2020年10月12日

バタフライピーの豆って食べられるの?

木曜日から3日間、ずっと降り続いた雨がようやく上がった日曜日。
恵みの雨とは言うけれど、3日間降り続いた雨のせいで畑の土はグズグズ。
昨日今日始めたわけではない畑作業、そんなこと重々承知で畑に向かったのは明らかに心躍る秋晴れのせいですね。

畑に着いたとて収穫するものは何もないと分かっているのに。
バタフライピーは雨でぐっしょり、ほうれん草やビーツも間引くにはあまりに幼く雨でぐっしょり。
ふと目に留まったのが周囲を無視して妙に活き活き見えるバタフライピーの若い莢。

これ、食べられるのかしら。

20201012 00005.png

ついでの流れで、苗を取り寄せ地植えしてから丸っと1年が経過した畑のチコリ。
既に背丈は優に1メートルを超え、次から次へ絶えることなく咲き続けるブルーの可憐な小さなお花。
いつどんな状態で種を収穫すればよいのかも分からず今日に至っております。

が、勢いでチコリの掘り起こしと植え替え、黒いビニールシートをかけて軟白栽培にも初挑戦。
根から切り落としたチコリの葉、バタフライピーの若い莢と一緒にかき揚げにしてみましたよ。

20201012 00006.png

チコリと言えばスーパーで見かける紡錘形のあれ。
軟白栽培でない野性味あふれるチコリを食す機会もそうないのではないかしら。
ましてやバタフライピーの豆と一緒のかき揚げなど。

軟白栽培していないチコリは相当苦いと聞きましたので、苦みを抑える揚げ物がいちばんかと。
苦い野菜の代表、ゴーヤと相性の良い鰹節と合わせればどうにかなるでしょうと、鰹節・白胡麻を衣に忍ばせかき揚げに。
更に少し残ったチコリは白和えにしてみましたよ。

20201012 00007.png

味?
うーん、味、かぁ。

先ずバタフライピーの豆、結構な繊維質です。
苦みやえぐみはそう感じませんが、なかなかの噛み応え。

そしてチコリはキクニガナという和名の通り苦かった。
ただし苦いと言えばゴーヤの圧勝かと。
好き好んで食べる必要もありませんが、せっかく育てたものだから、そんなところでしょうね。





何故レシピを残そうとしているのか、自身の行動に疑問を抱きつつ。

  1. 鰹節は乾煎りしてサクッと砕いておきます。
    米粉・日本酒・お水・極少量の白だし醤油を合わせたところに鰹節と白胡麻を加え、ゆるめの揚げ衣を準備しましょう。

  2. バタフライピーの豆、チコリの主に茎部分、ついでにチコリのお花は綺麗にふり洗いし、しっかりと水気を抑えます。
    ビニール袋に合わせて米粉をふり、全体に薄くしっかりまぶしましょう。
    1の衣に加えて和え、中温に熱した揚げ油でカリッと揚げれば出来上がり。

    20201012 00010.png20201012 00011.png
    20201012 00008.png


    米粉と日本酒でカリッカリの仕上がりです。

    20201012 00009.png





そしてもう一品、チコリの白和え。
葉が少々筋張っておりますが、これは収穫時期を誤っただけかと。
苦みはそう気になりませんし、適切な状態で収穫していたらもう少し美味しくお料理してあげられたかと存じます。

ちなみにチコリの緑の間からちらほら見えるオレンジ色は人参ではなくドライマンゴー。
苦い苦いと聞いていたチコリですので、甘みの強いドライマンゴーを合わせてみました。

しっとりするまで擂った白胡麻、水切りしたお豆腐、白味噌、白だし醤油を合わせて和え衣に。
細切りにしたドライマンゴー、干しえのき、茹でて醤油洗いをしたチコリを加えて和えれば出来上がり。

20201012 00012.png






line24.gif





週明けのキッチンはまるで実験室のようです。
思えば不思議ですね、バタフライピー。
あれだけお花には思い入れもあるというのに、豆には全く無関心だったなんて。
今年は本当に沢山のバタフライピーが咲きましたから。





