何かしらの意図があってのことかと思っておりましたら、単に主人が忘れていただけのようです。
宍道湖産の大ぶりな大和しじみ。
いつもよりちょっと暖かな3月2日の日曜日、例年より少し遅れた我が家の風物詩、2025年も『宍道湖産大和しじみの紹興酒漬け』を無事楽しむことが出来ましたよ。

ほんのちょっとお口を開けた艶やかなシジミを、アルコールなど飛ばさずそのままの紹興酒に漬け込みます。
毎年同じレシピなのですが、その時に使用しているお醤油が異なりますので出来が明らかに違います。
今年はかめびしさんの『三年醸造醤油』を50ccほど加え、、そして何より最近になって使い始めた佐々長醸造のお醤油を惜しげもなくたっぷり使用。
そのせいか、過去最高の出来と相成りました。

土曜日に届いたいつものしじみ。
下処理も済ませてあるので安心です。

届いたらすぐにきれいに洗って、早速準備に取り掛かります。

先ずは十分湿らせたキッチンペーパーのお布団をかけて、長旅の疲れを冷蔵庫で癒していただきましょう。

後の工程はいつもと同じ〜2024年 ☆彡
いつものように、漬け込むための紹興酒はイオンさんに届けていただきます。
そして、飲むための紹興酒は主人が調達。
紹興酒を飲むのもこの日限定です。


こうして存分にしじみを楽しんだ翌日の月曜日。
翌日のご飯もまた楽しみのひとつ。
今年は鶏のゆで汁がありましたのでこれも使って。
しっかり吸水させたお米に鶏のゆで汁としじみの漬け汁、いつも通り炊飯します。
この間にシジミの殻を外しておいて、炊きあがりの際に上に散らして蒸らしましょう。
頑固なしじみもこの時一緒にご飯の上に散らせば、その心地よさについお口を開いてくれるのです。

いつもは軽く火を通してからご飯に混ぜ込むのですが、うん、こちらの方が圧倒的に私好み。

もちろんお弁当にも。
ちょう今日はひな祭り。
取り寄せた雛あられがあまりに可愛らしかったので一緒に。


朝食のしじみご飯にふたりうっとり目を閉じます。
お魚は、届いたばかりのかれいの西京漬け。
ほんのりと山椒を効かせたホロホロな厚切りカレイ、はぁ美味しい。

今宵のお酒で、おそらくシジミはおしまいでしょう。
後は春を待つだけです。
