そうそうに美味しく有意義に使いたい。
ですが、意外なことに主人はあまり酒粕を好んでは食べません。
今朝焼いた酒粕ケーキを除いては、ね。

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酒粕と濃厚なヨーグルト、そしてたっぷりのメレンゲでシュワっと焼き上げるどこかチーズケーキ風の酒粕ケーキです。
酒粕の風味もしっかり残っているとは思いますが、酒粕があまり好きではない主人でも美味しい!と。

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私としては、酒粕よりトッピングに注目してもらいたかったのですがそこは素通り。
たっぷりと散りばめられたチコリの花、うーん、私が思う程のインパクトはないのかしら。

前回はハーブティーのゼリーに散りばめたチコリの花ですが、ゼリー液の熱ですっかりこの儚げなブルーが褪せてしまいました。
ですので今回は加熱を控えて。
しっかり色は残ったのですが、うーん、そうかなぁ、インパクトないかなぁ。
確かにコレと言った特徴はありませんが・・・うーん。

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そうそう、肝心な酒粕ケーキはバターもオイルも不使用です。
ついでにケーキそのものにはお砂糖も不使用。
チコリの花を定着させるため、和三盆とレモン汁をアイシング風に回しかけは致しましたが、これがなくても十分満足です。

・・・だってチコリの花を使いたかった、それだけですもの。
なのでお砂糖不使用を謳っても大目に見てもらえるのではないかしら、ね。

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シュワっと酒粕の風味弾ける酒粕ケーキ、とっても簡単ですよ。
お砂糖の代わりにみりんを使います。
酒粕とみりんですもの、きっと相性が良いのでしょうね。





◆材料(野田琺瑯 ホワイトシリーズ レクタングル深型Lサイズにひとつ分です)

  • 酒粕 55g
  • 濃厚なギリシャヨーグルト 55g

  • 卵黄 3個分

  • 全粒粉薄力粉 30g
  • アーモンドプードル 20g
  • スキムミルク 20g

  • 卵白 3個分
  • みりん 60g


  • チコリの花 適量
  • 和三盆 適量
  • レモン汁 適量

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    外出自粛生活を快適化する為に利用し始めたお家でイオン。
    お家でイオンのお世話にならなければ、こちらのギリシャヨーグルトを口にすることもなかったでしょう。
    まるでサワークリームのような濃厚なヨーグルトです。
    日持ちするのも魅力的と言えば魅力的。





◆作り方

  1. 卵白を冷えた状態で軽くほぐします。
    分量のみりんを2回に分けて加えながら、しっかりとしたメレンゲに泡立てましょう。
    出番まで冷蔵庫へ。
  2. 別ボールに卵黄・酒粕・ヨーグルトを合わせ、バーミックスで滑らかに攪拌します。
    粉類を合わせてふるい入れ、泡だて器でしっかりと混ぜ合わせましょう。

    冷蔵庫からメレンゲを取り出し、泡だて器でひとすくい加えます。
    泡だて器でしっかり混ぜ合わせます。

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  3. 泡だて器からスパチュラに持ち替え、再度メレンゲをひとすくい卵黄のボールに加えます。
    メレンゲの泡を出来るだけこわさないよう、底からすくうように混ぜ込みます。

    最後にこれを残ったメレンゲに戻し入れ、メレンゲをこわさないよう底からすくうように混ぜ込みます。
    オーブンシートを敷き込んだ容器に流すように移し、表面を平らにならしましょう。

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  4. 200℃に予熱したオーブンに素早く移します。
    天板にお湯を流し、設定温度 180℃で湯せん焼きにすること先ずは15分。
    その後設定温度を160℃に下げ、更にじっくり22〜25分焼きます。

    シュワシュワの焼き上がり。

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  5. 焼き上がったら容器から出し、網の上で完全に冷まします。
    冷めたらそっとオーブンシートをはがしましょう。

    レモン汁と和三盆を合わせてアイシングのかたさに練り上げ、上からたっぷり回しかけます。
    チコリの花びらをたっぷり散らしましょう。

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    アイシングがかたまったら切り分けて出来上がり。
    冷蔵庫で冷やして食べるのがお勧め。

