今週最後のお弁当は、苦手意識により出来るだけ避けて参りました『蒸しもの』です。
パクッと割れた生地が『サーターアンダギー』に見えなくもない、そしてなんだかこの佇まいが愛らしくも思える『全粒粉のおまんじゅう』です。

ただでさえ地味な色合いに仕上がるであろう全粒粉100%のおまんじゅうに、蓬パウダーまで加えるものだからこの地味さ。
地味な全粒粉生地で包んだ餡は、小豆餡でも緑豆餡でもなく、今回はおそらく自身初の挑戦であろう『ひよこ豆餡』
蒸して冷凍してあったひよこ豆に、以前拵えたコンデンスココナッツミルク(この時のもの ☆彡 2023年04月14日)を合わせて撹拌し、ついでに節分の時の福豆を粉砕したきな粉を加え、更に白味噌を加えてひよこ豆餡に仕上げました。
ひよこ豆の粒が残る粗めな食感なので、小豆餡とは感じが全く異なりますが、これもまた個性、私は好きです、ひよこ豆餡。

生地が割れるだけならまだ良かったのですが、蒸す際に使用したフライパン、その蓋を包んだ布巾にふくらんだ生地がくっついてしまいこの姿。
ですが、私がよくやる『膨らんだと思ったらしぼむ』現象もなく、生地もふっくら。
全粒粉薄力粉で拵える甘い系ならば、バターや卵を使わないシンプルなお饅頭の登場も今後増えるかも、そんな一歩のおまんじゅうなのです。

◆お饅頭生地の材料(手のひらサイズを8つ分)
- 全粒粉薄力粉 100g
- 蓬パウダー 3g
- 重曹 2g
- てんさい糖 20g
- お水 75g
◆フィリングのひよこ豆餡 165g弱
◆作り方
- ひよこ豆餡は、ミルを使用した際に拵えて冷蔵保存しておきました。
蒸して冷凍しておいたひよこ豆(1日吸水させてから圧力鍋で15分蒸し、小分けにして冷凍してあります)を凍ったままミルに移します。
コンデンスミルク状に煮詰めたココナッツシロップ(☆彡)、ミルで粉砕した福豆のきな粉を加え、お水も加えて滑らかなペースト状にします。
ラップで落し蓋をして冷蔵保存しておいたひよこ豆餡に、今朝は白味噌を加えてよく混ぜ、ひよこ豆餡に仕上げます。 - 生地へ進みます。
乾いたボールに全粒粉薄力粉・蓬パウダー・重曹を合わせてよく混ぜましょう。
別の容器にてんさい糖とお水を合わせ、レンジで10数秒温めててんさい糖を完全に溶かします。
少しずつ様子を見ながら合わせた粉類に加え、よく混ぜましょう。
ひとつにまとめてラップでぴったりと包み、20分間冷蔵庫で休ませておきます。 - その間にひよこ豆餡を20g×8つに丸めておきます。
- 冷蔵庫から生地を出して8等分します。
生地がやわらか過ぎたかとも思いましたが、まぁ大丈夫そう。 - 生地を丸めて手のひらで平らにのばし、ひよこ豆餡を包んでしっかりと綴じます。
スチームプレートの上に、オーブンシートをお水で湿らせて軽く揉んでからひろげます。
綴じ目を下にして生地を並べ、蒸気が十分上がったフライパンで常にお湯が沸騰している状態(強火〜中火)で10分間。
水滴が落ちないよう、フライパンの蓋を布巾で包むのですが、その布が生地にくっついてしまったのが改善点。
もっちり生地の蓬フレイバー、ココナッツの風味はあまり感じませんが程よい甘みのひよこ豆餡、うん、これを機会に蒸しものにも少しずつ挑戦していこう。

食材が貧困する金曜日、乾物が頼りです。
ひじきと切り干し大根のサラダに、冷凍むき枝豆や市販の蒸し大豆等、合わせた柚子胡椒風味のピリ辛サラダ。

極少量の胡麻油で、人参・戻したひじき、冷凍むき枝豆・ひらたけ・マイタケ等を炒め合わせて、お塩をほんのひとつまみ。

極少量のお水を揉み込むようにして戻した切り干し大根・市販の蒸し大豆・赤ピーマン等を合わせたボールに加え、白胡麻・柚子胡椒・胡麻油・ハサミで切ったおぼろ昆布等を合わせて和えるだけ。
イオンネットスーパーさんが届けて下さる切り干し大根は、細めなのでコリコリ食感が楽しめる生食がお気に入りなのです。

極少量のお水を揉み込むようにして戻した切り干し大根・市販の蒸し大豆・赤ピーマン等を合わせたボールに加え、白胡麻・柚子胡椒・胡麻油・ハサミで切ったおぼろ昆布等を合わせて和えるだけ。
イオンネットスーパーさんが届けて下さる切り干し大根は、細めなのでコリコリ食感が楽しめる生食がお気に入りなのです。

次回は蓬パウダーなしで、普通の全粒粉おまんじゅうを試してみよう。


金曜日の朝食は、伊勢うどんが主食です。
そしてお魚は市販の煮魚、目下のところあちこちと我が家に合う煮魚模索中。

金曜日、専業主婦でもワクワクする日です。
今週はしっかり3日お酒を控えましたからね、今宵のいっちょらいは格別に美味しいことでしょう。
間もなく約束の時間。
和裁士をしている高校の同級生が、先日呉服屋さんが届けて下さった反物を取りに来てくれますよ。
蕨紬の単衣、そして草木染の羽織を仕立てて頂くのです。
9月の京都に間に合うと嬉しいな。
