今朝の主食は、山盛りの釜揚げしらすご飯でした。
昨日沼津で調達して参りました釜揚げしらす、熱々炊き立てご飯の上に盛りっと盛って頬張ります。
大好きな釜揚げしらすを前に心寂しさを覚えるのは、熱海ヴィラ・デル・ソル事実上閉館のせい。
1894年創業の熱海の名旅館 “蓬莱” 。
その女将がひとめぼれして移築した日本初の西洋式図書館 “南葵(なんき)文庫” は、1987年に開業した蓬莱の別館 “VILLA DEL SOL (ヴィラ・デル・ソル)” のメインダイニングとしても人気がありました。
何を隠そう、私たちの新婚旅行先でもあります。
2009年には星野グループに引き継がれ、 “星野リゾート 界 熱海” として営業していらっしゃいましたが、2019年の3月31日の宿泊を最後に長い改装工事に取り掛かるとのこと。
歴史ある思い出深い建造物も多分見納めです。
そんな蓬莱とVILLA DEL SOL (ヴィラ・デル・ソル) 大千秋楽のお知らせを耳にし、主人がスイートルームを予約してくれました。
新婚旅行のVILLA DEL SOLは、こだまでスタンダードルームでしたのに、ね。
新婚旅行先でもある熱海 VILLA DEL SOL (ヴィラ・デル・ソル)の大千秋楽。
岐阜を出て新東名高速道路を使って往復600キロの一泊旅行、小旅行と言うにはあまりに盛り沢山なVILLA DEL SOL (ヴィラ・デル・ソル)の大千秋楽を備忘録。
旅の計画はいつも主人。
欲張りな彼ですから、そのままおとなしく熱海に直行などあり得ません。
先ずは目的地をすっ飛ばして神奈川県は鎌倉へ。
先ずは腹ごしらえと飛び込みで入ったお蕎麦屋さん、生しらす蕎麦を迷わず選んでひと休み。
お蕎麦に生しらす、初めての組み合わせにびっくり、でもこれ美味しい。
さらりと鶴岡八幡宮をお散歩して車に乗り込みます。
鎌倉から湘南、常々思ってはおりましたが主人は意外とミーハーのようです。
湘南の海沿い134号線をドライブ。
江ノ電ももちろん車の中から、主人の腕越しです。
新婚旅行の宿泊に選んだ蓬莱の別館 “VILLA DEL SOL (ヴィラ・デル・ソル) ”
当時はランチだけも頂けましたので、折を見ては主人が連れていってくれました。
幸運なことに、新婚旅行で宿泊した際には日本人初のモデル故 河原日出子さんが優雅にエントランスで出迎えて下さいました。
その後お邪魔した時には、数日前にお辞めになったとかでがっかりしたことを憶えております。
河原日出子さん直々に読み方を教えて頂いた “南葵文庫 (なんきぶんこ) ” の額。
“VILLA DEL SOL (ヴィラ・デル・ソル) ” 最後の宿泊。
多分2部屋を合わせたのでしょう、ふたりで使うには十分過ぎるひろさのリビングとベッドルーム。
と、寂しい寂しい言ってばかりもいられません。
前回宿泊した際は主人だけが行った温泉に今回はふたりで。
小さな急な階段をゼイゼイ言いながら上へと向かいます。
夕食は5時から、あと1時間もありません。
さっと温泉に浸かって夕食の身支度を整えないと。
帰り道、上から見るヴィラ・デル・ソルが綺麗でした。
それっと向かったレストラン。
主人はこのオリーブが好き過ぎて、今3本のオリーブの木を畑の隅で育てています。
我が家はいつも結婚記念日みたいなものですからまぁ良いや。
感傷的にならずに済むので願ったり叶ったりといったところでしょう。
ですがベランダのシーツが乾いたようなので今日の備忘録はここまで。
旅の翌日は大忙しですからね。
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