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チコリってね、軟白栽培で色白に大切に栽培されますよね。
そしてそのチコリのお花も、可憐で儚げなブルーで摘もうとすればすぐ散ってしまう弱々しいお花。
実際、朝に開花したらすぐにシボんでしまう華奢な花です。

ですが意外と生命力に長けた植物であることは確か。
アーティチョークと一緒にチコリの苗を取り寄せた時は、確か20cmにも満たない弱々しい子でした。
ところがぎっちょん、今は優に私の身長を越え、根元のズッキーニに覆いかぶさるように獰猛に成長致しております。
種を確保したらご退場いただかないと。

畑ではそろそろビーツが良い感じに太り始めました。
もはやベビーリーフとは言えないビーツの抜き菜を今日のスープに添えてみましたよ。

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チビた新玉ねぎは、お尻部分に十文字の切れ目を入れておきます。
つぶしたニンニク、押し麦、挽き割りムングダル、お水、ほんのひとつまみのお塩と共に圧力鍋に合わせ、加圧すること10分間。

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圧が抜けたらオイスターソース等で味付けをし、器に盛ってデーツの葉っぱ(デーツグリーンって言うんですって)を添えて黒胡椒を挽いて出来上がり。

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今週もアーティチョークを収穫して参りました。
先週の教訓をもとに、頭部分をざっくり切り落として圧力鍋で蒸すこと5分弱。
僅かなアーティチョークハートの部分を今週もピクルスに致しました。

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力強い土のにおいが特徴のビーツグリーン。
ほんのわずかなお水と一緒に圧力鍋に入れ、圧がかかったらひと呼吸おいて火を止めます。
やわらかく蒸しあがったビーツグリーンは甘酢漬けに。

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今週は真サバは手に入りませんでした。
ですが、『旬』っと大きく書かれたマイワシを調達。

マイワシの中に一匹、どう見てもこれはウルメイワシでは?という子が混じっておりました。
が、主人か私、どちらに当たるか楽しむのもスリリングとばかり味噌煮にしてみました。

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そう、味噌煮です。
マイワシなのに味噌煮です。
我が家でイワシと言えばお酢煮なのですが味噌煮。

先週煮た鯖の味噌煮、その煮汁の有効利用としてのマイワシの味噌煮。
お水 300tとお酒 100tを煮立て、いつも通り下処理したマイワシを並べてひと煮立ち。
一旦火を止め、鯖の煮汁を溶かし入れて再度ひと煮立ち。
冷めるまでおいたら落し蓋をしてコトコト煮汁にとろみがつくまで煮詰めます。

主人には断固反対されたマイワシの味噌煮、いえいえ、私は好きですよ、これ。
身もふっくら仕上がって。





先程帰宅した主人、手にはアベノマスク。
ようやく我がマンションにも配布されたようです。
そうは言っても届くと嬉しいものです。
アベノマスクが届いてこれだけ喜ぶ家庭って、そうないのではないかしら。

今宵はアベノマスクを眺めながら日本酒?それとも焼酎?


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posted by しんさん at 14:36 | Comment(0) | ほろ酔い お酒のお菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月04日

グルテンフリーなお豆腐と酒粕のケーキ〜お砂糖・ベーキングパウダー・オイル不使用

近頃、登場頻度が向上致しておりますお豆腐レシピ。
お豆腐フォカッチャ(☆彡)お豆腐シフォンケーキ(☆彡)等々、以前は多めに買ってしまった木綿豆腐を無駄なく使う為でした。
が、最近はお豆腐メニューを考えるのが楽しくて敢えてお豆腐を多めに買ったり。

そして今日もお豆腐を使って。
木綿豆腐をたっぷり使用したお豆腐と酒粕のケーキです。

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お豆腐も酒粕もしっかり使用致しておりますので、しっかり酒粕の風味が活きています。
じっくりと長めに湯せん焼きに致しましたので、アルコールは活きていませんからご安心を。
最近よく焼くグルテンフリー、小麦粉不使用のケーキです。

