昨日焼いたトマトの全粒粉食パン ⇒ ☆彡
お水を使わずトマトの水分で全粒粉を捏ね、ペコリーノロマーノと乾燥ポルチーニを生地に混ぜ込んだ複雑な風味の食パンです。
昨日は端っこを使ってアボカドその他をサンドしてお弁当に。
1日経って生地もぐっと扱いやすくなりましたので、作ってみたかった酒粕レーズンサンド、ずっと気になっていたもののひとつです。
クリーム状に練った酒粕にレーズンとクコの実をつけ込んでみました。
カリッとローストした胡桃とアーモンド、そしてプチプチした食感が楽しいドライフィグを一緒に全粒粉トマト食パンでサンドします。
市販の真っ白なふんわり食パンとは程遠い全粒粉の色黒トマト食パン。
全粒粉生地に混ぜ込んだペコリーノロマーノと乾燥ポルチーニが程よい塩味と複雑な風味を添えています。
肌理がみっちり詰まった素朴な全粒粉パン、チーズの塩味、ポルチーニの風味、そしてちょっと酸味を効かせた酒粕レーズンの甘み、ナッツとドライフィグの食感・・・
あ、これは主人も私も好きな味。
噂通り、使い勝手の良い酒粕レーズンにご満悦といったところ。
うん、これでまた酒粕の消費量がぐぐんと急増しそうです。
また主人が近所の酒蔵にひとっ走りすることになるのでしょう。
断面にチロリチロリと見えるクコの実の赤も可愛らしいアクセント。
酒粕レーズンは昨日のうちに仕込んでおきましたが、もう少しなじませた方が良いのでしょうね。
まだまだアルコールの存在感が漂っておりましたから。
◆酒粕レーズンの材料と作り方
- 酒粕 100g
レモン果汁 大さじ1
白湯 大さじ1
を合わせてしばらくおいてふやかし、バーミックスで滑らかに攪拌します。
やわらかめの酒粕を愛用しております。 - レーズン (オイルコーティングしていないもの) 100g
クコの実 15g
を1に加えて混ぜ、半日以上冷蔵庫でなじませれば出来上がり。
◆サンドウィッチの作り方
- 全粒粉トマト食パンはスライスしてラップで包み、冷蔵庫に入れておきました。
予め無塩タイプの醗酵バターを室温に戻しておき、食パンの表面に薄く満遍なくぬります。 - 酒粕レーズンをぽってりと上に盛りましょう。
アーモンドと胡桃は予熱なしのオーブン160℃で10分ローストし、粗熱がとれたらざっくり刻んで散らします。
ドライフィグも刻んで上に散らしましょう。 - トマトパンで挟み、軽く圧をかけながらぴったりとラップで包みます。
軽い重石をしてしばらく冷蔵庫でなじませましょう。 - パンとフィリングがなじんだところでラップを外してワックスペーパーで包み直します。
切る方向と直角になるようワックスペーパーをマスキングテープで留めます。
マスキングテープごとパンナイフで2等分して出来上がり。
冷やして食べるのがお勧めです。
昨日、帰宅途中の食材調達を買って出た主人。
よほど朝のお味噌汁の具にお茄子がなかったのが不本意だったのでしょう。
買ってきた食材を見ると、茄子、お豆腐・・・うんうん、これらはお味噌汁の具ね。
そして人参?
聞くと、『だって、どぅみぃ(私のこと)、いつも人参を買っているイメージがあったから』
そして人参?
聞くと、『だって、どぅみぃ(私のこと)、いつも人参を買っているイメージがあったから』
ちゃんと在庫があることは内に秘め、そっと片付けました。
そしてちょっと笑ってしまったのが細い華奢なキュウリ、しかも1本だけ。
キュウリとなまり節の酢の物がよほど食べたかったのでしょう。
主人なりに考えて、キュウリさえあれば作ってもらえるとワクワクしながらキュウリを1本、愛おし気に買い物カゴに入れる主人を想像すると可笑しくて可笑しくて・・・
ご所望通り、お弁当のお菜は主人が愛して止まないなまり節とキュウリの酢の物。
ですが如何せん、細い器量の良い市販のキュウリ1本では・・・ねぇ。
いつも畑で収穫した武器のように成長した図太いキュウリを使っていましたので、うーん、キュウリ1本・・・うーん・・・
人参でカサ増ししたのが私の精一杯の愛情だと思って下さい。
- 鰹のなまり節は適当に切り、たっぷりの熱湯を回しかけてから大きくほぐします。
自家製の塩麴をからめてひと晩おくと、パサつきがちななまり節がしっとり仕上がります。 - キュウリは薄切り、人参と生姜は千切りにし、合わせて少量のお塩を揉み込んでしばらくおきます。
しんなりしたらしっかり絞り、お酢洗いをして土佐酢で和えましょう。
なまり節と合わせて出来上がり。
作り置きしてあるお菜と一緒に詰めて、本日のお弁当完成です。
朝、白湯を沸かしている間に窓を開け、滞ったキッチンの空気を入れ替えるのが今の習慣。
タイマーがなるまでの10分間、秋の澄んだ空気を取り込みながらのストレッチは本当に気持ちの良いものです。
そしてようやく朝の食卓に炊き粥が戻って参りました。
今までは暑くてコトコトお粥を炊く気にもなりませんでしたから。
素麺やお蕎麦ばかりだった朝の主食、今朝は久しぶりの炊き粥。
干しシイタケとヒジキの旨味を存分にまとった十六雑穀米入りの炊き粥、お帰りなさいといったところ。
日中はまだまだ蒸し暑い日も多くてクーラーなしではいられない時間帯もありますが、それでも随分とクーラーの出番は減少致しました。
早くも主人は来月のお月見の計画を着々と立てているようです。
最近はお酒との付き合い方も二人でけん制しつつ、量も頻度も良い方向へと向かっております。
50も過ぎて飲み過ぎたぁ!では見苦しいですからね。
50も過ぎて飲み過ぎたぁ!では見苦しいですからね。
さ、今宵もお酒は控え、お風呂上りに映画をふたりで1本見て、9時に消灯。
明日に備えましょう。
こんにちは。とうとう酒粕レーズンを仕込まれたのですね!
