昨日、主人が大粒の銀杏を手に帰宅致しました。
収穫したばかりの銀杏をとんでもなく手間暇かけて綺麗にし、惜しげもなく主人に持たせて下さったそのお心遣い。
晩秋の味、銀杏は日持ちするかと思われがちですが見る見る身が細っていく実は繊細な食材です。
お酒を控えようと決めた平日にも関わらず、昨晩は粉吹き銀杏を肴に主人と日本酒。
銀杏が美味しくてつい飲み過ぎてしまいましたが後悔はしておりません。
本当にね、困ったものです。
家で飲むお酒が楽し過ぎるというのも。
という訳で今朝の起床はいつもより30分ほど遅め。
昨晩の日本酒がまだ抜け切っていない状態で、これも一種の迎え酒?などと下らないことを思いつつ・・・
酒粕のケーキです。
たっぷりの酒粕に豆乳、プロテインパウダーを使ったしっとりケーキ。
全粒粉薄力粉も使ってはおりますが極少量に止めました。
お砂糖は使わず、甘いプロテインパウダーがお砂糖代わり。
サクサクのりんごが思いの外酒粕の風味となじんでおります。
材料をどんどん足しては混ぜ、オーブンで焼くだけなのでとても簡単。
酒粕の風味がしっかり残ったワンボールの簡単ケーキ。
実は酒粕があまり好きではないという主人も気に入っておりました。
◆材料(野田琺瑯のレクタングル浅型Sサイズにひとつ分)
- 酒粕(やわらかなタイプを使っております) 100g
- ピーナッツバター(お砂糖が殆ど入っていない自家製です ☆彡 ) 20g
- 豆乳 100g
- 卵 1個
- レモン汁(冷凍してあるものを使いました) 5g
- 全粒粉薄力粉 30g
- ストロベリー風味のプロテインパウダー(ハーバライフ製を使っております) 30g
- スキムミルク 20g
- ベーキングパウダー 2g
- りんご 小ぶりな名月りんごを1個
◆作り方
- 酒粕・ピーナッツバター・豆乳をボールに合わせ、バーミックスでピュレ状にします。
- 卵とレモン汁を1に加え、泡だて器でよく混ぜ合わせましょう。
全粒粉薄力粉〜ベーキングパウダーまでをビニール袋に合わせてよくふり混ぜて加え、粉っぽさがなくなるまでしっかりと混ぜ込みます。 - オーブンシートを敷いた琺瑯容器に移し、軽く容器の底を打ちつけて空気を抜いてから表面を平らにならしましょう。
くし形に切ったりんごを並べ、200℃に予熱したオーブンへ。
設定温度を170℃にし、じっくり焼くこと40分。
容器のまま粗熱をとってから、そっとオーブンシートを持って容器から出しましょう。
網の上で完全に冷ましてから切り分けます。
1日しっかり冷蔵庫で冷やして酒粕がなじんだ頃合いが食べ頃なのではないかしら。
お菜は定番のジャーサラダ。
冷蔵庫の中の作り置き料理、在庫食材を詰め込むだけで、野菜がたっぷり摂れる優れたお菜だと思っております。
- やや追熟し過ぎてやわらかくなってしまったトマトは、マイタケと一緒に煮込んでメイソンジャーのいちばん底へ。
味付けをやや濃い目にして、サラダのソース代わりとなりました。
やや辛味のつよいルッコラの軸部分を散らし、その上にはアボカドと玉ねぎ。
昨日ローストした鶏胸肉もさいころ状に切って散らしましょうか。
同じく昨日拵えた自家製ビーツとひよこ豆の色鮮やかなフムスが続き、最後はルッコラのやわらかな葉で蓋をします。
そしてお待ちかねの朝食。
もちろん今朝の主役は素晴らしく大粒の銀杏です。
残念ながら我が家のお米はまだ今年の新米ではありません。
ですが最近気に入っております、ヨーグルトのホエーを少し足して炊いた銀杏ご飯はもっちり艶々。
そして輝く大粒の銀杏。
お料理って歳を重ねるごとにどんどん変わっていくものだと思っております。
この立派な銀杏、以前の私はいかに火を最小限に入れるかで躍起になっておりました。
殻をむいた銀杏を炊き上がったご飯に加えて蒸らすとか、ね。
ですが通常のレシピ通り、ご飯と一緒に炊き込んだ銀杏ご飯は最高の炊き上がり。
主人にも言われてしまいました。
“僕、今年のこの銀杏ご飯が今まで食べた中でいちばん美味しい気がする” と。
- 殻をむき、極少量の煮立ったお湯に加えて転がしながら薄皮をむいた銀杏。
押し麦を加えたお米にホエーを少量足したお水を通常量通り注ぎ、白だし醤油とお酒を少々。
銀杏を散らし、いつも通りに炊いた銀杏ご飯。
思えば、我が家のニンニクマッシャーは銀杏の殻を割る為だけに存在しているような。
新米ではないとボヤいてはおりますが、そろそろ在庫のお米も残り1合・2合といったところ。
そして早速主人が今年の新米を取り寄せてくれたようです。
銀杏の実が細る前にもういちど是非銀杏ご飯を。
そして今週末、金曜日には今度は堂々とまた粉吹き銀杏と日本酒でまったりと。
・・・まだ今日は水曜ですけどね。