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小麦粉だけでなく、お砂糖もバターもオイルも不使用。
ついでにベーキングパウダーも使用致しておりません。
しっとりシュワっとした食感のまるでチーズケーキのようなケーキです。

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酒粕と相性の良さそうなみりんを使って卵白を泡立てます。
小麦粉の代用としては米粉を使用することも多くありますが、今回はアーモンドプードルで。
ドライフルーツを生地に混ぜ込んで甘味を添えました。

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仕上げは和三盆をたっぷりふって。
あ、なので正確にはお砂糖不使用とは言えませんね。
お砂糖、使用致しております。
ですがこのくらいは大目に見て頂けると幸いです。

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◆材料(野田琺瑯のホワイトシリーズ レクタングル深型 Lサイズにひとつ分です)

  • 木綿豆腐(特に水切りは不要です) 150g
  • 酒粕 100g
  • お塩 ひとつまみ
  • 卵黄 3個分
  • アーモンドプードル 60g

  • ドライドブルーベリー 30g
  • デーツ 30g
  • レーズン 20g

  • 卵白 3個分
  • みりん 大さじ3

  • 和三盆 適量




◆作り方

  1. 卵白をよく冷えた状態で軽くときほぐします。
    みりんを大さじ1ずつ加えながら、その都度しっかりと泡立ててしっかりとしたメレンゲに仕上げます。
    出番まで冷蔵庫へ。

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  2. 木綿豆腐と酒粕をボールに合わせ、バーミックスで攪拌しましょう。
    ある程度滑らかに混ざったところで卵黄を加えて攪拌を続けます。

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    アーモンドプードルを20gずつ3回に分けて加え、その都度泡だて器でしっかりと混ぜ合わせましょう。
    お塩・ドライフルーツも順に加えてスパチュラで混ぜ込みます。

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  3. 先に泡立てておいたメレンゲを冷蔵庫から出し、2と合わせます。

    先ずはメレンゲを泡だて器にひとすくい取り、2のボールに加えてしっかりと混ぜ合わせましょう。
    滑らかに混ざったところでスパチュラに持ち替え、スパチュラでメレンゲをひとすくい。
    今度はメレンゲをつぶさないよう、底からすくうようにして混ぜ込みます。

    最後にメレンゲのボールに戻し入れ、底からすくうようにメレンゲをつぶさないように混ぜ込みます。

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  4. オーブンシートを敷いた容器に生地を流します。
    表面を平らにならし、底を数回打ちつけて生地の中の空気を抜きましょう。

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    200℃に予熱したオーブンへ移し、天板に熱湯を張って先ずは180℃で15分湯せん焼き。
    その後設定温度を160℃に下げ、じっくり25分間。
    合計40分間じっくりと湯せん焼きにします。

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  5. 容器のまま粗熱をとり、冷めたら冷蔵庫で冷やしましょう。
    全体がしっかり冷えてから容器から出して切り分けます。

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    茶こしを通して和三盆をふって出来上がり。

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本日のジャーサラダはアボカドをたっぷり使って。
アボカドと長芋を合わせた少々和風なサラダです。

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白だし醤油とおろしわさびをボールに合わせて混ぜ、ここにさいの目に切ったアボカド・長芋・みじん切りにした玉ねぎを加えて和えます。
ジャーに詰め、グリーンオリーブの塩漬けをたっぷり上に。

刻んだマイタケ、粗く砕いた胡桃、鷹の爪を胡麻油で炒め、だし醤油で味付けをしソース代わりに最後に詰めます。





しゃくしゃくとした長芋とアボカドの食感が楽しいサラダです。

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朝食用には長芋をすりおろし、温かな素麺と合わせます。
ネギの焼きびたしを添えて、主人好みの主食に。

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小ぶりではありますが今週もイワシのお酢煮、仕込んであります。
納豆に添える自家製キムチは醗酵が進み、程良い酸味も出て良い感じ。





