2024年04月15日

大和さんへ〜春盛沢山 晩春の山菜づくし

週末は主人と晩春の山菜づくしを頂いて参りました。
向かった先は、もちろん三重県は桑名市、多度にあります季節料理の大和さん。

晩春のこの時期、小鉢に並ぶ一部はお馴染み、一部は初めましてな山菜の数々に心は躍るのです。

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小鉢はヤブカンゾウにヤマブキ、そしてカタクリの花ですって。
ちょっと紫がかったその姿は確かにカタクリ、あら、カタクリってエディブルフラワーだったのですね。

ぴりりと刺激的なノビルに筍の味噌和え、ギョウジャニンニクとトマトのたまご焼き。
このたまご焼きが毎回楽しみなのです。

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コゴミのサラダに、イタドリのおかか和え、そしてヤマニンジンの和え物。

おそらく初めてのヤマニンジン、この風味は正に人参の葉っぱ。
なのに、人参のような赤い食用部分があるわけではないそうです。
出来るには出来るそうなのですが、かたくて美味しいものではない、と。
帰宅して調べてみると、セリ科の植物らしい。
大和さんの豊富な食材知識は、いつ聞いても新発見に満ち満ちております。

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ふきのとう味噌のお豆腐田楽にウルイのお浸し。

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天ぷらが登場すると更に高揚感が増します。
タラノメの天ぷらに筍のから揚げ。

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立派なお肉の下には山菜盛沢山、山菜のすき焼き。

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土鍋から勢いよく湯気が上がってきたことですし、すき焼きを頂きましょうか。
大和さんが大きなご飯の土鍋を手にいらっしゃいましたよ。
お馴染みの筍ご飯と思いきや、今年は初めましてのわらびご飯。

なんて美味しいこと。

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最後はすっきり、おなじみのカボスゼリーで幕引きです。

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大和さんにお邪魔する際、我が家の冷凍庫の状況次第で立ち寄るお気に入りのパン屋さん。
以前はバゲットを焼いて頂くことが多かったのですが、最近は明らかにクロワッサン寄り。

週末、こちらのクロワッサンを主人が淹れてくれるコーヒーに添えて朝食にするのが私たちのお気に入りなのです。
但し、極々たまに、これがふたりの暗黙の了解、慣れてしまうには惜しい美味しさなのです。
そして見つけたのが、こちらの大きな大きなクロワッサン。
もちろんお買い物バッグに収めてお店を後にしました。

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いつもの備忘録に戻りましょう。
面白いものを頂きましたよ。
山わさびです。

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洗ってざく切りにした山わさびを密封容器に入れ、溢れるほどの熱湯を回しかけて密封、冷めるまでおいて冷蔵庫へ。
そうそう珍しくはない工程なのですが、びっくり仰天なのはこの先。
この浸け水を『お茶漬け(水漬け?)』にするのだそう。

え!

その発想はありませんでした。
聞いたこともありません。
2〜3日は鼻に抜ける辛みが続きますよ、と笑顔で教えて頂きました。

諸事情ありまして、初日は冷凍してあった銀杏ご飯で。
軽く焼いた銀杏ご飯の焼きおにぎりに、山葵の風味満載の山葵水。
フワッと鼻に抜ける山葵の風味、なにこれ、美味しい。

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そしてようやく、本日月曜日の朝、山葵の風味はまだ健在かとやきもきしながらご飯を炊きます。
もちろん泪ぐむ程の山葵の刺激。
おぼろ昆布を添えて頂きました。

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残った山わさびは醤油漬けに。
いえ、本来ならばこれが主役なのでしょうね。
山わさびのお茶漬けが気に入った主人、取り寄せを企んでおりました。

今週分の作り置き料理も準備完了。

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先週に引き続き、今週も市販の煮つけイワシを甘酢漬けに。
頂いた焼鶏がありましたので、これも一緒に揚げてしまいましょうか。

イワシには米粉とコーンスターチをまぶして揚げ、たっぷりの甘酢野菜と合わせます。
残った米粉にお水とお酒を足して、焼鶏とささがき牛蒡にたっぷり絡めたて揚げれば、いわゆる『ごぼ鶏』の出来上がり。

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山わさびの醤油漬けを刻んでご飯に混ぜます。
上には韃靼そば茶。

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大和さんの近所にある鯉料理の大黒屋さん。
ちょっと早めに到着してしまった時にたまによる西大黒屋さんで、八壺豆(やつぼまめ)を購入して参りました。
今週はおめざに夜壺豆を頂きましょう。

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わさび風味の冷やし茶漬けを主食に、銀ひらすの西京漬け、具沢山のお味噌汁。
そして八壺豆。
1週間の始まりです。

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posted by しんさん at 13:41 | Comment(4) | TrackBack(0) | 鯉自然薯山菜はまぐり 大和さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
しんさん、しんさん夫さん、こんにちは。

お久しぶりです。
お元気、ですよね?

ふと、どうされてるかな、と思ってやってきました。
インターネットのサーチバー(?)に「野菜もりも」まで入力すると、しんさんのブログのフルタイトルが表示されます。それが、何だか嬉しい。
うふふ。

本当に、不良読者ですみません。
何なら、うるう年にしか来てない??そこまではないか。

月日は経てども、以前と変わらず美味しそうなお料理が並んでて、うっとり。銀杏のおにぎりの山わさび水のお茶漬け!食べてみたいです。

あれ、でも、しんさんって作り置きする人でしたっけ?
以前はなかったような。少しずつ、暮らしに変化もあるのですね。

品数の多い、とーーーっても美味しそうな朝ごはんは変わりませんね。私、1日のうちで朝ごはんがいちばん好きです。しんさんのお宅と内容は違いますが、毎朝、いろいろ並べていただきます。

では、またそのうちふらりとお邪魔させていただきます。
お二人ともどうぞご自愛くださいね。

梅*
Posted by 梅* at 2024年04月16日 01:33
梅*さん、こんにちは。

お久しぶりですね、と言うより前に、何でしょう、何故こんなに嬉しいのでしょうね。
滅多にない『コメント着のお知らせ』、しかも差出人は梅*さん。
先ずは主人に報告です(笑)

今の時代ですもの、至る箇所において変化は免れないことなのでしょうが、我が家は相変わらすのんびりふたりで楽しんでおります。

梅*さんのお語り口もお変わりなく、お元気でお過ごしだろうとお察しします。
そしてお茶漬けに反応して下さるところも以前のまま、つい微笑んでしまいます。

変化が苦手な性分を自称しておりますが、そうですね、おっしゃる通り、以前は作り置きしていなかったかもしれませんね。

月曜の朝に仕込む金曜までの作り置き料理、白い『野田琺瑯』に詰めて冷蔵庫に積まれたその佇まいは、主人に『白い巨塔』と表されております。

変わっていないつもりでいても、自ずと変わっていくのが日々の暮らし、そんなことなのでしょうね。
だとしたら、私、意外と変化上手なのかも、なんて。

うろ覚えですが、随分と前、確かご自身のブログで梅*さんが『○○名人、だったか〇〇ばあさんだったか、何かしらこれだったらあの人、といった類の得意料理を習得したい』といった内容のことを書いておられて。
実は私もそれを目標にしているのです。

オンラインであっても、お便りと言うのは実にお人柄が表れるものですね。
うるう年にいちどの頻度、このくらいがちょうど良いのかもしれません。

それでは梅*さん。
また次のうるう年あたりに。
そして皆さまとどうぞお健やかにお過ごしください。


Posted by しんさん⇒梅*さんへ at 2024年04月17日 13:08
こんにちは、しんさん。

そう言えばこの間のコメントのお返事、あるかな、、とふと思い出し、わくわくしながらやってまいりました。

やっぱり嬉しい。
いただいたお返事読むの、楽しい🍀

私ってば、以前からお茶漬けに反応していたんですね。
あはは、気づきませんでした。
嗜好は変わらないのですねえ。

変わらないと言えば、「変わっていないつもりでいても、自ずと変わっていくのが日々の暮らし、そんなことなのでしょうね。」ってしんさん、名言ですわ✨

野田琺瑯の白い巨塔、毎日のお食事の支度であと一、二品欲しい時に大活躍するのでしょうね。侮れません、作り置き。まさに巨塔なり。

しんさんに言われて思い出しました。
そういえば書いていました、そんなこと。
「マーマレードなら梅*ばあさんよね、と言われたい』
とかなんとか。
よく覚えておられましたね!

残念ながら今では、マーマレードは作っても数年に一度になってしまったんですけど、今年日本に里帰りした時にご馳走になった、梅*一族でおそらく一番であろう叔母の料理の腕前に、私も彼女のように極めたいものだと思いました。

しんさんは何名人になりたいですか?
Posted by 梅* at 2024年05月08日 23:32
梅*さん、こんにちは^^
5月も半ば、こちらは少々肌寒くも青空のひろがる爽快な金曜日です。
この数時間後には夏日になるなんて予報が信じられないくらい爽やか。


スマホに『数件のコメントあり』の表示を見つけ、おや、このブログの正体を知る人も極わずか、まさか最近不本意にも引っかかってしまったサブスク詐欺に見つかったのかしら、それとも別口?

梅*さんからと知り、ふわり心地よい空気に一転しました(笑)
先ずは主人にも見せてあげたいとコメントを承認、それからゆっくりゆっくり拝読するのです。


梅*さんの名言、我が家では沢山、本当に沢山ありますよ。
今でもしばしば引用されております。
そうでしたか、マーマレードでしたか。

今お返事を書いていてふと思い出しましたが、そう言えば結婚当初からお正月に『黒豆』を煮始めた理由もそれに近いものがありました。

特に取り柄がない自分に、せめて自分のお葬式で『黒豆を上手に煮る人だったねぇ』とか言ってもらいたくて(笑)

特に黒豆でなくても良かったのですが、手間も材料費も程良くかかって、それほど主張はしないけれど必ずそこに居る、そして季節感も含めた特別感のあるもの、それが当時は黒豆だったのでしょうね。

ちなみに私、当時は黒豆、お節料理の中でも好んで食べるものではありませんでした。
何ならまともに食べたこともないくらい。

時は流れ、今はそうですね、『梅干し!』と言いたいところですが、その副産物の『青梅煮』でしょうか。

銅鍋で煮なくても、色があまりよろしくなくても、味だけは『しんさんの青梅煮だね』と言われたい、いつか。
そしてまたうるう年が来たら、同じ質問を投げかけてみて下さいね、どう変わっているのか楽しみです。

それでは、お言葉に甘えてゆっくりゆっくりお返事をしたためると致します。
梅*さんに何を書こうか、それを考える時間もまた楽しいのですもの。




Posted by しんさん⇒梅*さんへ at 2024年05月10日 11:26
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