2022年03月17日

全粒粉パヴェ〜コンデンス ココナッツミルクの小さなパン、凸凹編

木曜日なのでパンを焼きました。

毎朝食べる手作りの豆乳ヨーグルト。
くぼみに溜まるヨーグルトのホエーを使って生地を捏ねる全粒粉パン、これが木曜日のお約束。
前日の夕方にビニール袋で生地を準備し、翌朝木曜日に焼き上げるオーバーナイト発酵スタイルです。

長らく続いておりました木曜日の全粒粉バターロールですが、今週はこれ。
コロンっと小さなひと口サイズの全粒粉パンです。

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以前から、焼いてみたかったパンがありました。
小さな丸っこい四角のひと口パン、その名もお洒落な『パヴェ』
パリの石畳がイメージだとか。

どのレシピを見ても必須なのが『練乳』で、ほの甘い風味が特徴のミルクパンだそう。
そうそう、練乳ではないけれど、手作りのコンデンス ココナッツミルクがあったっけ。

という訳で、ミルクではなくアーモンドミルクではありますが、いわゆる練乳ではなくココナッツミルクの練乳ではありますが、兎にも角にもコンデンス ココナッツミルクをたっぷり生地に混ぜ込んだほの甘い全粒粉パヴェ。

・・・ボコボコの石畳ではありますが。

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焼き上げるまでの工程が少々特殊なパヴェ。
生地を切り分ける前、生地を冷蔵庫でしっかり冷やすのが大事なよう。

ひと晩生地をゆっくり野菜室で発酵するまではいつもと一緒。
その後冷蔵庫で1時間生地を冷やす工程経ての最終発酵ですので、いつもの気楽なパン作りよりは少々勝手が異なります。
ですが事前シュミレーションだけしっかりしておけば、朝焼いてお昼に持っていくのだって大丈夫、余裕です。

ほんのり甘い小さなミルクパン、全粒粉パヴェ。
表面のマットな艶も愛らしい、石畳のイメージからは程遠いひと口サイズのパンです。

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◆材料(3〜4cm角程度のパンが12個焼けましたよ)

  • 全粒粉強力粉 150g
  • 全粒粉薄力粉 35g
  • スキムミルク 15g
  • てんさい糖 15g
  • インスタントドライイースト 3g

  • ホエー(手作りの豆乳ヨーグルトから出た水分です) 74g
  • アーモンドミルク 26g(ホエーと合わせて100g計量しました)
  • 手作りのコンデンスココナッツ ミルク(☆彡) 50g

  • お塩 2g
  • 無塩タイプの発酵バター(湯せんして溶かして加えます)20g



    ◆仕上げ用

  • アーモンドミルク・蜂蜜 各小さじ1強




◆作り方

  1. 生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。

    全粒粉強力粉・全粒粉薄力粉・スキムミルク・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜます。

    計量したホエーとアーモンドミルクにコンデンス ココナッツミルクを加え、よく混ぜておきます。
    合わせた粉類の半量をここに加えてよく混ぜ合わせましょう。
    ここにお塩・溶かしバターを順に加え、その都度しっかりと混ぜ合わせます。
    残った半量の粉類にこれを戻し入れましょう。

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    生地がひとつにまとまるまで軽く捏ねます。

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  2. 形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    ヨーグルトメーカーに入れ、40℃で1時間発酵を促しましょう。
    生地に変化は殆どありませんけどね。

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    生地を軽く捏ねてガス抜きをしたら、再度形を整えビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    保存容器に入れてしっかりと蓋をし、野菜室でひと晩ゆっくりと発酵を促しましょう。

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  3. 今朝はここからスタートです。
    先ずは生地を野菜室から出して室温に戻してあげましょう。

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  4. 室温に戻した生地を1cm強程度の厚さにのばします。
    ここもビニール袋使いまわしで済ませてしまいましょ。

    ビニール袋を切り開き、生地を3つ折りにします。
    生地の滑らかな面が上になるよう裏返し、形を整えながらビニール袋でぴったりと包みましょう。

    1時間冷蔵庫でしっかりと冷やします。

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    20220317 00016.png20220317 00017.png


  5. 冷やした生地を包丁で12等分します。
    もはや愛らしい。

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    間をあけて天板の上に生地を並べます。
    蜂蜜とアーモンドミルクを合わせてよく混ぜ、刷毛で表面にそっとぬりましょう。
    きつく絞ったぬれ布巾とラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で40分間の最終発酵。

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  6. 自由気ままな発酵スタイル。
    もういちど艶出しの蜂蜜とアーモンドミルクを表面にぬったら、予熱したオーブン庫内へ移しましょう。

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    設定温度を190℃にして10分間。

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    更に自由気まま。

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    凸凹石畳の全粒粉パヴェの焼き上がりです。
    甘い香りにひょうきんな佇まい、和みます。

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ほの甘い全粒粉パヴェには、エルブ・ド・プロヴァンスをほんのり効かせた具沢山スープを添えましょう。
我が家にしては変わり種、アボカドが入ったカラフルなスープです。

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  1. 多めのオリーブオイル・つぶしたにんにく・粗みじん玉ねぎ・さいの目人参・キャベツの芯部分・エルブ ド プロヴァンスをお鍋に合わせ、じっくり炒め合わせましょう。

  2. アボカドはやや大きめに切り、米粉をまぶしておきます。
    お鍋に加えてさっとなじませたら、スープストック・フルールドセルを加えます。

    縦半分に切ったミニトマト・キャベツ・マイタケ・冷凍あさり等を加えてひと煮たち。
    ナンプラーとオイスターソース、そしてガラムマサラを各極少量加えて出来上がり。

    スープジャーに盛りつけ、白胡椒を挽きます。

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気ままに膨らんだ我が家の全粒粉パヴェ。
いちど本当のパヴェを味わってみたいものです。

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パヴェの生地を冷やす工程で、何かと規制はありましたが付きっきりになる訳でもないので事はいつも通り運びます。
今朝のお魚は塩鯖。

そしてやっぱり塩鯖にはご飯ですよね。
頂いた蕗味噌を添えて。

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先ほど、リビングのバイマックルを大胆に剪定致しました。

天気予報通り、お天気が崩れてきましたよ。
明日は雨空のようです。


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posted by しんさん at 14:11 | Comment(0) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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