昨日主人が開催してくれた残念会で少々飲み過ぎました。
ワインで励ましてくれた主人、きっと自分が飲みたかったのね。


予定致しておりますニューヨーク旅行。
ティファニービルにあるブルーボックスカフェに行くのを楽しみに致しておりましたのに、予約しようとした主人から聞いたリノベーション工事によるカフェ休業のお知らせ。

ご縁がなかったと諦めるにはあまりに惨い偶然です。
もうしばらくへそを曲げても罰は当たらないのではないかしら。
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posted by しんさん at 14:33 | Comment(0) | ほろ酔い お酒のお菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月27日

酒粕たっぷり〜低糖質な酒粕ケーキ

我が家に常備してある食材のひとつが酒粕です。
近所の造り酒屋さんを始め色々な酒粕を試してはみましたが、今は京都伏見の招徳酒造さんの酒粕に落ち着いておりますし横恋慕する気もありません。

そんなお気に入りの酒粕を使って、最近よく耳にする低糖質な酒粕ケーキなど。

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日曜日の早朝、平日よりは少々遅くまで寝ている主人を待つ間にちょちょいと出来る酒粕のケーキ。
じっくり低温で焼いて1日冷蔵庫で寝かせた酒粕ケーキは、たっぷり加えたレーズンの効果もあってかフルーツブランデーのような複雑な美味しさ。

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プロテイン入りのコーヒーパウダーを使った土台はほんのりコーヒー風味。
たっぷりの酒粕に全粒粉薄力粉を使った台の上に酒粕風味のフィリング、ほんのり漂うコーヒーの風味が思いの外酒粕フレイバーとよく合うのです。

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薄力粉の使用を出来るだけ控えた低糖質な酒粕ケーキ。
酒粕を始め、豆乳、ヨーグルト、全粒粉と地味ながら体が喜びそうな食材てんこ盛りです。

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◆材料(約19.5cm四方のスクエア型ひとつ分です)

  • 酒粕 50g

  • てんさい糖 15g
  • アーモンドプードル 30g
  • 全粒粉薄力粉 20g
  • プロテイン入りアイスコーヒー(ハーバライフ製) 15g
  • お塩 ひとつまみ

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    フィリング

  • 酒粕 170g
  • てんさい糖 20g
  • 豆乳 140g
  • 白味噌 15g

  • 卵 1個
  • ヨーグルト 110g

  • レーズン 60g
  • 干しレモン(☆彡) 適量
  • コーンスターチ 大さじ1

  • チョコレート(ヴァローナのエクアトリアール ノワール カカオ分 55%を使いました)適量
  • ザクロ 適量




材料は色々ですが、作業そのものはとても簡単です。

◆作り方
  1. 先ずは土台から。

    酒粕はよく冷えた状態でさいの目に切り、大きめなボールに移しましょう。
    ビニール袋にてんさい糖〜お塩までを全て合わせ、口をしっかり持ってふり混ぜます。
    酒粕と合わせ、酒粕を指先でチネるように粉類をまぶしながら全体がサラサラの状態になるようなじませましょう。

    オーブンシートを敷いたスクエア型にひろげ、スプーンの背を使ってしっかりと敷き詰めます。

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  2. 早々とフィリングへと進みます。

    酒粕〜白味噌までをボールに合わせ、バーミックスで滑らかに攪拌しましょう。
    ここに卵を割り入れ、バーミックスで混ぜ込みます。

    ヨーグルトも加えてスパチュラで丁寧に混ぜ込んだら、レーズン・刻んだ干しレモンも加えてコーンスターチをふるい入れます。

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    スパチュラで混ぜ込み1の上に流しましょう。
    底を数回打ちつけて空気を抜き、表面を平らにならして180℃に予熱したオーブンへ。

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    設定温度を150℃にして焼くこと50分。
    焼き時間が残り15分ほどになったらチョコレートをトッピングします。

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    チョコレートをトッピングして計50分ほど焼いたらオーブン庫内で粗熱をとり、チョコレートが完全にかたまらないうちにザクロを飾りましょう。

