1月15日、小正月です。
他界した父親は女正月と言っておりましたが、一般的なのは小正月なのでしょうね。
地方によって小正月の捉え方も多々あるようですが、何はともあれ鏡餅を使った揚げ餅を本日小正月のお昼ご飯と致しました。

関西風・関東風と、食文化を含め風習が異なることは周知の事実。
特にお正月前後の風習に郷土色が顕著なのは、これもまた周知の事実です。
幸い我が家は主人と私、生まれも育ちも極めてご近所同士ですのでよく耳にするお雑煮でモメる類の案件はあり得ません。
が、お正月気分が薄れ松の内が近づく頃、要所に飾られた鏡餅を見ては毎年悶々とする私を主人は知らないでしょうね。
お正月飾りは松の内まで。
これは分かります、幼少の頃から両親に言われてきたことですから。
これは分かります、幼少の頃から両親に言われてきたことですから。
家庭を持ち、自分で鏡餅もお正月飾りも片付けるようになった今、事は慎重にとGoogleさんに相談して分かった事実。
松の内は関東と関西で日にちが違う、と?
中部地方の岐阜県、しかも関西風と関東風を常時都合よく取り入れる岐阜県、特に郷土色がないのが岐阜市の郷土色、はてさて鏡餅はいつ片付けるの?
新型コロナの影響で近所の吉野神社の左義長も今年は不参加、特に引き際が分からず動揺するも主人に相談ほどでもない私の小さな葛藤です。
簡略化された充填鏡餅とは言え、神様が御宿りになったと思うと最大限の礼を尽くしたいもの。

そこで私は考えました。
じゃ、鏡餅を片付けるのは関東風に則って1月7日、そしてお引きした鏡餅を頂くのは関西風に則って1月15日に致しましょう、と。
そしてその空白の1週間弱の間、冷気に晒して干し餅を拵えましょう、と。
特にこの数日間は大寒波到来とばかりに寒い乾燥した日が続きましたからね。
カラッカラに乾きましたよ、薄切りにした充填鏡餅。

そもそも毎年のこととは言え、これだけ大胆に包丁を使っておいて伝統だ風習だと悩むこと自体可笑しくて。
そんな紆余曲折あった今年の鏡開き、今年の揚げ餅。
しっかり冷風に晒した甲斐あって本当に美味しく仕上がりました。
放っておけば小ぶりな鏡餅とは言え3つ分全てぺろりと食べられてしまえるほど軽いサクサクとした食感。
お醤油にみりんとお砂糖を足したこってり甘辛お醤油味と、海塩の焼き塩を控えめにふったあっさり塩味の2種。

鏡餅の名残をとどめたこのぷっくら愛らしい形。
からからに乾いた干し餅に賞味期限など関係ないこと。
これから毎年このスタイルで鏡開きを楽しむことと致しましょう。

平ザルにオーブンシートをひろげ、スライスした鏡餅を並べて干すだけ。
夜は室内にとり入れ、朝屋外にを1月7日から本日15日まで続けた干し餅です。

太白胡麻油を控えめに注いで低温でじっくり揚げます。
十分ふくらんできつね色になったら裏返し、じっくり両面揚げて網の上へ。
鏡餅ですからね、欠片だって無駄にしません。
しっかり揚げてキッチンペーパーの上で油を切ります。

干し餅を揚げる傍らで、てんさい糖・みりん・お醤油を各大さじ1、お鍋に合わせてとろりとするまで少し煮詰めておきます。
夜は室内にとり入れ、朝屋外にを1月7日から本日15日まで続けた干し餅です。

太白胡麻油を控えめに注いで低温でじっくり揚げます。
十分ふくらんできつね色になったら裏返し、じっくり両面揚げて網の上へ。
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鏡餅ですからね、欠片だって無駄にしません。
しっかり揚げてキッチンペーパーの上で油を切ります。

干し餅を揚げる傍らで、てんさい糖・みりん・お醤油を各大さじ1、お鍋に合わせてとろりとするまで少し煮詰めておきます。
油を切った揚げ餅が熱いうちにここに加え、お鍋を返すように全体にまぶしましょう。

もちろん欠片の揚げ餅も甘辛お醤油味に。
味付きの揚げ玉みたいで美味しいのです。
何かお料理に使おうと思ったのですが、様子を見に来た主人につまみ食いされて計画倒れに。

半量には焼き塩を振って、揚げ餅2種の出来上がり。
今宵の日本酒のお供にも。


もちろん欠片の揚げ餅も甘辛お醤油味に。
味付きの揚げ玉みたいで美味しいのです。
何かお料理に使おうと思ったのですが、様子を見に来た主人につまみ食いされて計画倒れに。

半量には焼き塩を振って、揚げ餅2種の出来上がり。
今宵の日本酒のお供にも。


お菜は鯖缶とお豆腐のハンバーグ。
週末使った米粉が少量残っておりましたので、これをつなぎに。
そうそう、甘酢漬け蓮根の漬け汁もありました。
ならばこれを使って甘酢醤油の和風ハンバーグ風に。
揚げ物をした後のフライパンをさっと拭いて、お菜へと駒を進めます。
そうそう、甘酢漬け蓮根の漬け汁もありました。
ならばこれを使って甘酢醤油の和風ハンバーグ風に。
揚げ物をした後のフライパンをさっと拭いて、お菜へと駒を進めます。

- 米粉、鯖缶、木綿豆腐、刻んだ玉ねぎとマイタケの軸部分、そしておろし生姜、全部ビニール袋に合わせてよく揉めば生地の出来上がり。
形を整えて両面こんがり焼いたら、一旦別皿に取り出しましょう。
卵を使っておりませんので崩れやすいのです。 - 空いたフライパンで甘酢・オイスターソース・醤油、極少量のナンプラー、お砂糖を合わせて煮詰め、とろりとしたらマイタケを散らして1を戻し入れます。
そっと全体にからませて出来上がり。
作り置き料理と一緒に詰めて、今週最後のお弁当の出来上がり。

鯖缶の缶汁はもちろん朝のお味噌汁に。
そして朝の主食は小豆餡のぜんざい。
こんがり焼き色をつけたお餅に甘さ程よい小豆餡、きな粉や甘栗、胡桃を添えた豪華版。
こんがり焼き色をつけたお餅に甘さ程よい小豆餡、きな粉や甘栗、胡桃を添えた豪華版。
・・・全て前日の残りを有効利用しただけですけどね。

この朝食メンバーで、主人は主食のぜんざいをどのタイミングで食べるかたいへん悩んでおりました。
そうそう、鏡餅の欠片は納豆のトッピングに。
さて。
間もなく乾燥機の不具合の修理にパナソニックさんがいらっしゃいます。
修理が終わる頃には主人も帰宅するでしょう。
昨日控えたお酒、今日は作り置き料理一掃も兼ねた大宴会ですよ。
