2021年02月24日

まだまだ引っ張る、大和しじみの紹興酒漬け〜おから寿司でお片付け

週末、何年かぶりに拵えたしじみの紹興酒漬け ☆彡
台湾屋台の味を自宅で再現した昔の備忘録を読み返し、主人が取り寄せた宍道湖産しじみ1キロを惜し気もなく全て紹興酒漬けに致しました。

そして休日を挿みたった3日間で1キロものしじみを平らげてしまいました。
今朝はそのしじみを漬け込んであった漬け汁のお片付けです。
しじみの旨味、紹興酒の深みを全て油揚げにまとわせましたよ。

20210224 00003.png

紹興酒とお醤油を基本に、にんにく、生姜、そして鷹の爪を加えたしじみの漬け汁。
さっと茹でただけのしじみの旨味が存分に含んだこの漬け汁を使わない手はありません。
いつもはお砂糖多めのお醤油味をじっくり煮含ませる我が家の油揚げ、今朝は甘みを抑えた旨味凝縮の味です。

最近どうも体重が増加傾向にある主人のため、油揚げの中には酢飯の代わりに寿司酢で味付けした『おから』がふわりと詰まっております。

20210224 00004.png

主人はいつもと風味が異なる油揚げの秘密に気付かなかったようですが、美味しいことには変わりなし。

漬け汁を含め全く無駄なく楽しむ大和しじみの紹興酒漬け。
久しぶりの紹興酒漬けが思い出以上に美味しかったようで、その漬け汁で炊いた炊き込みご飯も大好評。
来年からはこの時期には必ずしじみを取り寄せて紹興酒に漬け込む、とうとう風物詩化することと相成りました。

20210224 00005.png

トゥルンっとしじみの身をすする所作を思い出し、うっとりその美味しさの記憶を辿る主人に私はなぜか優越感なのであります。





なんてことはない。
いつもはお水100tに対してお砂糖、みりん、お醤油、お酒を各大さじ1,もしくはその倍をお鍋に合わせ、油抜きした油揚げを放射線状に並べて圧力鍋で煮るところを、今日は調味料をしじみの紹興酒漬けの漬け汁に置き換えただけ。

甘みが足りないので生砂糖を少々追加します。
油揚げはたっぷりの熱湯で茹でてザルにとったら、粗熱をとって両手できつく挟んでしっかりと油抜きを。

今日は圧力鍋を使わずお鍋で。
圧力鍋と同じく放射線状に油揚げを並べたら、キッチンペーパーで落し蓋をして蓋をきっちり閉めます。
煮こぼれないよう極弱火にして10分間。
後は蓋をとり、時々煮汁を回しかけながら煮汁がほとんどなくなるまで煮含めて出来上がり。


20210224 00008.png20210224 00009.png
20210224 00010.png



寿司酢(☆彡)大さじ3と卵1個をよく混ぜ合わせ、おから100gに合わせます。
フライパンでしっとりするまで乾煎りしたら白胡麻をたっぷりひねり、粗熱が取れたら丸めましょう。

程よく煮汁を切った油揚げに詰めれば、はい、出来上がり。

20210224 00012.png20210224 00013.png
20210224 00011.png






il-plants5-thumbnail2.gif





お揚げに続き、もう一品“大和しじみの紹興酒漬け”のお片付け料理を。
よくある“高野豆腐の唐揚げ風”をしじみの漬け汁で。

20210224 00002.png





たっぷりの熱湯で10分弱戻した高野豆腐をザルにとり、粗熱が取れたらしっかりとしぼって手でひと口サイズにちぎりましょう。
ビニール袋に移し、しじみの漬け汁をたっぷり加えてしっかり高野豆腐に吸わせます。
次いで米粉を加えてよく揉み込みましょう。

多めの胡麻油を熱して揚げ焼きにすれば出来上がり。
ちょっと焼き過ぎましたね、焦げましたね。

20210224 000014.png20210224 000015.png
20210224 00007.png







il-plants5-thumbnail2.gif





さ、これで“しじみの紹興酒漬け”のお片付けは完了致しました。
と思いきや往生際悪くもう一品、朝食の主食の炊き粥に。

漬け汁を漉してお水を足し、お米、十六雑穀、押し麦、もち麦、蕎麦の実を合わせてことことお粥を炊きます。
本当ならばしじみを数個足したかったのですが、悲しいかな完食してしまいましたからね、そこはあっさりひじきで代用。

20210224 00001.png

しじみの漬け汁で炊いたひじき粥、思惑通りの美味しさです。





そして、本当に往生際が悪いと認めざるを得ませんがもう一品。
しじみの漬け汁を使った・・・うーん、これは明日に持ち越しましょうね。

20210224 00006.png

今宵の日本酒のお供になる危険性は否めませんが。
明日まで残っていることを期待して、主人に仕事部屋を譲ります。






2019-06-11T17_38_00-dfb23-thumbnail2.gif




posted by しんさん at 14:18 | Comment(4) | お弁当日記 リメイク料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。しじみの漬け汁、存分に有効活用されましたね!
最後の一品は右側の丸太状のものですよね?鶏ハムでしょうか?それともはんぺん?
Posted by 朋子 at 2021年02月25日 14:32
こんにちは、朋子さん。

はい、しじみでこれだけ遊べるのですから、いわゆる『コスパ最高』というものですね。
ちょっとはしゃぎ過ぎた感も否めませんけどね。

そして、そうです、おっしゃる通りの鶏ハムです。
細かなところまでご興味を持って頂いて嬉しいやらお恥ずかしいやら。

食材の棚替えも近い今、春の食材が待ち遠しいですね。
Posted by しんさん⇒朋子さんへ at 2021年02月26日 14:44
私も貧乏性で生ごみが殆ど出ない食生活です。
独身時代、父がキュウリの奈良漬けをよく購入してきまして、
周りの粕は必ず料理に使いました。
定番は粕汁ですが、変わったところでは市販の安物ベーコンの粕漬け。
味気ないベーコンが美味しく変身します。といってもB級料理ですけれど・・・。

ほろ苦い春の味、大人になってから好きになりました。
Posted by 朋子 at 2021年03月01日 15:38
素敵なご家族!
なんだか羨ましくなってしまいました。

生前は反抗しておりました今は亡き父ですが、こうして今になって想うと相当私に似た人だったのだろうなと懐かしく思うこと多々。

お父様がお好きな奈良漬け、余すとこなくお料理して更に思い出となって心に宿る、あぁ朋子さんのお料理センスが磨かれた過程(^_-)-☆なのですね。

ベーコンの粕漬けなんて発想がまた素敵です。


Posted by しんさん⇒朋子さんへ at 2021年03月05日 14:11
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。