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    完全に冷めたところでふんわりとラップをし、1日ゆっくり冷蔵庫で休ませれば出来上がり。
    濃厚な酒粕生地、高カカオチョコレートの程よい酸味、そしれレーズンの甘み、うん、一般受けするかどうかはさておき美味しい。

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酒粕ケーキは日曜の朝に焼いて冷蔵庫で寝かせてあります。
週末を経てちょっと体が怠け気味な月曜日の朝、これくらいのユルい週明けというのも良いものだと実感致しております。

お弁当の主食は酒粕ケーキ、時間もあることだし納豆を仕込んだり作り置き料理に専念したり。
主食とは全く以ってチグハグですが、お弁当のお菜には油揚げの福袋を拵えるつもりでおりました。


ひじきや卵、ベジミートはお豆腐を合わせて油揚げに詰めるフィリングは完成。
さ、油揚げを袋状に開いて・・・とここで大ハプニング。
いつもよりちょっと厚手の油揚げを買ったところ、上手く袋状に開いてくれません。

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ライスペーパーで巻いてオーブンで焼きました。
ユルい週明けが緊張感に包まれた瞬間、一気に目が覚めました。





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それでも、今週もおかげさまで作り置き料理が揃いました。

畑で収穫した蕪は冷凍してあった里芋と合わせて風呂吹き風に。
うんと厚切りに切った大根は鰹出汁を効かせたお出汁で一気に加圧、風呂吹き大根は今宵の晩酌にもぴったり。

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そして何より頼りになるのはイワシとサバの両者。
先週のサバは胡麻サバでしたが、今週は嬉しい真鯖が手に入りました。
サバの横には同じく丸々太ったイワシ。
鰯のお酢煮と鯖の味噌煮、両者が揃うなんて嬉しい限り。

一切れずつしかない鯖の味噌煮は味がなじむまで後回し。
今週はイワシのお酢煮でスタートです。

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主食は鶏粥のミルク粥ver.
あおさをトッピングした真っ白なお粥に、一瞬躊躇する主人ですが順応性の高い彼のことですもの、すぐ受け入れてくれました。





今週で1月も終わり。
この暖かさで畑の野菜の育ち過ぎが気になります。

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2019年05月27日

りんごのクランブルとアイリッシュウィスキーのアイスクリーム 〜 主人のリクエスト

週末の土曜日、25日は主人の誕生日でした。
どこかレストランを予約するでもなく、前倒しで渡したプレゼントは実用的なサイナス リンスキット。
そう、所謂 “鼻うがい” のキットを主人と私、ペアで買い揃えました。
実用的でしょ?

あまりにこれでは色気がない、せめて何か主人が喜ぶ食べ物をとお座なりながら考えました。
シナモンをふわりと効かせたリンゴのクランブル。
そしてアイリッシュウィスキーをがっつり効かせたアイスクリーム。
2019年、主人51回目のお誕生日、私からのプレゼントはイギリス風のデザートです。

シンプルな盛りつけがお座なり感満点です。
でもね、これ、本当に美味しいの。

時々ガリっとアクセントも香ばしい全粒粉のクランブル。
このアクセントの正体はざらめ糖。





実はこのデザートのレシピ、随分前に主人が私のスマホに送りつけてきたもの ⇒
英国大使館が絡んだ恐れ多いこのレシピ、詳しく見ると材料はワクワクするようなイギリスの香り。
私の性格を手玉に、まんまと主人にのせられたのでしょう。
キャスターシュガーはともかく、テメラーシュガーなんて聞き馴染みのない種類のお砂糖も登場。
いつかはこのテメラーシュガーなるお砂糖を使ってみたいものです。

ですが時は主人の誕生日を翌日に控えた金曜日、調べる時間も取り寄せる時間もありません。
あっさりざらめ糖で代用したという訳。

サクサク、時々ガリっ、シナモンの香りに満ちたりんごを抱えた全粒粉のクランブル。
オリジナルのレシピからは他の材料も含めて相当脱線致しておりますが、これ、最高に美味しい。

