外出自粛生活にもすっかり慣れてしまった昨今。
いえ、元々がお付き合いの幅もそう広いほうでもなく、と言うよりむしろ狭く、お出掛けするとしても主人とふたり、行先は気心知れたレストランか農協朝市、主人以外の人に会うと言えば週末日曜日に畑で会う実母かそのボーイフレンド。
かつては夫婦ふたりで2台所有しておりました車も1台とし、14時前に帰宅する主人と入れ替わりに出かける先と言えば、近所のマックスバリュかドラッグストア、月にいちどの歯医者さん。
そもそもが外出自粛のような生活でしたので、ストレスなど感じることもありません。
と、思ってはおりましたが、状況が状況だけに自主的外出自粛とは少々心情も異なる様子。
農協朝市で旬の野菜に興奮していた頃が懐かしい。
100円のチビた蓮根、聞いたことのないマイナー野菜、ネットスーパーには売っていない“ずいき”や根っこのついたセリ・・・
手当たり次第買い物カゴに入れては、野菜室に収まり切らない野菜で常備菜作り・・・
まだ1ヶ月も経っていないのに、私、ネットスーパーで届く器量良しのトマトの扱いに四苦八苦致しております。
そんなささやかなストレスを感じながら、冷凍庫の奥から2019年ものの冷凍おからを取り出しました。
前々からその存在には気付いておりましたが、ネットスーパーで生のおからが買えないことが判明して使うのが惜しくなった、ただそれだけ。
でもね、2019年ですもの、流石にね。
今日は久しぶりのおから寿司など。

作り慣れたおから寿司ではありますが、ちょっと遊んでみました。
サフランで色付けした黄色のおから、甘辛く煮た油揚げに詰めて油揚げ風に。
もうちょっと可愛らしく仕上がることを想像していたのですが、いえ、これ、ちょっと不気味ですよね。

特に右端のこの子。
サフランの位置が絶妙過ぎて、なんだか悪だくみをしているような笑み。
サフランの位置が絶妙過ぎて、なんだか悪だくみをしているような笑み。
いや、気持ち悪い。

アップで見ると、もはや不敵な笑みとしか見えません。
幸運の色とされる黄色をと採用したが故のこの不気味なおから寿司。
不気味ではありますが、ま、良いか。
おからをサフランで色付けするなんてそうそう体験することでもないでしょうしね。
- サフラン色したサフラン風味のおから。
いつもの寿司酢にサフランを加えてひと晩おいただけです。
水溶性のサフランですので、はてさて、それがお酢でも通用するのかと心配でした。
純水ほどではないですが、こうして見比べるとちゃんと色が出ていますね。
いつものように卵1個にらに寿司酢を大さじ3、100gのおからに加えてよく混ぜ、フライパンで乾煎りします。 - 油揚げは電子レンジで簡単に。
お水 100tに対し、お酒・みりん・てんさい糖・お醤油を各大さじ1。
耐熱ボールに合わせて軽く数秒レンジ加熱してお砂糖を溶かします。
湯通しした油揚げを両手に挟んでしっかりと水気を絞り、合わせ調味料に浸しましょう。
ラップで落し蓋をし、先ずは2.5分ほどレンジ加熱。
一旦取り出し、油揚げの上下を返して更に2.5分弱。
全体に合わせ調味料がなじんだところで、ここからはラップを外して合わせ調味料が殆どなくなるまで2〜3分。
時々上下を返したりそっと混ぜたりなど、吹きこぼれないように対策を。
粗熱をとる間におからを丸めておきましょう。
ひとつ25g程度、ラップを使ってまん丸に。 - 油揚げを三角に2等分し、丸めたおからを詰めて形を整えます。
ねじり梅にした人参を添えて胡麻化しましょう。
ねじり梅は茹で鶏の茹で汁で茹でました。

不気味なおから寿司にさぞや主人も驚くかと思いきや、意外にも反応は『今日のお弁当綺麗!』でありました。

まるで恐竜かウズラの卵のような佇まいのお菜。
極少量残ったおからに鶏ささ身やねじり梅人参の切れ端、その他在庫食材を混ぜたナゲット風。
鶏ささ身はバーミックスで攪拌。
筋が絡まりますが楽なのでよくやります。
戻したひじき、みじん切り玉ねぎ、刻んだ人参の切れ端、マイタケ、塩レモン、粒マスタード等々と合わせ、手に胡麻油を多めにつけて成形します。
200℃に予熱したオーブンで20分ほど焼けば出来上がり。
筋が絡まりますが楽なのでよくやります。
戻したひじき、みじん切り玉ねぎ、刻んだ人参の切れ端、マイタケ、塩レモン、粒マスタード等々と合わせ、手に胡麻油を多めにつけて成形します。
200℃に予熱したオーブンで20分ほど焼けば出来上がり。
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今朝は主人が大好きな鶏粥。
たっぷりの熱湯に日本酒とお塩、再度煮立ったところに鶏ささ身を入れて蓋をし、すぐに火を止めて放置。
この茹で汁で炊いたお粥が大好きな彼。

今朝のお味噌汁は、人参を胡麻油で炒めてから合わせ出汁を注ぎました。
こってりとしたお味噌汁に主人はうっとり。
週末に拵えた鯖の味噌煮。
継ぎ足し継ぎ足し使っておりますお味噌がこなれてこれもまた美味しい。
鯖は真サバに限ります。
こってりとしたお味噌汁に主人はうっとり。
週末に拵えた鯖の味噌煮。
継ぎ足し継ぎ足し使っておりますお味噌がこなれてこれもまた美味しい。
鯖は真サバに限ります。
という訳で、今朝は鶏粥、お味噌汁、鯖と主人は食べる順番に大わらわ。
脇で見ている私を大いに和ませてくれました。
さ、主人の帰宅です、仕事部屋を主人に譲りましょう。

ラベル:おから寿司 サフラン風味のおから寿司