小さなお店を15時から22時まで貸し切り、来たい時に来て帰りたい時に帰る、そんなスタイルの還暦パーティー。
会費は1,000円と言いつつ、全額をこども育英募金に寄付するといういかにも彼らしい粋な計らい。
実質は全て彼の出費で完全還暦振る舞い酒、そんな還暦パーティーを企画するなんて格好いいにも程があるというもの。
早い時間に自宅を出て会場に向かったものの、そうは言っても平日の昼間、いくら人脈ひろい彼とは言え人も疎らと思いきや店内は人で溢れ返っておりました。
次から次へ届くお花、入れ代わり立ち代わりの招待客、店内のエアコンなど全く効かず中は蒸し風呂サウナ状態。
主催者のご家族の仲の良さを再確認するような連係プレーあってこその客あしらいはお見事のひと言につきました。
まるでスポーツ観戦のような還暦パーティー、素敵な心に残る、そしてたっぷり発汗して健康にすらなった気がするパーティーでした。
素敵な年長者と知り合う、想像以上に有意義なことです。
さて。
そんなパーティーの翌日、おかげで体重激増はありませんでしたがまだ少々ワインが残っております。
今日は朝食もお弁当もささっと簡単に済ませましょう。
そこで拵えたのがこちら。
じゃがボールです。
何てことはない、じゃが芋を丸めて揚げただけの簡単料理。
ですが色々入っていますよ。
じゃが芋を筆頭に玉ねぎ、ペコリーノロマーノ、アーモンド・・・そして小麦粉の代わりの粉豆腐。
多品目とは言いませんが十分お昼ご飯の役割は果たしてくれるのではないかしら。
ペコリーノロマーノの塩気があるのでそのまま食べても美味しいのですが、ソースを3種添えてみました。
甘いマンゴーチャツネ、燻製唐辛子が効いたハリサ、そして酸味もまろやかなディジョンマスタード。
個人的にはマンゴーチャツネとハリサのミックスがお気に入りです。
薄力粉や片栗粉の代わりに粉豆腐を使用したことで、少々ザラッとした食感に仕上がりました。
ここは好き嫌いが分かれるところでありましょうが、主人はどうやら大変気に入ってくれたようです。
◆材料
- じゃが芋
- 玉ねぎ
- ペコリーノロマーノ
- アーモンド
- 粉豆腐
- 揚げ油(太白胡麻油を使用しております)
◆作り方
- 粉豆腐以外をフードプロセッサーに合わせて攪拌しましょう。
- お団子が出来るかたさになるよう、様子をみながら粉豆腐を加えて攪拌します。
そう、分量など適当で大丈夫。 - お団子に丸め、中温に熱した油でカラリと色よく揚げるだけ。
もちろん熱々揚げたてに勝るものはありませんが、冷めても美味しいのでお弁当にも良いのではないかしら。
主人のお弁当はこんな感じ。
本当にじゃがボールだけの質素なお弁当です。
たまにはこんなお弁当も良いものです。
ワインがまだ体に残っている感じがするので、今朝は朝食も控えめ・・・
でもないですね、十二分な量です。
お味噌汁で主食を兼ねた我が家ではよくある朝食スタイル。
じゃが芋がたっぷり入ったお味噌汁は時々無性に食べたくなるもののひとつ。
朝食前のお仕事中、揚げたてのじゃがボールをひとつ主人の仕事部屋に持っていきました。
すっかりこのじゃがボールが気に入った主人、揚げたてをもうひとつどうしても食べたいというので・・・
ほらほら、朝食の脇に写っていますね、バットに並んだじゃがボールが。
それにしても格好いい還暦パーティーでした。
そして何より奥さまの気配り、お母様を見て自然と身に着けたのであろうお嬢さまお二人の物怖じしない堂々とした社交性。
暑くてすし詰め状態の会場でしたが、大変気分良く帰宅しました。
酔って主人と見た“沈まぬ太陽”はあまり記憶がありません。
今日、お風呂から出たら見直そうね、そんなメッセージが主人から届きましたよ。
あと9年でカッコいい還暦を迎えられるようになるのかしら、あたし達。
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