嬉しい頂き物がありました。
朝、庭で見つけたからと摘みたてのフキノトウ。
まだ地面からチョコッと顔を覗かせただけであろう若い若いフキノトウ、食べ頃のフキノトウです。
こればっかりは流石のイオンネットスーパーでも手に入らないであろう春の香り。

蕗味噌にしようか、それとも天ぷらにしようか、散々迷った結果やはりここは天ぷらに、ということに落ち着きました。
サクサクほろ苦いフキノトウの天ぷら、添える主食は焼き鯖寿司です。

焼き鯖寿司と言ってはみたものの、相当に常識を覆すこの佇まい。
昨日の揚げ餅(☆彡)のフレイバーに使用したすり黒胡麻、ローストした黒胡麻・昆布、鰹節を合わせた風味豊かなすり黒胡麻をふんだんに使った焼き鯖寿司です。
ご飯には黒胡麻をたっぷり炊き込んで。
鰹節と昆布の旨味が名脇役、おこげも出来た美味しい黒胡麻ご飯が炊きあがりましたよ。

骨取り鯖の一汐干しを使ったお気楽鯖の利休焼き。
本来の利休焼きとは少々、いえ、随分と勝手の違いはありますが、家庭料理ならでは在庫食材ありきの利休焼き。
黒胡麻尽くしの焼き鯖寿司です。

一回のお昼ご飯でこれだけの黒胡麻を摂取する機会なんて、そうそうないのではないかしら。
グリルパンを使った利休焼きは想像以上に難易度が高かったのもまた事実です。

黒胡麻の炊き込みご飯、思い付きではありましたが意外な美味しさ。
白米1合分にはいつも通り押し麦、もち麦、十六雑穀、蕎麦の実を合わせてスタンバイ。
お酒、極少量のお塩を足していつも通りの水加減、昆布と鰹節を合わせた摺り黒胡麻(☆彡)を大さじ2杯くらいを加えていつも通りに炊き上げます。

お酒、極少量のお塩を足していつも通りの水加減、昆布と鰹節を合わせた摺り黒胡麻(☆彡)を大さじ2杯くらいを加えていつも通りに炊き上げます。

黒胡麻ご飯を蒸らす間に鯖の利休焼きを。
- 鯖は骨取りタイプを選びます。
バットにラップをひろげ、お酒、柚子塩麹、極少量のナンプラーを合わせてラップの上に。
ここに鯖を置き、ラップで包んでしばらくおきます。
下味の調味料は出来るだけ節約したい、貧乏性精神です。 - 鯖をキッチンペーパーの上に移して軽く水気を抑えます。
新しいラップの上に“合わせ摺り胡麻”を鯖の大きさに合わせてたっぷりと。
皮面を下にして鯖を配置し、たっぷり胡麻を押し付けます。
グリルパンにお魚焼きホイルをひろげ、今度は鯖の皮面を上に置きましょう。
ラップに残った“合わせ摺り胡麻”を付きの薄いところにスプーンで補足します。 - グリルパンの蓋をして、お魚焼きグリルでこんがり焼けば・・・
焦げましたね。 - 大きめにカットしたラップの上に、皮面を下にして粗熱をとった鯖をおきます。
黒胡麻の焦げた部分は泣く泣く削り落としました。
黒胡麻ご飯を上に盛り、形を整えながらラップでぴったりと巻きましょう。
焼鯖寿司と言うからには酢飯かな?とも思いましたが、黒胡麻ご飯は酢飯にしないほうが良いかと思いましたので。
しばらくおいて鯖とご飯がなじんだらラップごと切り分けます。
ちょっと斬新な真っ黒な焼き鯖寿司、これ、美味しいのです。

お待ちかねのフキノトウを天ぷらに。
確か昨日、『揚げ物はあまりしないのですが』などと言いながら二日連続の揚げ物。
確か昨日、『揚げ物はあまりしないのですが』などと言いながら二日連続の揚げ物。
でもフキノトウとなれば、やはり初物は天ぷらで。


- フキノトウはお水をたっぷり張ったボールの中に移し、ふり洗い・水をかえるを繰り返し土や汚れを落とします。
しっかり水を切ったら準備は完了、天ぷらにするならあく抜きは不要ですものね。 - しっかり水切りしたフキノトウ、花茎の外側を数枚開き火の通りをよくしましょう。
乾いたボールに米粉を適量用意し、刷毛で細かなところまで満遍なく米粉をはたきます。
残った米粉にお塩、極少量のお酢、冷水を加えて揚げ衣の準備も完了。
お酢をほんの少し加えると、揚げ物が苦手な私でもカリッと揚がるのです。
太白胡麻油を高温寄りに熱し、さっと揚げ衣にくぐらせたフキノトウをカラリとするまで揚げます。
網の上でしっかり油を切って出来上がり。
まだ若いフキノトウ、頬ずりしたくなるほどの愛らしさです。
食べちゃいますけどね。
黒々とした焼き鯖寿司を詰めて、フキノトウの天ぷらを詰めて、主人のお昼ご飯が出来上がります。

先日作り置き料理として拵えたゴボウの一品。
朝のテレビ番組で紹介されていた“甘酢漬け生姜と一緒に漬け込んだゴボウ”を自家製ビーツのピクルスで応用(☆彡)
酸っぱいものが実はあまり得意でない主人のため、少々甘めに仕上げたこの在庫食材ありきの作り置き料理、主人はとても気に入ったようですよ。
もちろんお弁当箱に詰め込みました。
朝のテレビ番組で紹介されていた“甘酢漬け生姜と一緒に漬け込んだゴボウ”を自家製ビーツのピクルスで応用(☆彡)
酸っぱいものが実はあまり得意でない主人のため、少々甘めに仕上げたこの在庫食材ありきの作り置き料理、主人はとても気に入ったようですよ。
もちろんお弁当箱に詰め込みました。
最近ゴボウの登場頻度が急上昇中です。

黒胡麻その他をたっぷり炊き込んだ真っ黒なご飯、もちろん朝は炊き立てを。
そして揚げたてのフキノトウも金太郎イワシの脇に。

少しめくった外葉はお味噌汁のアクセントに。
外出自粛ですっかり危機感がなくなった平和な我が家。
ほろ苦いフキノトウが優しく揺り起こしてくれた気分です。
さ、フィットボックスを漕ぎましょうか。
今日は4分に挑戦しましょう。
・・・これで効果があればそっちの方が妙なのですが。
・・・これで効果があればそっちの方が妙なのですが。

ラベル:利休焼き