2020年06月26日

お豆腐チャパティ〜スパイスカレーブリトー

何が食べたいかと聞くと、大抵の場合主人の答えは『カレー』

答えが分かり切っているのもつまらないので、最近、いえ、ここ数年間は何が食べたいか聞くこともありませんでした。
冬の間は冬野菜にスパイスはいかがなものか等言い訳してカレーを避けて参りましたが、ここまで夏の気配が顕著になると、そして夏野菜が旬を迎え始めるとその言い訳も苦しくなって参ります。

カレーを拵えるとつい無言になる主人、そしてつい野性に戻る主人が少々苦手、それが私がカレーを避ける理由です。
そんな理由で我が家は10年以上冬でも鍋を致しません。
ですが今朝は久しぶりにカレーを拵えてみましたよ。

お肉やお魚は使用しないひよこ豆と夏野菜のカレー。
スパイスを多用した我が家のカレーをくるりと巻いたカレーのブリトー、こちらが本日のお昼ご飯。

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正直申し上げますと、私、ブリトー、食べたことがありません。
英会話のテキストで見ただけ、しかも写真でなく挿絵で。
Wikipediaによると、『小麦粉で作られたトルティーヤに具材を乗せて巻いたメキシコ料理』とあります。

あら、なんだ、小麦粉で作られたトルティーヤなら『チャパティ』で良いじゃない?
じゃ、私は全粒粉とお豆腐で。

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という訳で、全粒粉をお豆腐で捏ねたお気軽チャパティにスパイスを効かせたカレーをたっぷり巻いてみました。
このお豆腐チャパティ、程よく柔軟性もあってなかなか扱いやすい優等性。
もちろん醗酵時間等は不要でとっても簡単。

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お昼になってもカレーがモレることはありませんでしたし、何よりカレーの水分を含んでべショッとなることもなし。
思いつきではありますが、なかなか優れたお豆腐チャパティ、カレーブリトーに仕上がりましたよ。

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そうそう、念のためにではありますが、主人の大好物でもあるカレーを日々意地悪して拵えていない訳ではありません。
週末、土曜日は大抵、少なくとも月に2回はカレーディです。





◆お豆腐チャパティの材料(直径16〜17cm2枚分)

  • 木綿豆腐 130g
  • オリーブオイル 10g
  • 全粒粉薄力粉 60g
  • グラハム粉 15g
  • お塩 1g
  • カロンジ 1g





◆作り方

  1. 木綿豆腐はラップをしないで2分ほどレンジ加熱し、ザルに移して水切りをします。
    重石等はせず、数分、手で触れられる程度に冷ますくらいの間ザルで水切りしましょう。

  2. その間に粉類をビニール袋に合わせてよくふり混ぜておきます。

  3. お豆腐をボールに移し、オリーブオイルを加えてバーミックスで滑らかに攪拌します。
    ここに合わせておいた粉類を加えて菜箸でなじませましょう。

    水気が少ないようなら足しますが、愛用致しておりますお豆腐では追加不要で良い感じにまとまりました。
    ひとつにまとまった生地をビニール袋に移し、滑らかになるまで捏ねましょう。

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  4. 生地を包丁で2等分して丸めましょう。
    大きめにカットしたラップで挟み、めん棒で直径16〜17cmにのばします。


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  5. フライパンに極少量の油を丁寧にすり込みます。
    薄くのばした生地を移し、弱火寄りの中火で綺麗な焼き色がうっすらつくまで数分焼き裏返します。

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    裏はさっと1〜2分。
    焼き上がったら2枚重ね、乾燥しないようラップをかけた状態で冷まします。

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◆ここからは何度拵えたか分からないカレーへと進みます。

  1. ひよこ豆はひと晩水に浸しておきます。
    これを浸け水ごと圧力鍋に移し、10分加圧して茹で汁ごとボールに取り出しておきましょう。

  2. 圧力鍋にオリーブオイル・スタータースパイス(クミン・カスリメティ・ブラウンマスタード・ブラックペッパー・クローブ・カルダモン、いつものメンバー。後者3つはつぶして加えます)を合わせてじっくり加熱しましょう。

    香りが十分に上ったところで、刻んだ生姜・ニンニク・フレッシュ唐辛子を加えて炒め合わせます。
    次いで刻み玉ねぎも加え、油がなじんだらターメリックパウダーを加えてしっかりと炒めます。

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  3. ターメリックパウダーが全体になじんだら、茹でたひよこ豆を茹で汁ごと加えましょう。
    ざく切りトマト、さいの目に切った人参、今日は珍しく大ぶりに切ったじゃが芋も入れますよ。
    加圧すること3分間。

    圧が抜けたらマイタケと茄子も加えます。
    お塩・グリーンコリアンダーパウダー・ガラムマサラ・カイエンペッパーを加えて茄子がしんなりしたら出来上がり。
    あ、いえいえ、今日は主人が随分前に買って放置してあったカレーペーストの力もちょっと拝借。

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  4. トルティーヤの上にカレーをたっぷり。
    彩りにビーツの葉っぱ、ビーツグリーンも。

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    底辺を最初にちょっと折り込み、両端を重ねるように折りたたんでワックスペーパーで包みましょう。
    万が一モレた時のためにプラスチップコップに入れてできあがり。

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カレーの日は朝もお昼もカレーでお願いします。
これが主人のご要望です。

実はカレーだと楽が出来るのですが、何しろ私は兎にも角にも辛いのが苦手。
主人が美味い美味いと上機嫌な横で、私はじっとり汗ばんでヨーグルトで辛味消し。

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流石にカレーの日はお味噌汁や煮魚にはご遠慮いただきます。
納豆は鎮座しておりますが。

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間もなく主人が帰宅します。
今日のお昼は主人から喜びのメッセージがいつも以上に届いてスマホが騒々しかったこと。





入れ替えに私は歯医者さんの定期健診に。
帰宅したら、週でいちばん楽しみな金曜日。
今日は主人が大好きな茄子の姿煮が既に準備してありますよ。


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posted by しんさん at 13:41 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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