2020年03月11日

大和さんの山菜づくし

事態も事態ですので人混み、外出、お買物を差し控えております昨今。
山菜が大好きな私の為にと、主人がもともと予定はしてくれていた春の大和さん。
予定していた4月を少し早め、3月半ばの昨日山菜を頂いて参りましたよ。

三重県の桑名、多度町にあります季節のお料理が楽しめる大和さん。
初めてお邪魔したのが昨年の9月、蛤でした(2019年09月17日 ☆彡)からこれで1年。
大和さんの四季を味わったことになります。

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先ずは筍、そして椿の葉を従えた蓬のお饅頭。
こんな風味のよい、存在感のある蓬は初めてです。

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若女将が小さな器を順に並べて下さいました。
あぁ、もぉ、しげしげとずっと眺めていたいくらいの愛おしさ。
これら山菜がお料理される様をずっと見ていたい・・・
こうなることを知ってか知らずか、主人は黙々と食べ進めます。

シャキシャキなウルイのお浸し、タンポポとシイタケの白和え、酸味のある葉っぱは“スイナ(酸っぱい葉っぱ)”というのですって。
まるで乳酸発酵したかのような酸味のスイナ、初めての山菜です。

緑鮮やかなコゴミ、そしてゼンマイ、蕨。
ゼンマイと蕨、未だにどっちがどっちと言われると俯きます、分かりません。
若女将が丁寧に説明して下さいましたが、食べるのに夢中になっている間に振り出しに戻りました。





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ぴったりと綴じられたお鍋の蓋。
中身はなにかしらと見るのは若女将の手元ばかり。
セリのお鍋でした。

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豆乳仕立てのセリのお鍋。
力強いセリの風味、豆乳との相性に驚くこと請け合い。
もちろん汁の一滴も残しません。

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サクサクの天ぷら、お待ち致しておりました。

お味噌を詰めたフキノトウ、そのお隣はキクイモですって。
ホクホクしているのに時々シャッキリ、そして風味は正に食べ慣れた菊芋。
ゆり根にノビル、淡い色合いのものが多い山菜の中一際目立つお花の天ぷらは“藪椿(ヤブツバキ)”ですって。

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クレソンと鴨、土筆と合わせたのは昨年の筍を干したものですって。
白いご飯が欲しくなるコンビです。
そしてフルフルの胡麻豆腐の上には葉山葵。

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大きな土鍋が登場しました。
若女将が蓋を開けると、え?ご飯の上は何?錦糸卵?湯葉?

と見紛う程に淡い黄色の筍。
この辺りの筍は粘土質な土地で育てられる上、お日様の光を当てず、栽培場所も数年で順々移動させるのだそう。
特に2月末から3月頃の筍は、こんなやわらかな黄色が特徴なのですって。

そのお味?
主人がお代わりしていたと申せば言わずもがなでありましょう。
油揚げと筍だけ、若女将曰く普通に炊くだけ、主人の心をわしづかみにした筍ご飯がこちらです。

お土産にと折箱に詰めて下さった筍ご飯。
お互いの実母にも食べさせてあげたいと、帰りの導入ふたりの実家に寄った程、最高に美味しい筍ご飯でありました。

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白味噌とうど、最後はお味噌汁で高揚した気分を落ち着かせましょう。
フワフワのとろろがお名残惜しい。

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最後はカボスのゼリーで現実に戻ります。
4月を予定しておりました大和さんの山菜、繰り上げてよかった。
・・・と食後のお喋りをしておりましたら、若女将曰く。
3月は地上から芽吹く山菜、4月に入るとタラの芽やコシアブラ等の木になる山菜が出回りますよ、と。

主人、期待しております。

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春の息吹に和みました。
随分と激しくふっておりました雨も気付けば止んでおりました。

お守り代わりのウィルスシャットアウトも忘れずに。
効果があろうがなかろうが、主人が目を擦る時にハッと気づいてくれればそれで効果大ですもの。
勇んで納豆を買いに走る方が私にとっては避けたい行為。





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そう言えば。
先月お邪魔した京都の画像もまだそのままだった。
東寺で初めての写経、閑散とした東寺を懐かしく思える日が待ち遠しい。

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大和さんではお酒は飲みません。
もちろん交通手段が車しか期待出来ませんので、ふたりで飲めないことは大前提。
ですが、運転手でない私も大和さんでは飲みません。
お家に帰っても飲むことはありません。

若女将のお料理が本当に好きなのでお酒の入る余地もない、そんなところでしょうか。
でも今夜は飲みますよ。
主人が帰宅したらすぐにでも宴会スタートです。


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posted by しんさん at 15:09 | Comment(0) | 鯉自然薯山菜はまぐり 大和さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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