アイスクリームに使ったアイリッシュウィスキーはそのまま飲んでも美味しい目下お気に入りの1本。
もちろん主人が取り寄せたもの。
加熱などせず、最後の仕上げに結構な量加えるのでしっかりウィスキーの存在感は健在。

アップルクランブルとの相性は、流石英国大使館総料理長のお味です。
・・・明記された材料の脱線はご愛敬ですけどね。





ココット皿でなく大きな容器で焼いたクランブルは取り分けスタイルで。

うん、この味ならば無理にテメラーシュガーを取り寄せずとも。
そう思わせるまた作りたい上々の出来なのです。

フードプロセッサーを使うなどして少々横着は致しておりますが、それもアーモンドプードルの不足分を補うために使用した胡桃の為。
スライスアーモンドをホールにしたり、色々お座なり点は見受けられますがそれもまぁ怪我の功名。
次回も同じレシピで作ってしまうかも。





先ずはアップルクランブルから。
  1. りんごは2個。
    皮と芯を除いて縦8等分にした後、1cm厚さのいちょう切りにします。

    三温糖 小さじ2
    シナモンパウダー 小さじ1/2
    をまぶしましょう。
  2. ココット皿と琺瑯容器には予め無塩タイプの醗酵バターをぬってあります。
    1をたっぷり敷き詰めましょう。

  3. 全粒粉薄力粉 60g
    グラハム粉 15g
    よく冷えた無塩タイプの醗酵バター (さいころ状に切って加えます) 50g

    をフードプロセッサーに合わせ、小刻みに攪拌してなじませます。
  4. 3がサラっとなじんだところで、

    アーモンドプードル 30g
    生砂糖 30g
    ざらめ糖 30g
    アーモンド 20g
    胡桃 20g

    を加え、再度小刻みに攪拌します。
    粗挽き肉状になれば大成功。

  5. 4を2のりんごの上にたっぷりと乗せ、平らにそっとならしましょう。

    予めタイミングを見てオーブンを190℃に予熱しておきます。
    設定温度を180℃にし20分焼きましょう。
    最高に美味しいりんごのクランブルの焼き上がりです。






アイリッシュウィスキーのアイスクリームへと移ります。
  1. 主人のお誕生日ですもの。
    使用した生クリームと牛乳は、主人お気に入りの双方タカナシ製品。

    牛乳 200tは熱めの湯せんで温めておきます。
    生クリーム 200tはとろりとするまで泡立て、出番まで冷蔵庫へ。

  2. 卵黄 5個分を大きめのボールに合わせ、グラニュー糖 100gを加えます。
    白っぽくなるまでしっかり泡だて器で攪拌しましょう。

    卵に火が通らないよう、温めた牛乳を少しずつ加えて泡だて器でまぜます。
    これを人肌程度の湯せんにかけながら、ふわりとろりとするまで混ぜます。
    電動泡だて器で進行した結果泡々です。

  3. 湯せんを外し、今度は氷水でボールを冷やしながらゆるく泡立てた生クリームを加えます。
    最後にアイリッシュウィスキー 大さじ3を加えましょう。

    時々攪拌しながら冷凍庫で凍らせます。
    主人が30分にいちど丁寧に攪拌してくれたので、仕上がりが最高に滑らかなアイリッシュウィスキーのアイスクリームが完成しましたよ。

    量が若干減っているのは、お誕生日ですから大目にみましょうね。






  • アップルクランブルにアイリッシュウィスキーのアイスクリームを添えて召し上がれ。
    主人、お誕生日おめでとう。











ほんの2ヶ月とちょっと、主人はひとつだけ年上です。
でもいつも私が言っていること。
50歳過ぎたら100も一緒、四捨五入よ。

四捨五入が間違っている、いつも主人に窘められますけどね。










主人の誕生日を経て週も明け、本日月曜日。
自身の誕生日を機に、主人は今日から1か月ラマダン生活、お酒を断つそうです。
もちろん何故か私も道連れにして。

急きょ強要されたラマダンに文句も言わず、今日もお弁当を拵えます。

畑のそら豆ももうおしまい。
昨日抜いたそら豆から、そうは言っても食べられそうな実を持ち帰った貧乏性です。
生もずくと合わせてかき揚げに。
そら豆だけでなく、抜いたスナップエンドウに数個まだ残っていた実も莢から出して合わせましたよ。





