2021年03月26日

あり合わせ『うぐいす餅』〜炒り大豆と切り餅ver.

待ち侘びた春を想わせる和菓子は多々ありますが、春を意識し始めると食べたくなるお菓子はやはり『うぐいす餅』ではないかしら。

躊躇なくお出掛けが出来た頃は、寒い寒いと厚着をしつつ岐阜の小さな老舗和菓子屋さんの店頭にうぐいす餅が並ぶのを楽しみにしておりました。
そう言えば、昨年も今年もイオンさんに頼りきってうぐいす餅のことなど忘れておりました。
もう終わってしまったかしら、松花堂さんのうぐいす餅。

そんなこと考えていたら、どうしても食べたくなりました、うぐいす餅。

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青大豆の儚げなちょっとくすんだ黄緑色のうぐいすきな粉、我が家にあろうはずがありません。
常備品のひとつ、ごく一般的なきな粉をチョイス。
なんだかウグイスに申し訳ない気がして和三盆で甘みを補います。
抹茶パウダーはありませんが、同じお茶と自分を慰めほうじ茶パウダーを使いましたよ。

求肥部分は切り餅で。
白玉粉は常備してありますが、切り餅の方が断然お手軽ですものね。

乾燥小豆も常備してありますので、頑張ればこし餡、少なくとも粒餡は用意できたのですが、そこは頑張らない性分。
そこは2月の節分の折、イオンさんに多めに届けて頂いた大好きな節分豆、炒り大豆であっさり代用。
炒り大豆をペースト状にして餡の代用。

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うーん、想像していたほどのペースト状ではありませんね。

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うぐいす色した可愛らしい春のお菓子、ふっくらとしたうぐいす餅も私にかかれば・・・
これは・・・そう、この茶色と白の小さな斑点模様は高貴なウグイスではなく、まさに庶民派のスズメ。

2021年の春、我が家にスズメ餅なるものが誕生したのは外出自粛の産物と後々笑い話になりますように。





我ながら呆れるほどのあり合わせ。
ですが楽しいものです。

◆材料(やや大ぶりな自称うぐいす餅 3つ分)

  • 切り餅 2切れ
  • てんさい糖 小さじ1

  • 節分用の炒り豆 ひと袋(150g)
  • 市販の甘酒 大さじ3×2
  • 蜂蜜 15g弱
  • 白味噌 5g



    ◆仕上げ用

  • 市販のきな粉 適量
  • 和三盆 適量
  • ほうじ茶パウダー 適量

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◆作り方

  1. 先ずはきな粉のペーストから。

    節分大豆は予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストします。
    これをミルで粉砕し、先ずは甘酒大さじ3、蜂蜜、白味噌を加えてなじませます。

    後は様子を見ながら大さじ1〜3の甘酒を足し、3等分してまとめておきましょう。
    大豆をもう少し細かく粉砕しても良かったかな?

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  2. お餅生地に参りましょう。

    切り餅をさいの目に切って耐熱性ボールに移し、全体が浸かる量のお水を注ぎます。
    ふわりとラップをし、お餅が十分やわらかくなるまで様子を見ながら3分ほどレンジ加熱しましょう。

    お水を別容器にとり、てんさい糖を加えてお餅を滑らかになるまで練ります。
    スパチュラを使いますが、この時別容器に移したお水を使うとくっつかなくて作業が進みます。

    バットに満遍なくきな粉を敷いてスタンバイ。

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  3. やわらかく練ったお餅をざっくり3等分してきな粉の上に。
    お餅同士がくっついてしまったら、キッチン鋏で切って離すのがいちばん効率的。

    丸めておいたきな粉ペーストを乗せてお餅で包み、形を整えましょう。

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  4. 仕上げ用のきな粉、和三盆、ほうじ茶パウダーを合わせ、茶こしを通して表面に振りかけます。

    うぐいすを全く想わせないうぐいす餅。
    残ったきな粉は、明朝のヨーグルトに添えましょうね。

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金曜日です。
野菜室に残った食材を全て並べ、そこから何を拵えるかを考えます。

・・・キャベツ、人参、ゴボウ。
ですが時間がない。
耐熱ボールが出ている、はい、全部合わせてナムルでも拵えましょうか。

今日は強風、しかもその風が冷たい。
温かなこんにゃく麺にたっぷりのナムルを添えてスープジャーに詰めました。

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  1. 在庫野菜のナムルを作ります。

    酢水に晒したゴボウ、人参にちろりと日本酒をふり、ふわりとラップをしてレンジ加熱。
    ゴボウも人参もピーラーで簡略的なささがき風味。

    時間差でキャベツも加えてひと加熱。
    おろしにんにく、お塩、だし醤油、胡麻油を加えて和えます。

  2. こんにゃく麺はたっぷりの熱湯でさっと茹でてザルにとります。

    茹で鶏を拵えた際の茹で汁にオイスターソースやらナンプラーやらを加えてひと煮たちさせ、水で溶いた葛粉を加えてとろみをつけましょう。
    ここに茹でたこんにゃく麺を加えて温め、予め保温しておいたスープジャーにスープごと移します。

  3. 上にたっぷりのナムルを添え、ついでに茹で鶏もほぐして加えます。
    いつぞや拵えた練り胡麻、ベジミートそぼろも添えて出来上がり。

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以前はお酒を飲まない日の夕食にしておりましたこんにゃく麺。
今やすっかりお弁当の定番となってしまいました。
そして主人のお気に入り。

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お餅をレンジ加熱した際の茹で汁で炊いた炊き粥。
白々としているのは、大豆ペーストに使用した甘酒の残りを最後に足したから。

いつもより随分甘い炊き粥に仕上がりました。

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主人の提案で、この後炊き粥に梅干しを足しました。
甘酒の甘み、自家製梅干の程よい塩味、あら、この組み合わせは大発見。






今宵は日本酒。
昨日我慢した分、朝から今宵の日本酒を楽しみにしております。

残り野菜のナムル、そうそう、鶏はむの残りもあったわね。
金曜日の日本酒はいつも以上のお楽しみなのです。



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ラベル:うぐいす餅
posted by しんさん at 14:50 | Comment(0) | お弁当日記 お餅を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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