2012年05月01日

ゴールデンウィーク中、食卓はだらだらです

本日・明日と仕事に行ったらまた連休・・・主人のゴールデンウィークはただ今真っ盛りです。
昨日の夜は、主人がチキンのクリーム煮を作ってくれましたよ。

お昼をうんと軽く済ませ、夕方まだ外がほんのり明るい時間からのんびりゆっくりディナーを楽しむ。
近頃のお気に入りスタイル。

がっつり焼き色をつけたチキンをノイリーを効かせたクリームで軽く煮込む・・・Yシェフ直伝のレシピ
主人が誇らしげに言い放ちます。

『もぉこれは失敗のしようがないよねぇ、簡単だよ。ま、そこに座って待っててよ、すぐだから』

余裕です・・・いえ、余裕でした。
そりゃそうよね、鶏肉にあれだけお塩をまぶせば。この一皿で1ヵ月分の塩分を摂った気分です・・・
でも焼き方は上手でしたよ、主人。










朝になっても喉が渇いて・・・昨日のチキンのせいだわね、きっと。
朝ご飯は、パンケーキとアボカド卵で軽く参りましょうか。

  • アボカドに卵黄の醤油漬けをのせるだけ。
    お醤油・みりん・煮切ったお酒 1:1:1を合わせて煮切り、完全に冷まします。
    小さな容器にカラザの除いた卵黄を割り入れ、合わせ醤油をひたひたに注いでラップをして冷蔵庫へ。1日〜2日おいて卵黄の周囲がかたまれば出来上がり。











で・・・本日のお弁当は、朝食にも致しましたパンケーキです。
昨日畑で摘んできたディルを入れてみました。爽やかなディルの香りがふんわり漂います。

いつもなら卵2個を使うのですが、本日は諸事情により卵1個で。なんとでもなるものねぇ。


  1. 卵 1個分の卵白を軽くほぐし、お塩をひとつまみ加えて泡立てます。お砂糖 10gを少しずつ加えて更に泡立て、しっかりとしたメレンゲを作って冷蔵庫に。
  2. 別ボールで卵黄+お砂糖 10gをもったりとしたマヨネーズ状になるまで泡立て、ヨーグルト 70g・牛乳 50ccを順に加えます。その都度しっかりと泡だて器で混ぜ合わせましょう。
    ここに薄力粉 100g・ベーキングパウダー 小さじ1を合わせてふるい入れ、泡だて器でしっかりと混ぜ合わせます。
  3. 卵白と卵黄を合わせて参りましょう。まずは卵白の1/3量を卵黄のボールに加え、泡だて器で素早く混ぜ込みます。次いでこれを卵白のボールに戻しいれ、刻んだディル (主に茎部分) と共にさっくりと混ぜ込みます。

  4. フライパンに油をしっかりとぬり込み、弱火でゆっくりと両面焼き上げます。ディルの香りが消えないよう、色白に仕上げるのがポイントかしら。
    フライパンの下に網を敷くと、火の当りが均一になって仕上がりが綺麗ですよ。






お弁当用には、レモンジャム・ディルとハチミツを混ぜ込んだクリームチーズをサンドして。

  • このハチミツ、綺麗に洗ってしっかり乾燥させた 『ビワの種』 を漬け込んでおいたもの。
    杏仁の香りにそっくりなビワの種ですもの、ハチミツに例の華やかな香りが移るのです。











本日はゴールデンウィーク中ってこともあって、お弁当も簡単に済ませてしまいましょう。

  • スープは、フェンネルとディルのポタージュ。
    新玉ねぎをさっと炒めてブイヨンを注ぎ、煮立ったらじゃが芋・フェンネルの軸部分を加えます。じゃが芋がやわらかくなったら火を止め、牛乳を加えてバーミックスでピューレ状に。
    再度弱火にかけて牛乳でのばし、刻んだフェンネルとディルを加えます。塩コショウで味を調えて出来上がり。




  • もう一品は、外葉からちまちま使っていってチコリ程に小さくなってしまった白菜を丸ごと使って。主人が昨日作ったクリーム煮のソースで、白菜をくたくたに煮込んでみました。




そんなわけで、ゴールデンウィーク真っ只中の簡単お弁当の出来上がり。
この陽気で、畑のハーブたちがぐぐんっと急成長しております。

さ、明日のお弁当は何作ろうかしら・・・なんて思っていたら、主人からの電話。
あら、そうなの?
主人、一日早く明日から連休再開なんだそう。ふーん、明日から日曜までずっとお休みなのね。
・・・たまには畑一緒に行ってみる?

posted by しんさん at 16:10 | Comment(0) | ビストロ OTTO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月22日

主人、ナイジェラ姐さんのレシピを特訓する!の巻き

ゴージャスでお美しいイギリス人料理研究家、ナイジェラ・ローソン嬢。
彼女の番組 “ナイジェラキッチン” は、ジェイミー・オリバー君、ナイジェル・スレイター氏の番組と並び、我が家の毎週録画番組に君臨しております。

