昨日、私でなく主人が待ちわびておりました松永製作所の黄金色したマドレーヌ型が届きました。
2020年、今年は今までにない程頻繁にマドレーヌを焼く年です。
そもそもは主人の誕生日プレゼントにと、本人からの依頼もあって焼いたマドレーヌであります。
が、その焼き上がりがかつてない程、味は良いとかそう言ったレベルではないほど散々なマドレーヌでありました。
そこで主人が言い出したのがマトファーのマドレーヌ型。
型離れが悪いのはどぅちゃん(私のことです)のせいではない、型のせいだと言い始め、大昔お小遣いを貯めて買ったマドレーヌ型を早々に手放したまへ、型を新調したまへ、と言い出す始末。
型離れが悪いのはどぅちゃん(私のことです)のせいではない、型のせいだと言い始め、大昔お小遣いを貯めて買ったマドレーヌ型を早々に手放したまへ、型を新調したまへ、と言い出す始末。
少々悔しさも手伝って、フフン、何がマトファーさ、と私。
知る人ぞ知る『松永製作所の黄金色に輝くマドレーヌ型』を知らずに何がマトファーだ、と。
激しくプライドを突き動かされた主人。
即座に発注したまへ、シルバーなら僕はお金は出さない、ゴールドの松永製作所を是非・・・と。

昨日、Amazonさんが届けてくれた松永製作所の黄金色に輝くマドレーヌ型です。
今回手放すことになりました昔のマドレーヌ型と一緒に記念写真。
スプレー式離型油や山羊毛の刷毛等、このマドレーヌ型を手放さない為に散財も致しましたが、往生際悪い私もようやく観念致しました。
大きなマドレーヌと小さなマドレーヌ、2枚の黄金色した松永製作所のマドレーヌ型が今後の私の相棒です。
なんだかちょっとゴツいわねぇ。
本当にこれで上手く焼けるのかしら。

材料も揃っておりませんのに、どうしても焼いてみたくて昨日の今日ではありますが早速焼いてみました。

スゴイです、松永製作所のマドレーヌ型。
噂通りの型離れの良さ。
焼き上がったら型をひょいっとひっくり返すだけで、まるで卵が生まれるようにポロポロと網の上に転がり落ちてきました。

もちろん気泡ですとかまだまだ改善点は多々あります。
が、何度焼いても型から離れず、最後の最後に押し寄せる屈辱感に苛まれることはもうありません。
可愛らしいおヘソもちゃんと見受けられます。

今まで焼いたマドレーヌは、バターの量を少しおさえて生クリームを使用するタイプが殆どでした。
が、今回は材料を揃える間もなく衝動的でありましたので生クリームもなければレモンもなし。
ならばと自家製塩レモンを使っての、材料ありきのマドレーヌ。
ならばと自家製塩レモンを使っての、材料ありきのマドレーヌ。
これが主人は大変気に入ったようですよ。
やはり私は往生際が相当悪いようで、使用するお砂糖の量をほんの10g減らして表面にざらめ糖を散らしてみました。
時々カリッとくるのがまた楽しいのです。
◆材料(デカレーヌとチビレーヌ、天板2枚分です)
- 卵(室温に戻しておきます) 2個
- てんさい糖 80g
- 自家製塩レモン 6g
- ブランデー 小さじ1
- 薄力粉(今回は精製したタイプと全粒粉を混ぜて使いました)
精製した薄力粉 50g
全粒粉薄力粉 40g - アーモンドプードル 20g
- ベーキングパウダー 小さじ1/2
- 無塩タイプの醗酵バター(湯せんで溶かしておきます) 90g
- ざらめ糖 適量
- 型にぬる溶かしバターと強力粉 適量
◆作り方
- 卵を軽くほぐし、てんさい糖を一度に加えて白っぽくふんわりするまで攪拌します。
出来るだけ細かく刻んだ塩レモン、ブランデーを順に加え、その都度混ぜ合わせましょう。
薄力粉・アーモンドプードル・ベーキングパウダーを一気にふるい入れ、泡だて器で攪拌します。
最後に溶かしバターを加え、底からすくうようにスパチュラで混ぜ合わせます。 - ボールにラップをし、1時間ほど冷蔵庫で生地を休ませましょう。
その間に型に刷毛で丁寧に溶かしバターをぬって冷蔵庫で冷やしておきます。 - よく冷えた型に強力粉をふって余分な粉を叩き落とします。
休ませた生地を軽く混ぜて型に流し、ざらめ糖を散らしましょう。
200℃に予熱したオーブンに素早く移し、設定温度を190℃にして先ずは10分。
その後180℃にして更に5分。
型を逆さにしてポンっと叩くだけで、ポロポロっとこぼれ落ちてきましたよ。

