2021年05月31日

お気楽で抜群に美味しい干し芋〜ほんのり甘い炊き込みご飯

以前から筋肉や身体機能等に関しての知識は豊富な人でしたが、最近の主人は益々健康意識の向上が高まっている気が致します。

情報社会の今、偏った、どうも眉唾物な情報も多々ある中、それらの多くを切り捨て、自分が選んだ健康方法を時にあっさり乗り換えながら主人は実りある50代を満喫しているようです。
そんな主人の今の矛先は『芋』

先日、産直アウルさんで取り寄せたキュアリング済みのサツマイモ “紅はるか”10キロ。
時期が時期ですから、干し芋にして長期保存を図ります。

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干し芋と言えば空っ風の季節に冷気に晒して糖度を上げるイメージ。
気温も高く湿気の多い今、干し芋がはたして可能か否か大変不安でありました。

ですがみすみすと腐らせてしまうことを考えると、とばかりに試した一部の紅はるか。
ねっとり、そしてやわらかくて抜群に甘い美味しい干し芋に気を良くし、届いた10キロのサツマイモをほとんど干し芋に。

じっくりオーブンで焼き芋にしたサツマイモを、半日天日に晒してからオーブンで仕上げます。
なのでお天気の見極めもさほど必要なく、通常の干し芋よりずっと気楽。
我が家にある網という網を全て総動員させての干し芋作りと相成りました。

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こうして出来上がった甘い干し芋で、今朝は干し芋の炊き込みご飯など拵えてみましたよ。

部位のせいか色が少々黒ずんでしまったもの、欠けてしまったもの、乾燥し過ぎてしまったもの。
お米と一緒に炊いてしまえば、ほら、ほんのり甘くてもっちりむっちり、美味しい干し芋の炊き込みご飯となりました。

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以前拵えた生のサツマイモを炊き込んだご飯(☆彡)より断然こっち、こちらに軍配。

農家さんが2ヵ月間じっくり熟成した紅はるかが良かったのか、この干し芋の作り方が功を奏したのか、それは分かりません。
ですがとにかく美味しい。
主人が『芋』に目を向けたことによるこの功績、感謝しないとね。

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じっくり時間をかけて蒸したサツマイモを熱いうちに皮をむき、そして難儀しながらスライスして冷風に晒す。
真冬の晴天が続く日を見極める、そして折を見ては裏返し、兎にも角にもカビを寄り付かせないように。
これがかつて私が実践しておりました干し芋の工程です。

そしてこれがお気楽な干し芋2021。

  1. 焼き芋を作ります。

    綺麗に洗ったサツマイモをキッチンペーパーできっちり包み、しっかりとお水で湿らせたらアルミホイルできっちり2重に包みます。
    オーブンに並べて予熱なしで160℃で1時間35分、夜にここまで済ませて朝まで放置。

    大きな大きなサツマイモだって、オーブンならたくさん一気に焼けるのも魅力的。

    朝にはオーブンに並んだ甘いねっとりとしたサツマイモ。
    熱くないので皮をむくのも楽々です。
    もう少し厚めに皮をむけば、見た目もゴールドな干し芋になるのでしょうね。
    もちろん焼き芋として食べても最高に美味しいのです。

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  2. 皮をむいたサツマイモをお好みの形に切ります。
    包丁で切るのはひと苦労、木綿糸を使うのがお勧めですよ。

    オーブンシートを敷いた平ザルに並べ、1日ベランダで干して水分を飛ばします。

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  3. 天板に網を敷き、1日風に晒して水分が飛んだお芋を重ならないように並べましょう。
    予熱なしのオーブン 110℃で1時間35分、様子を見て30分追加した状態がこちら。

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    やわらかなサツマイモの甘い香りがオーブン庫内に残ります。
    私の許可を得て、小さな一欠けらをつまんで食べた主人。
    私が目を離したすきに瞬時に大きなものを見極め、お口に放り込んで満足気に仕事部屋に戻っていきました。

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出来上がった干し芋、欠片や形色の悪いものを選んで刻みます。
お米、十六雑穀米、押し麦、もち麦、蕎麦の実を合わせ、いつも通りの水加減から大さじ1程度を日本酒に置き換えてお塩をひとつまみ。
刻んだ干し芋をたっぷり散らし、いつも通りに炊飯します。

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ほんのり甘い干し芋の炊き込みご飯。
圧力鍋なら3分で炊き上がります。

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お茶碗に盛り、菊の花びらを散らして黒胡麻をちろり。
そう、週末主人と一緒に魚屋さんで買ったお刺身のつまが彩りの一助に。

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最近気に入っておりますのが、畑の後による近所のマックスバリュ。
日曜の早朝6時頃にお家を出て、1時間強畑作業をしたらツナギ姿そのままで開店したばかりのマックスバリュへ。

買い物客もほとんどいなくて、確かに陳列棚はまだ寂しいですが、食材調達の大半はイオンネットスーパーなのでそこは問題なし。
思いかげずお買い得食材にお目にかかることも多々。
今朝のお弁当にも詰めたシメジの佃煮、シメジがお買い得でしたので。

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とっても簡単。

お酒 大さじ2、みりん、お醤油、お砂糖を各大さじ1、ナンプラーとオイスターソースを少々、そして鷹の爪。
これらを合わせて煮立て、ほぐしたシメジを加えて煮汁がなくなるまで煮詰めるだけ。

お出汁をとった後の昆布、そして戻した干しシイタケを細切りにして、胡桃も砕いて加えれば風味がぐぐんとアップ。
胡桃は絶対お勧め。
たっぷり2パック分のシメジがしんなり、納豆に添えたりお弁当の隙間埋めにしたりと応用は自在です。

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お刺身のつまの小菊がここでも大活躍。

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作り置き料理の一員でもあるブロッコリー。
いつもは塩麴和えにすることが多いのですが、今回はわさび醤油和えに。

はい、金曜日のお刺身の脇にあった山葵です。
山葵と白だし醤油、ほんの少しの塩麴を合わせて茹でたブロッコリーを和えました。
主人にクスリと笑われました。

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そんな貧乏性満載の作り置き料理。
実店舗でお買い得だったピーマンは丸ごと圧力鍋でくったりと煮ます。

ヘタを丁寧にとり、全体を爪楊枝で突いてからお出汁と加圧すること3分弱。
ピーマンの空洞にお出汁がしっかり入り込み、ひと口で食べないと危険なピーマンの煮物。
うんと冷やして食べるのが夏のお気に入りです。

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今朝のお魚は銀鱈の西京焼き。
抜群に良い焼き色です。

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気付けは明日から6月。
例年より早いとは言え梅雨真っ只中の今、外はとても爽やかです。


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posted by しんさん at 14:53 | Comment(0) | 保存食・調味料・常備菜等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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