さて。
実験はこれくらいにしてお弁当の主食。
顔が映るくらい艶々のじゃが芋餅ですよ。

20201012 00004.png





先日取り寄せた北海道産じゃが芋。
初日は皮ごと圧力鍋で蒸し、さっと炙った“サバのへしこ”を添えて日本酒のお供に。
これが主人は相当気に入ったようで、ことあるごとにうっとりその美味しさを物語っております。

そして週末はパン粉もないのにコロッケを拵えました。
ひき肉の代わりにベーコン、パン粉の代わりにオートミール、実に我が家らしいコロッケでありました。

そして今日のお昼は定番のじゃが芋餅に。

20201012 00002.png





皮ごとしっかり茹でたじゃが芋の皮をむいてビニール袋に移し、熱いうちにしっかりつぶしてコーンスターチと蓮根パウダーを少々。
しっかり弾力が出るまで捏ねたら包丁で等分して丸め、胡麻油をひいたフライパンでしっかり両面に焼き色をつけましょう。

20201012 00015.png20201012 00016.png
20201012 00014.png


さっと胡麻油を拭いて、お醤油、みりん、お酒、オイスターソースを合わせて鍋肌から流ししっかり両面に絡めれば出来上がり。
白胡麻をちろりとひねってトッピング。

20201012 00013.png






バタフライピーの豆、そのままの姿のチコリを合わせたかき揚げ、チコリとドライマンゴーの白和え、正に実験料理2種を伴ったじゃが芋餅のお弁当。
週末は出来立て熱々のじゃが芋餅を作ってあげる、そう主人と約束しましたよ。

20201012 00003.png





line24.gif





今朝の主食は主人の心躍る釜玉うどん。
最近は卵かけご飯より釜玉がお気に入りだそうですよ。

20201012 00001.png

実験料理は今日だけ。
明日からはちゃんとお料理しますからね、主人。



mono133.gif








posted by しんさん at 14:00 | Comment(2) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おいしそう・・・w
我が家でも母さんが去年からバタフライピーを育てています。
お花は一日咲きですので、咲いているときは愛で、咲き終わった次の日にしおしおになった物を引っ張って採取、花部分だけを引っ張れば、
額の部分は残りますので、
つまり、種(さや)はキチンとできます。

タネはサヤが9割以上茶色く枯れてから採取してます。

花はレモングラスと一緒に刻み、適量をティーバックに入れるか、ティーポットに入れて、
お茶として飲むと、鮮やかなブルー色で爽やかな風味のお茶となります。

今回、こちらでサヤも食べれると紹介されていたので、
現在まだまだサヤが沢山出来ている最中ですので、
採取して煮て食べてみようかと思います。

おいしそうなお料理のレシピに、ご情報ありがとうございました。

これからも頑張ってくださいね。

ではでは。
Posted by BIKER at 2021年10月09日 13:47
はじめまして、BIKERさま。

今年はバタフライピーの種を撒かなかったのですが、1株だけがこぼれ種から発芽し、ツルムラサキに絡んで元気に育っております。

昨年は多くのバタフライピーを咲かせましたので、若い莢もどうにか食用にならないものかと検索した結果、確かタイ在住だったかの方が記事にしていらっしゃったのを見た記憶があります。
筋張っていて決して美味しいとは言えない莢でしたが、美味しく食べられるのならばバタフライピーを育てる楽しみもひとしおですよね。


レモングラスとバタフライピーの組み合わせ、これには興味深々です。
素晴らしい組み合わせですね。

レモングラスも以前育てたことがあったことを今ふと思い出しました。
レモングラスの香り、バタフライピーのブルー、穏やかなティータイムが過ごせそうですね。

そして莢の情報。
確かに、お花だけを摘めば種も採取出来ますね。

目から鱗の情報を多数、私の方こそご情報に感謝いたします。


今日は随分と秋らしい、過ごしやすい日ですね。
お優しいお言葉をありがとうございました。
Posted by しんさん⇒BIKERさま at 2021年10月14日 14:26
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。