2024年02月27日

初めての大阪 2泊旅◆後編 〜 結局ふたりならば大抵何でも楽しめる

主人も私も初めての大阪。
初日のベンジャミン・シルバー氏との再会は、ワインもお料理もお喋りも、そして会場でお会いした方々も全てが素敵な記憶として私たちの心に宿りました。

大阪2泊のお宿は『三井ガーデンホテル大阪プレミア』
当初の予定では、朝食は軽いウォーキングを兼ねて朝粥を考えておりましたが、主人が『九州郷土料理』に心惹かれたのかあっさり変更。
逸る気持ちをなだめ、ビュッフェスタイルの朝食会場に向かいましたよ。

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『僕、朝は軽くお粥か何かで』
そう言っておりました主人が、後姿でも分かるほど気分の高揚を隠せない様子。
目を輝かせ、我を忘れて彼がよそっていたのはカレー。
白いご飯に濃厚なチキンベースのカレー、そしてタルタルソースたっぷりのチキン南蛮。
主人の嬉しそうな頬張りっぷりが今でも焼き付いております。





生憎の小雨模様ではありますが、カレーをたっぷりお腹に収めてご機嫌な主人は天気など気にもなりません。
菊正宗酒造記念館へと向かいます。
駐車場はどこかしらとウロウロしておりましたら、ちょうど居合わせた運転手らしき方が『ここにお停めなさいな』、そう入口正面のエリアを促して下さいましたよ。

お言葉にあまえ、車を停めて入館。

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北野恒富氏による菊正宗のポスター原画。
可惜夜(あたらよ)のお顔ですね。

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朝食にカレーを沢山食べた主人は元気が漲っております。
せっかく大阪に来たんだからと、高速を使って明石まで。

お目当てはもちろん明石焼き。
事前にしっかりと調査を済ませておいた主人は、迷うことなく『たこ磯(別館)』さんに。
雨が止んだのは嬉しいけれど、数日前の暖かさからは想像できない寒さ。
上下ジャージのふたりには厳しい寒さの中、少々待って入ったお店の温かさに涙が浮かびます。

熱々のたまご焼き、先ずはスタンダードなタコから。
あまり熱くはないけれど、それでも美味しい。

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時間差でいらした『特上あなご』
これです、この熱さです。
主人、ヒフヒフ言いながらも最高に嬉しそう。

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明石焼きをいただいたらもう明石に用はない、とばかりに少々混雑も見受けられた高速を戻ります。
ジャージを着替えて主人はジャケット、私は訪問着に。
大阪2日目の夜はセンタラグランドホテル大阪へ。

大好きなバンコクのレストラン、Baan Khanitha & Galleryのお料理がクルーズと共に楽しめるBaan Khanitha by the River
そこで料理長を務めていらっしゃったポンさん ☆彡 の監修で、タイ料理と日本酒のマリアージュを楽しむという斬新なイベントに参加致します。

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大きな会場、良いお席をご用意いただきイベントの開始を待ちます。
挨拶が終わり、いよいよ料理長、ポンさんのご登場です。

・・・あれ?
ポンさん、若くなった?小柄におなりに?あれ?
主人がひとこと、『違う人じゃん』

ポンさんじゃない方のご挨拶が終わり、お料理が始まりました。

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これだけ何も言うことが見つからないお料理は今まで初めてです。

本来メインであるはずのロブスターのレッドカレー。
立派なロブスターです、とても立派。
だったら、せめて食べられるように切り込みを入れるなどのご配慮をしていただきたかった。

ライムの風味もハーブの香りもなく、更にはアーティフィシャルな香りを放つタイ料理。
宿泊代よりも高額なイベントだったはずなのに。

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可哀そうに。
ピュレとなったマンゴー、もしくはもともとマンゴーのピュレを使ったのやも、アイスとなったカオニャオマムアン。
メニューにはカオニャオマムアンのココナッツアイス添えとありましたが、ものすごくダイナミックな端折り方ですこと。

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ポンさんに会える、そう思って花束等用意しなくて良かった。
こうして、タイ国旗の帯留めも、タイの雰囲気に合うかなと選んだ帯も訪問着も全て無駄な努力と相成りました。
食事が終わり、弟君とバーに行く主人と別れて私はひとりタクシーで三井ガーデンホテルへと戻ります。

そしてやっぱり翌朝の朝食は九州郷土料理のビュッフェ『博多廊 』さんへ。
カレーと唐揚げを前に、主人のタガが外れました。
そう言いながら、私もお茶碗にカレー、そして味のついていない温泉卵はその後カレーに添えられるのでした。

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タイ料理では悲しい思いをいたしましたが、それでも翌朝の朝食はふたりでコロコロ笑いながらの穏やかな時。
そして帰途につく準備にとりかかります。

ホテルからジャージ姿で堂島ロールを買いに行き、余興でホテルスタッフさんには中国人に間違えられ、主人には大笑いされ、京都に寄って予約しておいた菱岩さんでお弁当を受け取り、無事帰宅。

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洗濯機を回しながら旅の反省会、もちろん菊正宗を片手に。

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たったひとつを除いては大変すばらしい大阪2泊の旅でした。
ですがそのひとつですら、主人とふたりならば笑ってやり過ごせることにも気付いた有意義な旅でした。

ベンジャミン氏の思い出の品とロエベの可愛らしいお財布がそう語っています。

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そんな物わかりの良い人間になるにはもう少し時間が必要なようです。
思い出せば出すほどひどい、センタラグランドホテル大阪のタイ料理。

明日からはいつものお弁当備忘録へ戻ります。




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posted by しんさん at 13:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行とお出かけの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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