  • ほんのりと塩味をつけた生もずく・そら豆・スナップエンドウ・セリのかき揚げ。
    ご飯には食べやすく切った海苔を敷き詰めて、その上にかき揚げたっぷり。

    旬の過ぎた自家製のそら豆はお歯黒も黒々、薄皮もかためです。
    今はズッキーニが大きな花を咲かせていますよ。





今週もいつもと同じ、具沢山かつ溢れそうなお味噌汁でスタートです。
イワシの南蛮漬けも冷蔵庫でスタンバイ。

唯一大きく違うのは、1ヶ月お酒を飲まないという点。
ラマダンだって、夜明け前と日没後の食事は許されるんだよ。
時々はワイン飲むよ、実際来月レストランの予約してあるし





・・・主人は常に自分に寛大です。
良い機会ですから、私の喉の不調を徹底的に直す期間と致しましょう。

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2019年04月25日

おからと酒粕と豆乳のケーキ 〜 初めてのおからパウダー

体に良いと小耳に挟むと、それっとばかりにスーパーに向かう実母。
年配女性あるあるのテレビネタ・雑誌ネタが大好きな母が最近買い求めたのは “おからパウダー”

ヨーグルトにかけると良いのですって!そう瞳を輝かせ語っていたのはいつのことだったか・・・
間もなく我が家におからパウダーがやってきたのも、所謂 “母親あるある” です。
同じ理由で里子に出された “酒粕” を合わせ、おからパウダーと酒粕のケーキなどいかがでしょう。

おからパウダーと全粒粉のスポンジケーキの上に、酒粕をたっぷり使った生地を流してじっくりと湯せん焼きにした2層の酒粕ケーキです。
以前どなたか有名なブロガーさんが作っていらっしゃったのを見て、気になっていたケーキです。

酒粕があまり得意ではない主人からもなかなかの高評価。
ですが酒粕がふわりと優しく香ります。

卵白を程よく泡立てて混ぜ込みましたので、チーズケーキのようなどっしりした食感ではありません。
ふわふわとちょっと頼りない食感。
台にしたおからのスポンジケーキが頼りない酒粕生地をしっかりと支えております。

おからパウダーのスポンジケーキは前日のうちに焼いておけば後は楽々。
とっても簡単ですよ。






とっても簡単・・・と言いつつ、市販のおからパウダーは初めて扱う食材です。
勝手がわからず卵をしっかり泡立てたのですが、その過程は必要なかったのかもしれません。
スポンジケーキの生地としては水分不足で、急いで豆乳を足した次第です。
以下の分量で約19.5cm四方のスクエア型にひとつ分です。





先ずはおからパウダーのスポンジケーキ。
これは前日のうちに済ませておきました。
  1. 全卵 1個分
    てんさい糖 10g
    デーツシロップ 10g

    以上をボールに合わせ、人肌程度の湯せんにかけながら泡立てます。
    卵が人肌に温まったら湯せんを外し、白っぽくもったりするまで泡立てましょう。
  2. おからパウダー 30g
    全粒粉薄力粉 30g
    ベーキングパウダー 小さじ1/2

    以上を合わせて1にふるい入れます。

    さっくりスパチュラで混ぜ込む・・・つもりだったのですが、想定外のパサパサな生地。
    豆乳 200gを加えて混ぜ、ようやくスポンジケーキらしい生地に落ち着きました。
    折角泡立てた卵のふわふわ感は完全消滅です。
  3. オーブンシートを敷いた型に敷き詰めて表面を平らにならします。

