2021年05月20日

ごろごろサツマイモと胡麻の全粒粉パン

先日、産直アウルさんで主人が取り寄せたサツマイモは10キロ。
いちばん美味しい頃合いを逃さないようにと、農家さんが収穫後2ヵ月間熟成させてから出荷された乳母日傘なサツマイモです。

主人と私、50も過ぎた夫婦ふたりでサツマイモ10キロ。
特に湿気の多いこの時期に少々無謀な感も否めませんが、このくらいの量ならば毎日食べても飽きない術は収得済みです。

実際、低温のオーブンで1時間35分焼いてから半日寝かせた焼き芋は、ややアルコール度のひくい奥丹波の春霞みと抜群の相性でした。
そして本日木曜日、毎朝食のレギュラーメンバーである豆乳ヨーグルトのホエーが溜まる頃合い。

溜まったホエーを使って全粒粉パンを焼きますよ、もちろんサツマイモたっぷりの全粒粉パンを。

20210520 00008.png

真っ白な小麦粉を使わず、全粒粉100%が我が家の定番スタイルです。
豆乳ヨーグルトのホエーに、今回はアーモンドミルクを足して全粒粉を捏ねます。

捏ねるとは言っても、前日ビニール袋で生地を準備してひと晩ゆっくり野菜室で発酵を促すオーバーナイト発酵スタイルが常。
今週は全粒粉生地にたっぷり黒胡麻を混ぜ込んでみました。

20210520 00010.png

もっちりとした生地の中には、みっちりと身が詰まった農家さん自慢のサツマイモがぎっしり。

蜂蜜と自家製の塩レモンペーストで微かに味付けをしたサツマイモ。
素朴な全粒粉の風味、そして本来あるべきサツマイモの風味、相乗効果でお互いが活きた大変私好みのパンが焼き上がりました。

20210520 00005.png

少々形は不器量ですけどね。

20210520 00009.png





◆材料(直径7〜8cm程度の丸パン4つ分です)
  • 全粒粉強力粉 150g
  • スキムミルク 15g
  • てんさい糖 10g
  • インスタントドライイースト 1g
  • 黒胡麻 15g


  • ホエー(自家製豆乳ヨーグルトから出た水分です) 74g
  • アーモンドミルク 36g

    ※ホエーとアーモンドミルクを足して110g計量しました

  • お塩 1g
  • 無塩タイプの発酵バター(湯せんで溶かしておきます) 10g


  • 水溶き卵黄 適量
  • 仕上げ用の黒胡麻 適量



    ◆フィリング

  • サツマイモ 適量
  • 蜂蜜 適量
  • 自家製塩レモンペースト 適量




◆作り方

  1. 生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。


    全粒粉強力粉・スキムミルク・てんさい糖・インスタントドライイースト・黒胡麻をビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜましょう。

    合わせたホエーとアーモンドミルクに、粉類の半量を加えて菜箸でしっかりと混ぜ合わせます。
    ここにお塩、溶かしバターを順に加え、その都度しっかりと混ぜ合わせましょう。

    半量残しておいた粉類にこれを加え、生地がひとつにまとまるまで軽く捏ねます。
    形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めたらヨーグルトメーカーへ。
    40℃で1時間、ささやかな発酵を促しましょう。

    その後軽く揉んで生地のガスを抜き、再度形を整えてビニール袋内の空気を抜き端のほうで留めます。
    保存容器に入れ、野菜室でひと晩ゆっくりと発酵を促します。

    20210520 00011.png
    20210520 00012.png20210520 00013.png


  2. 今朝はここからスタートです。
    先ずは生地を野菜室から出し、30分以上はおいて常温に戻してあげましょう。

    20210520 00014.png

    その後軽く捏ねてガス抜きをし、4等分して丸めビニール袋にふわりと戻します。
    15分間のベンチタイムをとりましょう。

    20210520 00015.png

  3. ベンチタイムの間に、ささっとサツマイモのフィリングの準備をします。

    適量をさいの目に切って水に晒し、軽く水を切ったら耐熱ボールに移します。
    塩レモンペーストと蜂蜜をお好み量加え、ふわりとラップをして4〜5分レンジ加熱しましょう。
    時々レンジ庫内から出し、全体を混ぜては加熱を繰り返します。