主人曰く、憧れはナイジェルの地味ながらも確実に美味しそうな料理。
一方、おし!これなら僕にも作れそだぞ!作ってみるぞ!ってのがナイジェラのお料理なんだとか。

その言葉通り、今週末のお昼はナイジェラ姐さんのレシピを実践した彼。
ナイジェラ姐さんの “もう待ちきれない!” の巻きで紹介されていたメニューにチャレンジ。

番組で紹介されていたのは、 “ローズマリーとポートワインが香るラムステーキ“
もちろん応用利かない彼のこと、ラム肉がなかったとそれはそれは機嫌悪いスタートでありました。
めんどくせー。

ラム肉を豚肉にしてスタートです。
これにナイジェル氏が作っていらっしゃった風のサラダを一皿。
ベビーリーフ・オレンジのサラダで、ドレッシングはシンプルに白ワインビネガーとオリーブオイル。

そしてお昼ワインと共にランチタイム。
クロード・デュガのジュヴレィ・シャンベルタン2004年。










と、まぁこぉ締め括られるのであれば美しく楽しい週末の昼下がりのお話であったことでしょう。

が!彼は、とにかくお口が達者な上に理想が高い。その上、人に意見されるのが大嫌い。
ナイジェラ姐さんが伝えんとしていらっしゃった “アルミホイルでの保温” “スピード料理” の真髄がまるで分かってない様子。上の料理に1時間以上もかけるなんて、正気の沙汰とは思えませんわ。

・・・ってんで。翌日日曜日のお昼ご飯は、主人とほとんど同じ食材を使っての実演お料理教室。
ベビーリーフとオレンジのサラダには、食感を楽しむための刻みアーモンドをトッピング。

アルミホイルでお肉を保温したりサラダをぱりっとさせる手順・何より、フライパンに火をつけてからポートワインを取りに行ったりしてはいけません・・・といった類の常識、主人に納得してもらえたかしら。

バスマティライスで作るバターライスを添えて。
丁寧に作るのも良いけれど、要領よくやればご飯が炊き上がるよりうんと早く完成するのよ。

へこたれない主人は、また来週末にチャレンジするそうであります。
そして本日のディナーは野菜カレーを作るのだそうです。まだまだ厭きてはくれないのね、お料理に。

posted by しんさん at 16:23 | Comment(4) | ビストロ OTTO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月15日

主人、よく頑張りました。特大のはなまるあげます。

昨日土曜日の夜は、久しぶりに主人が夕食を担当。
音楽に耳を傾けつつ、ロワールのヴーヴレ片手にタイ風カレーに挑んだ彼。

タイ風カレーはもう手馴れたものね、余裕余裕の顔。
今回は、すくすく成長しております “コブミカン” の葉もちゃんと使って。うん、これでなくっちゃね。

『タイ風カレーには、さらさらのお米より日本のお米の方が合うんだよ。日本のお米をちょっとかために炊くぐらいがちょうど良いんだよ。』 ・・・ まぁ、主人。立派になって。その意見、もちろん私も賛成。

タイ風グリーンカレーにカボチャは、私からのリクエスト。好きなんだ、この組み合わせ。
出来れば、もっとたくさん入れてくれても良かったのに。

カレーが食卓に上った時点で、もうすでに二人ともほろ酔い。
でもこれで良いのよね、主人。カレーを作る段階がご馳走なのよね。カレーはおまけのようなもの。
え?宴会の後のラーメンですって?・・・主人、上手い事言うわね。その通り。このおまけ、美味しい。










そして本日日曜日。

イギリスの料理研究家、Nigella Lawsonのお料理番組 “ナイジェラキッチン”
彼女が番組の中で作っていた “ナイジェラ風トライフル” に主人も挑戦です。

  • 実は彼、これをひと目見たときから作ってみたくて作ってみたくて仕方がなかったのです。
    まずは私に作らせてみてから、自分もおもむろに挑戦。

    レーズンパン・キルシュ・黄桃缶で挑んでおります。

    がんばれ、主人。
    じゃ、私は畑に行って参りますからね。えんどう豆にネットをかけてきてあげますからね。










・・・そして数時間後。
畑で土と戯れた後は農協の朝市に立ち寄って、帰宅いたしました私の前に誇らしげな彼の顔。

じゃじゃーん!主人初のスィーツですよ。

こうして、ノイリーをちびちび飲みながらナイジェラ姐さん風トライフルでおやつタイムですよ。
毎年、暖かくなると畑の脇に群生するレモンバーム。今年もそろそろと群生の兆し。

はい、主人。ご苦労様でした。満足なさいましたか?
・・・・・あ?そう・・・次回は中沢の生クリームで作ってみると。・・・て、あら?もう買ってあるのね。
どうぞお好きになさいましな。

posted by しんさん at 16:34 | Comment(4) | ビストロ OTTO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月12日