    底を数回打ちつけて空気を抜いたら、170℃のオーブンで35分間焼きます。
    ここまでは昨日のうちに済ませておきました。






今朝はここから。
  1. 卵白 3個分
    てんさい糖 20g

    をボールに合わせて泡立て、とろりとしたゆるめのメレンゲに仕上げます。
    出番まで冷蔵庫で冷やしておきましょう。

  2. 酒粕は100g。
    ふんわりとラップをし、1分弱レンジ加熱してやわらかくしてからよく練ります。

    白味噌 10g
    蜂蜜 25g
    ヨーグルト 80g

    を加え、滑らかになるまで更によく練り混ぜましょう。
    ヨーグルトは水切りヨーグルト程ではありませんが、水気が抜けてサワークリーム状になったものを使っております。

    豆乳 150tを少しずつ加えてよく混ぜたら、卵黄 3個分を1個分ずつ加えてはしっかりと混ぜ込みましょう。

  3. 全粒粉薄力粉 20gをふるい入れ、スパチュラで混ぜ込みます。
    粉っぽさが残る段階で、レーズン 50gも加えて混ぜ込みましょう。

    冷蔵庫に入れておいた卵白の1/3量程度を加え、泡だて器で混ぜ込みます。
    次いでこれを卵白のボールに戻し入れ、今度は卵白をつぶさないようスパチュラで底からすくうように混ぜ込みましょう。

  4. 昨晩焼いておいたおからパウダーのスポンジケーキにシロップをしみ込ませます。
    これはマッコリと蜂蜜に漬け込んでおいた金柑の残り汁 (☆彡) の有効利用。
    もちろん省略可能です。

  5. 酒粕生地をスクエア型に流し入れ、底を打ちつけてしっかりと空気を抜きましょう。

    天板にお湯を注ぎ、120℃でじっくり40〜50分間湯せん焼きにします。
    焼き色は殆どつかない色白なケーキです。

    冷めたら更に冷蔵庫に移して冷やしておきましょう。

    オーブンシートごと型から出し、包丁でそっと切り分けます。
    おからビスキュイにたっぷりとシロップをしみ込ませてあるので、軟弱なちょっと扱い辛いケーキになってしまいました。

    でも味はお気に入り。
    酒粕がちょっと苦手な主人も、酒粕大好きな私も、うんうんと納得の仕上がりです。











間もなく10連休。
連休中の予定は皆無ですが、何が起こるか予測不可能です。
食材は出来るだけお片付けしておくつもりでおります。

そんな時に役に立つのが乾物、お弁当のお菜はひじきのサラダと致しましょう。
ひじきにやわらかな春キャベツを合わせた具沢山サラダ。
色合いの悪さはひじきの栄養に免じて寛大に。






  1. 水で戻したひじき
    鬼おろしで粗くおろした人参
    ベーコン
    叩いたアンチョビ

    をお鍋に合わせて軽く加熱します。
    冷凍保存してあるマッシュルームも加えましょうか。
    春キャベツをざっくり手でちぎり、覆うようにお鍋に加えます。
    お鍋の蓋をして火を止め、予熱で春キャベツをしんなりさせましょう。
  2. 1をボールに移し、アボカド・新玉ねぎのみじん切り、蒸し大豆 (市販品です) を加えます。
    自家製の塩柚子 (☆彡) を少し加えて和えれば出来上がり。











今日のお味噌汁はいつも以上に具沢山。
お椀から派手にはみ出した新キャベツ、鬼おろしでおろし切れなかった人参、大ぶりなお豆腐がごろごろ顔を出しています。

10連休に備えてでしょうか。
先程主人宛にワインが届きました。
帰宅した主人の手には焼酎。
まだついこの間まで病院でパジャマを着て過ごしておりましたのに、大丈夫かしら。





焼酎と共に手にしておりましたのは安いアイスクリーム。
夏になると主人は自分の分と私の分、ふたつアイスクリームを買って帰宅します。
こんな主人の習慣で夏を感じるなんて。

posted by しんさん at 15:07 | Comment(0) | ほろ酔い お酒のお菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする