主人の言いつけで、我が家は揚げ物用油の再利用を致しません。
そもそも炒め物を含め、揚げ物の登場頻度もさほど多くはありませんので再利用のチャンスもあまりありませんが。
場数少ない揚げ物に使う油は、主人が選んだ太白胡麻油。
先日在庫がなくなりましたので、いつものように一定量主人が取り寄せてくれました。
到着した真新しい太白胡麻油を見て、ふと拵えてみたくなったドーナツ。
そして撃沈。

最近、かき揚げが上達したのに気を良くしたのが原因でしょうか。
それとも極少量残った豆乳をどうにか使おうと、いつもの材料ありきが原因でしょうか。
ドーナツとは言えないひどい生地のかたまりが揚がりました。
少量残った豆乳に合わせるのならと、おからをたっぷり使ったおから生地のドーナツ。
完熟バナナを使ったお砂糖不使用のおから生地、それすらどうでもよくなってしまうこの佇まい。
一瞬、ドーナツを止めて『クイニーアマン』を主張しようかとも思いましたが、それすら無謀な佇まい。

ですが全壊という訳でなく、ほんのささやかではありますが小さな発見。
見た目をどうにかしようとプロテインをたっぷりまぶしました。
本来ならばグラニュー糖などをまぶす例の工程です。
同じプロテインとは言え、断然ハーバライフ製プロテインがお砂糖の代用になる、ということ。
食感が全く異なります。

ドーナツではありません、念のため。
ですがいつかは作りたい、おから生地でお砂糖不使用のドーナツ。
そのための備忘録です。
◆材料(生地の段階で直径7センチ程度のドーナツもどき6つ分です)
- 完熟バナナ 1本(正味140g弱)
- 豆乳 80g
- 全粒粉薄力粉 25g
- アーモンドプードル 20g
- ベーキングパウダー 3g
- 生おから 70g
- プロテイン 適量
- 太白胡麻油 適量
◆作り方
- 完熟バナナをフォークでつぶします。
豆乳を加えてフォークで混ぜ合わせましょう。 - おからを加えて更に混ぜ合わせます。
ここに粉類を合わせてふるい入れて混ぜ込みましょう。 - 生地を絞り出し袋に移します。
- オーブンシートを切って、この上に絞り出し袋の生地を直径7センチ程度のドーナツ状に絞り出します。
- 太白胡麻油を熱し、オーブンシートに乗せたままそっと生地を揚げ油の中に。
程よく色づいたら裏返し、ぺろりと自然にオーブンシートがはがれるのを待ちながら両面揚げます。
・・・となるはずでしたのに大撃沈。
まぁひどい。 - 少しでも見た目を改善しようと、プロテインをたっぷりまぶします。
2度づけして出来上がり。
言い訳もできないほどの完成図です。

少量残ったおからを使ってやけっぱちのお菜をひとつ。
もはやこれが何なのかも説明出来ません。
おからと大豆のお団子にゴボウの衣、焼き立てはゴボウがサクサクしておりました。

ゴボウは綺麗に洗い、縦に細かな切り込みを入れてピーラーでささがきに。
人参も然り。
ボールに合わせて少量の胡麻油をまぶした後、お醤油、米粉と続けてまぶします。
おから、蒸し大豆、卵、お塩をミルで合わせ、手のひらに少量の胡麻油をぬりながらお団子にしてゴボウをたっぷりまぶします。
思いのほかたっぷりゴボウが張り付きます。
200℃のオーブンで先ずは10分、その後160℃にして10分ほど焼けば出来上がり。

人参も然り。
ボールに合わせて少量の胡麻油をまぶした後、お醤油、米粉と続けてまぶします。
おから、蒸し大豆、卵、お塩をミルで合わせ、手のひらに少量の胡麻油をぬりながらお団子にしてゴボウをたっぷりまぶします。
思いのほかたっぷりゴボウが張り付きます。
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200℃のオーブンで先ずは10分、その後160℃にして10分ほど焼けば出来上がり。

主人に申し訳ないほど不出来な本日のお昼ご飯でありました。


それでもお料理は楽しい。
メーカーの異なるプロテイン2種の風味差に加え、朝食においても小さな発見。
『鶏レバーって美味しい!』
煮汁が意外と多くて恐る恐る加えてみた茹で卵、レバーの煮汁で煮卵なんてと戦々恐々としての試みでありましたが、これが美味しい。

主人に言わせると、主人のような野趣溢れる獣臭が好きな人間にしてみれば私が拵える鶏レバーの煮物は上品過ぎるのだそう。
ですが本来レバーが嫌い、と言うよりあまり食べたことがない私にとってレバーは未知の世界。
主人が何といおうとレバーの獣臭なんて私とは無縁で居続けたいもの。
なので私、先曲がりタイプのピンセットを発注致しました。
レバーのお料理に欠かせない下処理、傍で観ている主人が呆れるほど丁寧に徹底的に血を除去します。
先曲がりピンセットがあれば更に血を除去できるはず。
洗濯機の上の棚にはピンセット、観葉植物代わりのバイマックルの横にもピンセット、そしていよいよ骨抜きに並びキッチンにもピンセットが常備されることとなりました。
ピンセットを使ったレバーの下処理が今から楽しみなのです。
