北八ヶ岳から段ボールいっぱいの旬野菜が届きました。
丁寧な手書きのメッセージ、野菜ひとつひとつの名称に加え保存方法やレシピまで書かれたリーフレット、丁寧な梱包。
何よりこの季節に関わらずクール便で届いた、特に葉野菜たちのシャキッと背筋の伸びた佇まいに目を細めました。

何はさておき、先ずは聖護院大根やカブの葉を切り落とし、的確な保存方法で野菜室で長旅の疲れを癒して頂きます。
そして早速、葉野菜たちから下茹でして綺麗なグリーンに染まって頂きましょう。

ふわりと土のにおい漂う『ロングなほうれん草』は定番のお浸しに。
さっと湯がいて冷水にとり、しっかり醤油洗いをしてからお出汁に浸します。
お出汁には風味を添える程度のお酒・みりん・白だし醤油を加えてひと煮たち、しっかり冷ましてから色鮮やかなグリーンに染まったほうれん草を漬け込みます。

お出汁には風味を添える程度のお酒・みりん・白だし醤油を加えてひと煮たち、しっかり冷ましてから色鮮やかなグリーンに染まったほうれん草を漬け込みます。

葉野菜メンバーの中には高菜の姿もありました。
以前、農協朝市を毎週末覗いていた頃は出会う機会もありましたが、最近はその存在すら忘れかけておりました。
お塩で軽くもんで、極々シンプルな高菜漬けに致しましょう。
今週末には良い具合に漬かるのではないかしら。
気楽にジッパー付き保存袋で事を済ませましょう。
重石はスパイスボールの乳棒というのかしら、棒の方がこの量の高菜にはちょうど良い具合。

今週末には良い具合に漬かるのではないかしら。
気楽にジッパー付き保存袋で事を済ませましょう。
重石はスパイスボールの乳棒というのかしら、棒の方がこの量の高菜にはちょうど良い具合。


昨日は、久しぶりに主人とランチに出かけました。
向かった先は、車で15分程度のスーパー銭湯。
え?
何年も前、まだ遠い畑で作業をしていた頃、畑作業の後で何度か利用したこともあるスーパー銭湯。
どうやって情報を得たのか、そのスーパー銭湯のフードコートで最近インド人シェフが腕を振るっているらしい、と主人。
ネパール人シェフでもパキスタン人シェフでもなく、スーパー銭湯にいらっしゃる前はインドのマリオットホテルのシェフとしてご活躍だったという経歴のシェフが何故岐阜の、しかもスーパー銭湯にいらっしゃったのか、この当然の疑問は別として。
頂いたビリヤニが兎にも角にも美味しかった。
スーパー銭湯の暖簾をくぐり、お風呂には入らず、ビリヤニを食べて帰宅する主人はその高揚感に任せ、スーパー銭湯のフロント女性にビリヤニの美味しさをくどくどと説く始末。
翌日になっても興奮冷めやらぬ我が家。
私に至っては美しい野菜にさらに魅せられたのでしょうか、お弁当の主食として拵えた『切り餅大福』でうっかりミス。

ひと切れ残っておりました切り餅をさいの目に切って、お水をひたひたに注いで、電子レンジで加熱すること3分間。
加熱時間が長すぎたようで、お餅はすっかり溶け重湯状態になっておりました。
お菜は、届いた野菜の中から葉野菜3種を使って。

赤からし菜・赤水菜・春菊を合わせ、極少量のレモン汁を絡めたアボカドを加えて和えるだけ。
味付けの代わりに、先日畑で抜いてきた紅芯大根の抜き菜で拵えた胡桃和えを使いました。

味付けの代わりに、先日畑で抜いてきた紅芯大根の抜き菜で拵えた胡桃和えを使いました。


香りの強い春菊、農家さんのリーフレットには『生がお勧め』とありました。
それを聞いて主人が言いました。
『昔さ、どぅちゃん(わたしのことです)が作ってくれたよね、熱々の胡麻油をジュッって生の春菊に回しかけるやつ』
あぁ!
という訳で、今朝の主食は春菊ご飯。

春菊の葉先のやわらかい部分を炊き立てご飯の上にたっぷりと。
中央を少し空けて、温泉卵をぽとり、お醤油をちろり、胡麻をひねります。
胡麻油を煙が立つほどにしっかり熱し、春菊目掛けてジュッ!!!
中央を少し空けて、温泉卵をぽとり、お醤油をちろり、胡麻をひねります。
胡麻油を煙が立つほどにしっかり熱し、春菊目掛けてジュッ!!!
はい、出来上がり。
瑞々しい茎部分はさっと茹でて醤油洗いをした後、香り高い胡麻和えとなりました。

瑞々しい茎部分はさっと茹でて醤油洗いをした後、香り高い胡麻和えとなりました。

主人『これ、何?』
わたし『え、昨日ワンちゃん(主人のことです)が言ってたやつよ』
主人『まさかご飯の上になるとは思わなかった』
大喜びで頬張っておりました。

明日は他の葉野菜たちをご接待致しましょうか。
今、我が家のワインセラーは背の高い葉野菜たちが陣取っております。
主人に仕事部屋を譲りましょうね。