ビストロ otto 〜 お勧めは “じゃが芋のピューレ” ですよ

豊橋のDさまに刺激され、主人の料理熱が更にヒートアップしております昨今。
昨日土曜日の夜、 “ビストロotto” のメインディッシュは・・・はい、こちら。

“ホタテとグリーンアスパラのソテー” でございます。
これに “ヤリイカの詰め物” を添えて。ヤリイカの中には、フォン・ド・ボーでもどしたクスクス。

そして “ビストロotto” のスペシャリテ、 “じゃが芋のピューレ” がてんこ盛りに。

ご覧なさいな、この滑らかなじゃが芋のピューレを。
周囲を巻き込み、妻の顰蹙を大いにかって完成されつつある ”ビストロotto” のスペシャリテを。










“ホタテのソテー” と “ヤリイカの詰め物” は同時進行で。
発酵バターを熱したところに、ホタテ・アスパラ・フォンで戻したクスクスをたっぷり摘めたヤリイカを。

ホタテの表面をさっとソテーしたら極少量のお塩をふってお皿に。次いでアスパラも。
ホタテの旨味をヤリイカにからめ、レモン汁を数滴。生クリームを少量加えてソースの完成。
ヤリイカに充分からめて盛り付けましょう。

ヤリイカには 『お買い得シール』 が貼ってありましたのよ。
クスクスは早急に使い切りたかったの。だから詰めてみましたの。ほほ。
生クリーム?えぇ、主人がじゃが芋のピューレに使った残りですわよ。これも早く使い切らないとね。

・・・そぉよ。主人が作ったのは “じゃが芋のピューレ” だけよ。
『君は座っていたまへ・・・今日は僕が全部作るから、じっと座っていたまへ』
そぉ言われた気がしたのだけど・・・ありゃ気のせいだったのね。










ねぇねぇ、今日の料理は100点満点だよね。僕さぁ、どんどん上達してくよね。
こんな料理出してくれるビストロ、岐阜にもあればいいのにね。あ、僕が作るからそれでいいか・・・


・・・君の頭の中は、なんて都合良く出来ているんだ。

posted by しんさん at 19:15 | Comment(0) | ビストロ OTTO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月07日

主人、あなたは十分頑張りましたよ。

先日催されました Yシェフによるお料理教室。
お題は “フュメ・ド・ポワソン” と “舌平目のブレゼ ベルモット風味”
舌平目をアラまで余すとこなく使った素晴らしいメニュー構成です。

Yシェフのデモンストレーションをばっちり動画で撮影した主人。
実践用の舌平目もちゃっかりお家に持ち帰り、昨日やや緊張の面持ちでキッチンに立ちました。

さぁさぁ、主人。正念場よ。Yシェフ直々のお料理教室、その結果は!!

おぉっっっ!素晴らしいっ!!

主人、妻はあなたのことを誇りに思いますよ・・・・・・・・・・見た目はね。










遊びじゃぁありません。主人は真剣です。真剣そのものです。

食い入るようにシェフの映像を見つめ、何度も何度もおさらいします。イメージトレーニングです。妻に嫌な顔されたって気にしません。些細な事でもどんな些細な事でも分からない事は質問します。

はい、主人。
クスクスはこんな感じで良いかしら?舌平目のブレゼ、盛りはこんな感じでOK?

ここまで上々。副菜のフュメ・ド・ポワソンをふんだんに使った野菜スープの出来もばっちり。
主人、ご機嫌で仕上げのソースにかかります。

そしてその時・・・主人のほんの一瞬の気のゆるみが悪夢を・・・










素晴らしい出来栄えです、主人憧れの “舌平目のブレゼ ベルモット風味”
今まで何度も夢見て同じ回数だけ夢破れ、それを素材のせいにして勝ち取ったひと品です。
白いベルモット風味のソースが美しゅうございます。

でもね、

塩っっっっ辛いっっっっんだ、こーれーがー!!!




最後の最後の瞬間でした。
洗い物を担当しておりました私。視界端に、滝の如くソースに流れ注がるる塩・・・塩の滝。

そして動揺した主人。
本人は気付いておりませんでしょう・・・最後のレモン汁を忘れたことを。締めのレモン汁を。
まぁこうなった今、レモン汁なんて大きな問題ではないのだけれど。



しかし主人は言いました。
『だってさぁ、スプーン全部使っちゃって乾いてなかったもん。大匙しかなかったんだもん。』
・・・で?スプーンが悪い・・・と。少なくとも自分は悪くない・・・と。










限界まで頑張りました。でも、途中で舌が麻痺した感覚に襲われましてね。
これ以上は流石に危険!ということで棄権したのですよ、ベルモットソース。



・・・そして残ったベルモットソースとクスクスは、本日のお弁当に。
刻んだマッシュルームとラッキョウの酢漬け・マッシュしたポテトをたっぷり加え、コロッケに。

もちろん油で揚げずにオーブンで仕上げるオーブンコロッケですけどね。
味付けの追加は不要よ。昨日の塩ベルモットソースの残りで充分。

骨つきチキンのほろほろビネガー煮込み。
きゃらぶき入り厚焼き卵。
とろとろ里芋と大根の 薄塩味の アミエビスープ。

『どぅみぃ (わたしのこと)、今日のお弁当も美味しかったよぉー』


無邪気で無責任なあなたが好きよ、えぇ大好きですとも主人。


posted by しんさん at 13:46 | Comment(0) | ビストロ OTTO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする