根尾の伯母が持たせてくれた『栃餅』がひとつ残っていました。
赤味噌の胡桃味噌をつけてこんがりと焼いた栃餅は、根尾の伯母が大好きな食べ方だそう。
ふとそれを思い出し、先日、春分の日の朝食に主人とひとつの栃餅を半分こ、胡桃入りの赤味噌を添えて食べました。
ひとつ残った栃餅を、今朝は赤味噌でなく白味噌と合わせてみましたよ。
やわらかく練った栃餅の中には、白味噌で甘みを添えた胡桃餡。
カサ増しに添えた甘栗との相性も上々です。
胡桃をオーブンでローストしてしっとりミルで粉砕したら、白味噌と極少量の生砂糖を合わせて撹拌するだけ。
多分初めて拵えた胡桃味噌ですが、これが私の好みにぴったりな味。
ほんのりとした苦味で少々持て余しがちな栃餅でしたが、ここにきてようやく私好みの食べ方を見つけましたよ。
栃餅大福にせず、さっと焼いても美味しいのでしょうが、それはそれとして備忘録。
◆ざっくり分量とざっくり手順。
- 先ずは胡桃味噌の準備。
胡桃は55gほど。
予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストし、熱いうちにミルで粉砕します。
更に白味噌 35g・生砂糖 8gも加えて撹拌しましょう。
潤滑油として、金柑を蜜煮にした際の煮汁を少し加えながら滑らかに撹拌します。
ひとつ15g程度にまとめてふたつ、ラップに包んで冷蔵庫で冷やしておきます。
今日使わない分は清潔な瓶に移して冷蔵庫へ。 - 栃餅生地に進みます。
栃餅ひと切れで77gでした。
さいころ状に切って耐熱ボールに移し、お水をひたひたに注ぎます。
ラップをしないで600Wの電子レンジで加熱すること2.5分強。
ボールを傾けてお湯を自然に切ったら、生砂糖小さじ1/2程度を加え、スパチュラで滑らかに練り上げましょう。 - 練り上げている間にお餅生地は少々冷めます。
が、扱いやすいようもう少し冷ましましょうか。
その間に、コーンスターチをバットにひろげておきます。
丸めた胡桃餡に甘ぐりをふたつ添えてスタンバイ。 - コーンスターチの上に栃餅生地を移し、ぱたんと二つ折りに。
ここまで来ればもうお餅生地はくっつきません。
キッチン鋏で2等分し、胡桃餡と甘くりを乗せて包みましょう。
余分な粉をはたいて落としながら形を整えて出来上がり。
週末に向けて野菜室も冷蔵庫もすっきり片付いております。
食材貧困のなか、どうにかこうにか形を整える金曜日が楽しみでもあるのです。
頼りになるのが乾物。
乾物盛沢山のスープを拵えました。
乾物盛沢山のスープを拵えました。
干しシイタケ・干しエビ・押し麦・お手製の蒸し干し大根・・・圧力鍋に合わせてお水を注ぎ、しばらくおいて旨味を抽出。
人参やゴボウ、大きめに切った玉ねぎを加え、加圧すること3分弱。
戻してからさいの目に切った高野豆腐、冷凍オクラ、彩りのパプリカ等加え、オイスターソースやお塩、少量のナンプラー等で味を整えれば出来上がり。
スープジャーに移し、胡麻油をちろりと垂らします。
人参やゴボウ、大きめに切った玉ねぎを加え、加圧すること3分弱。
戻してからさいの目に切った高野豆腐、冷凍オクラ、彩りのパプリカ等加え、オイスターソースやお塩、少量のナンプラー等で味を整えれば出来上がり。
スープジャーに移し、胡麻油をちろりと垂らします。
栃餅に胡桃餡、烏龍茶甘ぐりの組み合わせ、何故いままで思いつかなかったのかしら、そう思うほどに気に入っております。
今月末、根尾の伯母宅にお邪魔する予定ですが、淡い期待をつい抱いてしまうのです。
冷凍庫に余っていないかしら、栃餅。
朝食です。
金曜日の主食は伊勢うどん、お魚はトップバリュブランドの生姜煮イワシですよ。
少しお高めの梅煮イワシもあるのですが、こちらの方が主人も私も好みかな。
さ、金曜日。
今週は休日明けから少々、いえ、人生初と言っても過言でないほど凹む事件がありましたが、開き直りつつあります。
新しいカードが届いたら更に吹っ切れることでしょう。