前回お邪魔したのは、ちょうど桜が満開の頃だったでしょうか。
行きたい行きたいとは思っていたのですが、なかなか機会がないまま2年近く過ぎてしまったようです。
江戸中期から続く鯉料理ご専門のお店、多度大社の参道に構える『大黒屋』さんへ。
涼やかな煮こごりにうきぶくろ、南蛮漬け。
すり身の揚げ物にほほ肉。
食感とお塩の加減が抜群に美味しいウロコ揚げ。
ウロコが本当に美味しいの。
とろり鯉こくには山椒の風味。
ふわりと香り、すっと馴染んで消えていく、お見事。
鯉のあらい。
こちらのあらいは山葵とお醤油でいただきます。
うきぶくろも同席。
あばら肉の照り焼き。
照り焼きとは言い、すっきりとした甘みが本当に美味しい。
ふわふわの塩焼き。
前回はその量にびっくり仰天致しました、鯉のから揚げの餡かけ。
サクサクの衣の秘訣は何なのかしら。
最後は煮つけ。
もちろん皮もウロコも残さずいただきます。
お味噌汁は赤だし。
ご飯の器が愛らしいのです。
煮付けの煮汁をちょんちょんっとご飯につけて食べられるのも、個室ならではのお気楽さ。
夏が近づくお庭の佇まい。
クーラーもなし、音楽もなし、静かな水の音に和みます。
次回は2月、だそうですよ。
日暮れが遅い季節ですもの、お腹いっぱいいただいた後はちょっと寄り道。
猿田彦大神の総本宮、椿大神社まで足を伸ばします。
楽しみにしておりましたお茶室は、ちょうど終了の時間だったようです。
お着物を召されたご婦人がおふたり、にこりご挨拶下さりながらすれ違いました。
週末デートの余韻にひたりながら、今週もキッチンに立ちます。
間もなく到着する予定の野菜があるので、今週イオンさんに届けていただいた野菜はいつもより控えめ。
乾物食材の入れ替えにちょうど良いタイミングです。
ミニトマトは味噌漬けと甘酢漬けに。
根尾の伯母に持たせてもらった『ずいき』はこれで最後。
教えてもらったとおり、お湯に15分浸して戻します。
最後のずいきなので少々粉っぽいのですが、うん、やっぱり美味しい。
伯母にもらった立派な大根は、干して蒸して『蒸し干し大根』にしておきました。
少量のお水で戻し、干しエビと一緒に炊きます。
少量のお水で戻し、干しエビと一緒に炊きます。
もっちりとした食感が兎に角美味しい。
イオンさんでお買い得価格になっていたお茄子は揚げ浸しに。
乱切りにしてからお塩をふり、浮いてきた水気をしっかり拭きながら揚げると油の吸収を随分と抑えられます。
揚げたそばから煮立てた合わせ調味料の中へ。
トロトロのお茄子が抜群に美味しい。
茄子の下にはたっぷりのおぼろ昆布を敷いてお弁当箱に詰めます。
お昼にはおぼろ昆布はしっとり、相乗効果抜群なのです。
朝食のお魚は銀だらの西京焼き。
焼き魚の火加減が我ながら本当に上手になりました。
何事も継続だな、と。
ヨーグルトに添えた手作りの甘麹。
思いのほか主人お気に入りのご様子です。