今日のお昼はマドレーヌが主食。
野菜をたっぷり添えれば、お菓子でもお昼ご飯としてまかり通ってしまうのが我が家のルールです。
野菜をたっぷり添えれば、お菓子でもお昼ご飯としてまかり通ってしまうのが我が家のルールです。

先シーズン、11月頃に収穫した自家製ビーツをピクルスにして保存してあります。
今シーズンのビーツの収穫もそろそろ始まりましたので、昨日辺りからリリースし始めました。
じっくりロースト、または圧力鍋で蒸したビーツをお水とお酢1対1、ほんのひとつまみのお塩と一緒に漬けこむだけの簡単ピクルス。
これが甘くて美味しいのです。
自家製ビーツのピクルスを底に敷き込み、上にはトマトのゼリー、そしてアボカドとお豆腐マヨネーズのサラダで覆いました。
今シーズンのビーツの収穫もそろそろ始まりましたので、昨日辺りからリリースし始めました。
じっくりロースト、または圧力鍋で蒸したビーツをお水とお酢1対1、ほんのひとつまみのお塩と一緒に漬けこむだけの簡単ピクルス。
これが甘くて美味しいのです。
自家製ビーツのピクルスを底に敷き込み、上にはトマトのゼリー、そしてアボカドとお豆腐マヨネーズのサラダで覆いました。
- トマトのゼリーはアガーでかためます。
トマトを少量残し、ペコリーノロマーノ・オリーブオイル・つぶしたニンニク・ほんのひとつまみのお塩と一緒にバーミックスで攪拌します。
ピュレ状になったトマトとお鍋に移し、アガーを加えてよく混ぜましょう。
ここから徐に中火にかけてエルブ・ド・プロバンスを加え、煮立つ直前で火からおろします。
残しておいたトマトをざく切りにして加え、ビーツのピクルス・レーズンを敷き込んだ容器に流し入れてかためましょう。 - 木綿豆腐はキッチンペーパーで包んで電子レンジで2〜3分加熱します。
更に重石をしてこれでもかと言うほどに水切りをしましょう。
レモン汁・オリーブオイル・干しエノキ・少量のてんさい糖・粗挽きガラムマサラ・白味噌・お塩と一緒にバーミックスで滑らかに攪拌します。
アボカドとみじん切り玉ねぎを加えて和え、かたまったトマトゼリーの上にたっぷりと。
するっと型から転がり落ちるマドレーヌ。
昔、尊敬するマダムがおっしゃっていました。
『道具って大切よ』と。
『道具って大切よ』と。

大いに納得。

昨日、仕事の帰りに主人にお使いをお願いしました。
卵を買ってきてくれた翌日の朝は釜たまうどん、これも我が家のお約束です。
卵を買ってきてくれた翌日の朝は釜たまうどん、これも我が家のお約束です。

先週鯖を煮たお味噌で今週はイワシを煮て朝食の一員と致しております。
今が旬の立派なイワシの中に、何故だか一匹だけウルメイワシが混じっておりました。
・・・もちろん私の分です。
マイワシの風味には圧倒的に敵いません。
先程またプロバンスのロゼワインが箱で届きました。
梅雨空も濃くなってきたことですし、今日はすっきりとロゼですか?
ロゼですよね、主人。

ラベル:松永製作所のマドレーヌ型 松永製作所
こんにちは。相変わらず食生活を楽しんでおられて何よりです。
コメントは控えようと思っていたのですが、どうしても書きたくなりました。
ご主人のお人柄がとっても魅力的!
ユニークで可愛い(失礼な表現ですみません)ですね。懐の大きさとしんさんへの愛情がとっても良く分かります。
ただいま、梅仕事の真っ最中。
梅ジャムづくりに励みます。
週末はよく降りましたね。
そんな湿気に引っ張られたのか、実は少々気分的に凹んでおりました週末。
またもや朋子さんのコメントにすくわれた思いです。
いつも何故だか絶妙なタイミングでのコメントには感謝しかありません。
さてっ!と、おかげで私も梅仕事をする気力が復活致しました。
定番の梅干しを今年は1キロずつ2回に分けて仕込みます。
今、完熟した梅がお部屋に甘酸っぱい香りを漂わせていますよ。
間もなく夏ですね。