全粒粉のオーバーナイト発酵スタイルから始まり、小麦粉は少しずつ控えようという主人の提案から、以降は米粉を使用するつもりでおりました。
好奇心で買い求めたホットケーキミックス数種を使い切り、今日からは米粉パン、そう心づもりもしておりました。
が、その前にちょっとだけ、またもや好奇心が湧き上がり、『生米パン』を焼いてみましたよ。

いつも食べているお米を100g。
昨日のうちからお水に浸し、ミルサーで撹拌して生地にします。
米粉も含め、お米パンの材料として大抵メンバー入りしております『サイリウム』は、週末のプロテイン用に常備してありますので、我が家には生米パンの材料が全て揃った状態なのです。

先ずは基本の丸パンから、と失敗も覚悟で挑みましたが、なかなか上出来なのではないかしら。
お米の生地らしく生地はもっちり。
そしてバターも生クリームも使っていないのですが、何故だかバターの風味がふわふわと漂うのです。

朝焼いて、お昼に食べた時もフワフワもっちり。
以前のパン作りの時と同じく、手作り豆乳ヨーグルトから出たホエーを有効利用出来る点でも気に入っております。
そして何より手間がかからない、今まで焼いたパンの中でいちばん簡単なのではないかしら。

『・・・ね、うちね、最高級の京都丹後産コシヒカリ食べているんだよ』
朝は少々怪訝な面持ちだった主人。
お昼のメッセージでは一転、これは良い、今後は送料も考えてお得な10キロ単位で取り寄せよう、と。
主人からのお許しも頂戴したところで備忘録。
◆材料(小ぶりな丸パン4つ分です)
- お米 100g(吸水後は132gになっていました)
- 蜂蜜 10g
- ココナッツオイル 10g
- お塩 1g
- インスタントドライイースト 1g
- ホエー(手作り豆乳ヨーグルトから出た水分です) 58g
- 白湯 ホエーと合わせて73g計量しました
- サイリウム(オオバコパウダー) 3g
- 仕上げ用のココナッツオイル 適量
- 仕上げ用の米粉 適量
◆作り方
- お米はいつも通りに洗い、多めのお水に浸して冷蔵庫へ。
昨日の夕方に準備しました。 - 今朝のスタートはここから。
先ずはお米をザルに移して水切りします。
30分ほどおきました。 - サイリウム以外の材料をミルに合わせます。
指先でつまんでみて、お米のザラザラが感じなくなるまで丁寧に撹拌しましょう。
撹拌したら容器の内側をスパチュラで綺麗にし、また撹拌、これを3回ほど繰り返しました。 - 滑らかになった生地(液体)をボールに移し、サイリウムを加えて素早く混ぜ合わせます。
すぐにぽってりとした生地になります。
カードに持ちかえ、生地をボールの壁にこすりつけるようにしながら捏ねます。
生地をひとつにまとめて捏ね完了。 - 手のひらにココナッツオイルをぬって、4分割した生地をそれぞれ丸めます。
にわか知識なりに、小麦粉の成形とは勝手が違うと学習しておりました。
手のひらで平らにした生地を丸め、ハンバーグを作るように空気抜きをしながら丸めます。
艶々にまとまった生地は、高さを出すようにしながら並べます。
作業中、乾燥防止のラップを忘れずに。 - 霧吹きで多めにお水を吹き、オーブンの発酵機能 35℃で30分。
少し長めの発酵時間は、予習で見かけた気泡を確認できなかったから。
ですが30分おいても気泡は見当たりませんでしたので、次にすすみました。
茶こしで米粉をふり、ココナッツオイルにさっとくぐらせたカッターでクープを入れます。
クープの隙間にココナッツオイルを垂らし、再度霧吹きでお水を多めに吹いて、予熱したオーブンへ。
設定温度をまずは190℃で10分、その後250℃にして8分間。
そして何故だかバターの香り。
ビギナーズラック?
それでも良いのです。
また来週も生米パン、主人からの許可を得られたら、のお話ですけどね。

お菜はやっぱりブルグルのサラダ。

トマト缶・人参・玉ねぎ等を煮立てて味付けしたところに、細挽きタイプのブルグルを加えて戻します。
ふっくらとしたブルグルに、茹でて冷凍しておいたひじき、アボカド、赤たまねぎ、ゆで卵等々加えれば出来上がり。

ジャーに盛り、主人の分はハリッサ倍増で。
生米パン。
確かに高級なお米で作るのは複雑な気も致しますが、この為にお買い得なお米を買うのも、これまた複雑。
でも、このもっちり食感は魅力的なのです。


お待ちかねの朝食です。
今朝から、朝の小さなおやつが大好きな蕎麦ぼうろになりました。
蕎麦ぼうろに韃靼そば茶、ほうじ茶も良いけれどこの組み合わせも好相性。

ご飯には温泉卵、煮詰めた角煮の煮汁、茗荷を添えて。
木曜日のお魚は塩鯖です。
