多分、昨年2019年の終わり頃、主人が突然提案しました。
『お義母さんとAチャン(私の妹です)誘ってさぁ、会費制で国内一泊旅行でもしようか』
母も妹も思いの外乗り気で、主人の計画はコロコロ変更を交えながらも初回の旅は三重県ということに落ち着きました。
三重と言えば松阪牛、という訳で松阪牛中心に主人プロデュースの一泊旅行。
最初の目的地は三重県熊野市にあります海岸景勝地、鬼ヶ城です。

降りやむ気配を全く感じさせない本気の雨降りの中、海岸沿いの遊歩道を恐る恐るソロソロ歩く4人組。
今週の備忘録は主人プロデュース三重県の旅からスタートです。
最初の目的地は鬼ヶ城とは言え、そこは主人のプロデュース。
お昼を予定致しておりました漁協が経営する海鮮店が当日定休日との情報を得ると、速やかに代案をはじき出します。
トラックに行く手を阻まれ、予定時間を大幅にオーバーして辿りついたお店はとんかつ屋さん。
松坂牛の牛かつをお昼に頂きます。

ひとり妹だけは松坂牛の生姜焼き。
周囲に流されない姿勢は変わりません。
そしてひと切れ、おネイちゃんと取り替えっこも忘れない良い子です。

松坂牛のとんかつ、さぞや胃にもたれるかと思いきや流石の食後感。
初めての食感に軽い食後感、皆お腹も満たされ数時間後には雨の鬼ヶ城に到着です。





鬼ヶ城、晴れた日に是非また訪れたい場所です。
近づいても逃げない肝っ玉の据わったトンビが羽を休めていましたよ。


見上げる主人。

是非、次回はお天気の良い日に。


そして主人が選んだ宿泊場所は、過去2回ほどお邪魔したことのある“割烹の宿 美鈴さん”
お正月の名残を想わせる設えです。

黄色の南天なんて珍しいですね。

母らはちょっと広めの角部屋“すずしま”に。
私たちはいつもの海に面したお部屋“おおはま”に。

お部屋に通されてお茶とお菓子でひと息ついたら、皆で揃って近所の古里温泉へ。
ぬるりとしたこちらの泉質は主人も私も大のお気に入り。
そしてお宿に戻れば、お待ちかねのディナータイム。



美鈴さんのシグネチャー、ヤドカリのお刺身。

カゴから這い出していきそうなヤドカリの素揚げ。

主人が我を忘れた鯖寿司。

八丁味噌の風呂吹き大根。


鮑の石焼に母大満足。

ボケてしまったけれど蕪のなます。
こちらの合わせ酢の配合がとても美味しい。
ちょっと我が家にも取り入れてみたいお品です。

さぁもう食べられません、と思った矢先のしゃぶしゃぶ。
油断致しました。
正にお腹がはちきれるとはこのこと。
・・・食べますけどね。

お出汁は鯖と鯵ですと若大将。
しゃぶしゃぶのお出汁をご飯にかけてスルスルっと頂きます。
お腹がはちきれそうでもスルスルっと。

アイスクリームに柿のソース。
お腹が苦しいと喘ぎつつも4人とも残すことなく食事を終えます。

聞くと今宵の宿泊客は私たちだけだとか。
日本酒も随分と進んだことですし、お宿のお風呂は明日の朝いちばんに頂戴致しましょう。

主人が入る男湯もこっそり覗いてみましたよ。
私たちだけなので気楽なものです。
お部屋に鍵もかけずに就寝致します。

明日は三重の旅二日目を備忘録。