    煮物用も一緒に下拵えしてしまおうという目論見なので、大ぶりなサツマイモや更には面取りクズまで一緒になっております。
    正確な時間や分量が把握できませんでしたが、サツマイモがやわらかくなっていればそれで良し、ということです。

    やわらかくなったサツマイモをザルにとり、自然に水気をとばしておきましょう。

    20210520 00016.png

  4. 生地を手のひらで平らにのばし、粗熱をとった3を包んでしっかりと閉じましょう。
    意外なほどたくさん包めますよ。

    20210520 00001.png

    綴じ目を下にして間をあけて並べ、ぬれ布巾とラップをふわりとかけた状態でオーブンの発酵機能 40℃で40分間発酵させます。

    20210520 00017.png

  5. 発酵した生地に水溶き卵黄をぬり、切れ目を入れます。
    黒胡麻をちろりとふり、200℃に予熱したオーブンへ。

    20210520 00018.png

    設定温度を180℃にして15分。

    20210520 00002.png

    素朴な全粒粉と素朴なサツマイモのパン、抜群の香りに和むのです。

    20210520 00019.png






il-plants125-thumbnail2.gif





昨日までの蒸し暑さから一転、今朝は肌寒いほどでした。
こんな日はやっぱり温かなスープ、スープジャーに具沢山スープを詰めて素朴なサツマイモパンに添えましょう。

大ぶりに切ったキャベツがトロトロ、厚切りベーコンの存在感が頼もしいスープですよ。

20210520 00003.png





在庫食材を圧力鍋に合わせ、ちょちょいのチョイ、なスープです。

煮汁も一緒に冷凍しておいたひよこ豆の水煮、大ぶりに切ったキャベツ、くし形に切った玉ねぎ、つぶしたにんにく、厚切りベーコン、そしてひとつまみのお塩。
圧力鍋に全て合わせ、加圧すること3分間。

20210520 00020.png

アーモンドミルクで少しのばし、オイスターソースとナンプラーで味を補えば出来上がり。
スープジャーに盛って黒胡椒を挽きます。

20210520 00021.png






この分なら毎日食べても飽きないサツマイモ、いえ、毎日食べたいサツマイモ。
明日のサツマイモ料理がすでに閃きましたよ。

20210520 00006.png





il-plants125-thumbnail2.gif





パンの艶出しに使う水溶き卵黄。
そしてその残りの卵は朝食の主食に有効利用、最近はもっぱら伊勢うどんの釜玉うどんへ流れるのが、これもまた我が家のルーティンです。

20210520 00004.png

そして週の後半になると食卓に登場する、イオンオリジナルブランドのイワシがささやかなお楽しみ。
いくつかあるイオンブランドの煮魚の中でも、このイワシが断トツのお手頃価格で断トツの美味しさ、我が家の冷蔵庫には欠かせない重要、かつ我が家においては大変レアな存在でもあるお惣菜です。





そう、昨日イオンさんが届けてくださったゴーヤがとても器量良しでした。
そして予告なくお買い得価格になっていた韮。

韮はたっぷり2束分を豆板醤入りの醤油漬けに。
煮切ったみりんに醤油や豆板醤、胡麻油や胡麻を合わせて刻んだ韮を漬け込むだけ。

そして我が家の夏の定番作り置き料理でもある、ゴーヤの氷砂糖漬け。
今シーズン初回は干しえのきで。

20210520 00007.png

パンのフィリングと同時進行で下処理した面取りサツマイモは、煮物の煮汁を有効利用した旨煮に。
葛でとろみをつけ、煮汁もろともお片付けへと運びます。





さぁ、いよいよ週末。
この時期で梅雨本番らしいお天気ですが、我が家はなかなかの快適です。
マズい、楽し過ぎて、主人からのお酒のお誘いを断る自信がありません。


illust-raineyday08-1-thumbnail2.jpg




















posted by しんさん at 14:12 | Comment(0) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。