秋に種を撒いたビーツが間もなく収穫期を迎えます。
初夏に収穫した春撒きビーツほど立派ではありませんが、僅かばかりのピクルスが拵えられる程度には今シーズンも収穫出来そうです。
先週末、最後の間引きをしたビーツの先には小さなビーツが健気に実っておりました。
これでピクルスを拵えたとて、ジャムの小さな、すっごく小さな空き瓶すら満たせないであろう小さなビーツ。
そんなちびっ子を使って、体が喜びそうなパイを焼いてみましたよ。
ビーツをたっぷり使ったサクサクのパイです。
輪切りにしたビーツ、色鮮やかなビーツカラーのビーツクリーム、食感も風味も異なるふたつのビーツをサクサクのパイケースにたっぷり詰めてみました。
ほんのり甘いビーツクリーム、ですがお砂糖は不使用。
お砂糖の代わりに、ヨーグルト風味のプロテインと完熟バナナで拵えたビーツのクリーム。
少量ではありますがお豆腐まで入ったプロテインたっぷりのパイです。
バナナ風味のビーツ色したプロテインクリーム。
この斬新な組み合わせがなかなかイケるのです。
愛用しておりますパイシートはもちろんBellamy's。
サクサクのパイとほんのり甘いビーツクリーム、そして自家製のちびっ子ビーツがなかなかの好相性です。
◆作り方
- 収穫したビーツ、生で食べるのでなければとりあえず加熱してしまうのがお勧めです。
いちばん簡単なのはオーブン。
綺麗に洗ったビーツを皮つきのままアルミホイルで2重に包み、180℃のオーブンで1時間半。
後はそのまま完全に冷めるまでオーブン庫内に放置します。
夜スイッチオンして朝まで放置、大きなビーツも今回のようなちびっ子ビーツも工程はいつも同じ。
じっくり加熱してしっかり蒸されたビーツは、指でそっと擦ればまるで脱皮するかのように皮が綺麗に剥けますよ。 - 皮をむいたビーツを輪切りにし、形の良い部分はトッピング用に除けておきます。
端っこやひげ根の部分を使ってプロテインクリームの準備です。
◆プロテイン(ザバス savas ウェイトダウン ヨーグルト風味) 20g
◆バナナ(輪切りにし、極少量の蜂蜜とレモン汁をからめて冷凍してあります) 60g
◆木綿豆腐 40g
◆ビーツ 10g
以上をボールに合わせてバーミックスで滑らかに撹拌しましょう。
クリーム状になったところで、
◆ココナッツオイル(湯せんにかけて透明な液状にしておきます) 25g
を加えて更に撹拌し、滑らかなクリーム状に。
予熱中のオーブンの上等、温かな場所に置いておきましょう。 - パイの準備へと参ります。
冷凍パイシートを半解凍状態にし、幅1センチ強のリボン状をいくつか切り取ります。
パイの4辺の長さに合わせてそれぞれ切り、水溶き卵黄を糊代わりにして縁に重ねます。
中央部分にフォークでピケをし、重ねた縁部分の表面にも水溶き卵黄を塗りましょう。
予熱したオーブンに移して220℃で10分間。 - パイのケースにたっぷりとプロテインクリームを詰め、輪切りにしたビーツを並べましょう。
再度予熱したオーブンに移し、今度は200℃で10分間。
残り2〜3分のところでオーブン庫内から取り出し、刻んだ胡桃を散らして蜂蜜を極少量ちろり。
艶々サクサクのビーツとプロテインとバナナのパイ。
ちびっ子ビーツだってちゃんと活躍の場を設けてあげないとね。
自家製野菜はどんな子も可愛らしいのです。
パイ生地の艶出しに使用した水溶き卵黄、残りの卵を使ってお昼のお菜を拵えましょう。
お肉を使わない、ベジミートボールとでも申しましょうか、ベジミートボールのトマト煮込みをジャーに詰め込みます。
- 残った卵に全卵を1個足し、市販の蒸し大豆を合わせてバーミックスで撹拌しましょう。
ここに乾燥ひじき、蕎麦の実、オートミール、クスクス、みじん切り玉ねぎ等加えて混ぜ合わせます。
そう、この段階でもはや苦し紛れ。
卵は使いかけの1個で十分だったようで、乾物を手あたり次第加えて緩くなり過ぎた生地を調整します。 - どうにか生地がまとまってくれたので、鶏ささみの蒸し鶏もほぐして加えてお団子に。
オーブンで焼きます。 - 圧力鍋でひよこ豆を水煮に。
お水にひと晩浸して戻さなくても、20分加圧すればふっくらひよこ豆の出来上がり。
人参、玉ねぎ、マイタケ等を刻んで加え、半量残しておいた蒸し大豆、トマトの水煮、お塩、粗挽きガラムマサラ、エルブ・ド・プロヴァンスなどを加え加圧すること5分間。
オイスターソース等で味を調え、ベジミートボールを加えてひと煮たち。
ジャーに詰め込み、すりおろしたペコリーノロマーノとちぎったレタスで覆います。
あ、鶏ささみの茹で鶏を使っております。
これはベジミートボールではありませんね。
鶏ささみの茹で鶏を使って、本日の朝食は鶏粥です。
そしてお味噌汁の具に大根が仲間入りしました。
暖かいけれどいよいよ冬到来、そんな感じです。
暖かいけれどいよいよ冬到来、そんな感じです。
明日、新しい焼き魚グッズが届きます。
なかなか気に入って使っておりました、そしてようやくその癖も分かってお互い分かり合えた感のするお魚焼き網でしたが、主人が買った大きなイワシのせいでお別れです。
脂が多すぎて焼いている途中で引火しては危なくて仕方がありませんもの。
仕方がありません。
仕方がありません。
残すところ明日1日、少々草臥れたお魚焼き網を使いながら微かに怒りも混じった思いで塩サバを焼きます。