このパン、美味しそうだな〜と思っていたのです。
とっても複雑な味のサンドイッチになりましたね。力強いパンと癖の強い酒粕。しんさんの斬新かつ抜群のセンスが発揮されていますね!
オーロラ、イチジク、ブルーチーズの組み合わせも大共感です。
先日仕込んだコーヒーレーズンは失敗でした。全くコーヒーの風味がなく殆どレーズンの味。エスプレッソ以上に濃いコーヒーに漬込まないとダメですね。持て余し気味のチャイマサラパウダーと組み合わせてマフィンを仕込む予定です。
秋突入ですね。お酒もお食事も楽しんでくださいね。これからも楽しみに拝見させて頂きます。
追伸:そういえばご主人は「しんさん」のことを「どぅみぃ」ではなく「どぅちゃん」に呼び方を変えたのですね。可愛いですね。
いつも何かしら新しい発見を頂戴する朋子さんのコメント。
今回もフムフム・・・レーズンはコーヒーの風味すら負かしてしまう強者・・・チャイマサラパウダー・・・フムフム、PCの画面に顔を近づけて拝読致しておりました。
そして最後の下りでニヤリともニッコリともちょっと違う笑みが。
本当に丁寧に読んでくださっているのですね。
主人も“そこは気付かなかった”と。
朋子さんのお話をしながら夕食の蒟蒻麺をすすりました。
本当にお料理を楽しんでいらっしゃるのですね。
過去に言いましたかしら。
よく主人が私の料理の腕を表現するのに言い得て妙な“どぅみぃの料理の腕は東大医学部ぎりぎり不合格といったところ”
・・・朋子さんならば確実に合格でしょうね。
ちなみに、主人は色々とその時々の気分で呼び方をちょっとずつかえるのですよ。
夏から秋、秋から冬、食材の移り変わる時期は楽しいですね。
こんにちは!
コーヒーレーズンですが、数日置いて食べてみたところ、しっかりコーヒーの風味が感じられました。美味しかったですよ。
でも焼菓子の具材にしたらコーヒー風味はわからなくなってしまいますね。
東大医学部ぎりぎり不合格って超エリートじゃないですか!
私、もちろん不合格ですよ。
料理の妄想は好きですが腕は不確か、おまけに味のわからない女です。
職場で水道水と購入した水を目隠しで飲み比べ、私だけ正解を外しました。全くお恥ずかしい限りです・・・。
長文、失礼いたしました。
しんさんの食材の組み合わせや味付けのセンス、これからも楽しみに拝見させて頂きます。
1週間以上も読み逃げしてしまって、本当にお恥ずかしい限り。
朋子さんにお返事するのが楽しみなのに、つい甘えて先延ばしになってしまいました。
パンや焼き菓子系が得意なイメージの朋子さんですが、ホームベーカリーなどお使いでしょうか。
目下、いえ、実は随分と前から欲しい欲しいと思いつつ、どうにか現状維持で気楽にパンを焼きたいものよと夜な夜なビニール袋で生地を捏ねております。
そして撃沈致しております。
チャレンジ精神は持ち合わせておりますが、惜しい、頭脳が全くついていっていない・・・そんなところでしょうか。
東大医学部ぎりぎり不合格、主人の言い得て妙な数ある毒ある表現のひとつで実はちょっと気に入っているのです。
お返事と言いながら、つい質問ばかりになってしまいましたね。
朋子さんとのお料理話は時間が経つのを忘れてしまいます。
・・・とコメント欄で申し上げるのも可笑しなお話ですけどね。
コーヒーレーズン、実はハードリカーのお供にしたいと密かに狙っております。