薔薇やカサブランカ、華やかなお花はもちろん素敵で大好きです。
ですが幼少のころから私の目を引くのは『美味しそうなお花』
裏に畑があったこともあり、茄子やキュウリはもちろんのこと。
父親が趣味で育てていた菊のコロンっとした、もしくは黄色いまるでお素麺のような菊の花びらが美味しそうで眺めているのが好きでした。
・・・もちろん食べたころはありませんよ。
今日の食材はそんな美味しそうなお花、エディブルフラワー。
チコリのお花でかき揚げを拵えてみました。

チコリと言えばその名も形も可愛らしい、でもちょっとほろ苦い味がちょっと手強い主にヨーロッパ原産の葉野菜。
スーパーで見慣れた色白しずく型のチコリは、光を当てずに軟白栽培で育てたもの。
実は私、それを知らずに苗を植えればあの薄緑がかった可愛らしいチコリがニョキニョキと生えてくるものだと思い込んでおりました。
可愛らしい軟白栽培のチコリとは裏腹、意外や意外、苗で育てたチコリは私の背丈ほども成長し、今や抜くに抜けず畑でそれなりの場所を占領致しております。
主人の手前、種を取るためにこうして野放しにしてあるとは言ってあるものの、いやはや一体全体どうしたものか。
ですがそんな生命力盛んなチコリでもやはりお花は可憐です。
お水で湿らせたキッチンペーパーを下に敷き、保存容器に並べて冷蔵保存した愛らしいチコリのお花。
か弱いお花ではありますが、1日程度ならばこうして綺麗なブルーを保ってくれます。

そして今までゼリーやクッキー等、このチコリの愛らしさを保つべく色々なお料理を試みましたが、今回のアボカドと合わせたかき揚げがいちばんなのではないかしら。
ちょっとほろ苦いチコリのお花のかき揚げ、何か特別な効能があればさらに嬉しいのだけれど。

チコリのお花とアボカドのかき揚げ、とっても簡単ですよ。
極少量残っておりました“コーンスターチ”のお片付けも兼ねたのが功を奏したのかも。
カリカリサクサクの仕上げりです。
- 大きめのボールにたっぷりお水を張り、そっとチコリのお花を洗いましょう。
ザルにとって水を切った後、キッチンペーパーでそっと挟んで水気をさらに押さえます。 - コーンスターチ・日本酒・白だし醤油をボールに合わせ、軽く混ぜて揚げ衣の準備をしましょう。
- チコリのお花とさいの目に切ったアボカドをビニール袋に合わせます。
コーンスターチをふり入れて全体にしっかりとまぶしましょう。
これを2のボールに加えて揚げ衣を全体に絡めます。
太白胡麻油を中温に熱し、からりと揚げれば出来上がり。

産直アウルさんで取り寄せた蓮根2キロ。
もっちりとしたこの蓮根の食感が気に入り、週末に拵えたれんこんの炊き込みご飯(☆彡)は主人もお気に入り。
そして今日もれんこんをご飯に炊き込んでみました。
ベーコンと一緒に炊き込んだ先週の炊き込みご飯に対抗し、今回は純和風に。
蓮根と酒粕の炊き込みご飯です。

これが大変地味なのですが、大変美味しいのです。
正直、主人はあまり酒粕が好きではないようです。
が、今回のこの炊き込みご飯は美味しい、と。
前回のベーコンと合わせた蓮根の炊き込みご飯より美味しい、と。
実は私もそう思います。

- お米をいつも通り洗ってお鍋へ。
我が家はもち麦、十六雑穀、押し麦を混ぜてお鍋に。
さいの目に切った酒粕をたっぷり上に散らしましょう。
酒粕は結構多めに入れますよ。 - いつも通りの水加減から、白だし醤油とお酒の量を差し引いて計量します。
今日はお水でなく鰹節と干しシイタケをひと晩お水に浸して使いましょう。
やや厚めのいちょう切りにした蓮根をたっぷり上に散らします。
蓋をして煮立ったら弱火にして10分。
しっかり蒸らしてほっこり混ぜれば出来上がり。
お茶碗に盛り、彩りに刻みネギをちろり。
昨日拵えた鶏レバーのしぐれ煮と一緒にお弁当箱に詰めましょう。
今日、主人は職場でなくお家でこのお弁当を食べます。


朝は炊き立ての蓮根・酒粕ご飯。
かき揚げで半分残ったアボカドはしめ鯖に合わせましょう。
薄切り玉ねぎも忘れずに。
薄切り玉ねぎも忘れずに。

先週取り寄せた蓮根2キロ。
今朝しめ鯖に添えたのは、義母が拵えた主人には懐かしい蓮根の煮物です。
これから出荷量も増す里芋やじゃがいも等々根菜の類、ちょっと多めに取り寄せて近所に住む義母にも少々お福分け。
義母が拵える奇をてらわないお料理の数々を期待しての目論見です。
実母?
実母はダメです。
例えば今回の蓮根、母の行動は大抵お見通し、これ幸いとばかりにお正月用のお煮しめにと冷凍するに決まっていますもの。
大雑把な実母のこと、横着な冷凍をして育ちの良い蓮根の実力発揮ならずで終わってしまうこと請け合い。
さ、帰宅した主人がキッチンでお弁当を頬張っております。
私も並んでお昼にしましょうね。
