2019年02月18日

デーツシロップとさつま芋プリン

車の運転中は大抵FMラジオをつけております。
先日ふと気になる単語を耳に致しました。
何かお料理のお話をしていたようなのですが、その中の 『デーツシロップ』 なる聞き慣れない言葉。

確かデーツシロップにナッツをからめ、シナモン風味に仕上げるといった内容だったかと思います。
Amazonで調べると、洒落た瓶に入ったデーツシロップの画像が数点、レビューもなかなか高評価。
へぇ・・・デーツシロップ、それはまた面白そうな食材ですこと。

・・・デーツシロップ、作ってみましたよ。

随分と前のこと、某マダムに頂いてから我が家では常備しておりますデーツ。
毎朝のヨーグルトに添えたり、焼き菓子の生地に混ぜ込んだりとデーツの使用頻度は高いところで安定しております。

お家にデーツもあることだし、ちょっと作ってみようかしら。
そんな好奇心から調べてみると、インド人女性何人かが作り方をアップしていらっしゃいました。
材料はシンプルそのもの、デーツとお水だけです。

お砂糖はこれっぽっちも使用致しておりませんのにこの甘さ。
ほんのひとなめした主人が言った 『こりゃ黒糖だね!』 にも納得です。
主人の言う通り、黒蜜の甘さに丸みをつけたような風味の手作りデーツシロップ。





そして本日のお弁当は、完成したデーツシロップを添えたさつま芋のプリンです。
甘さをぐっと抑えたさつま芋のプリンに、甘さをぐっと抑えた小豆餡。
足りない甘みは添えたデーツシロップで補います。

ピュレ状にしたデーツ液を漉して拵えるデーツシロップ。
貧乏性は性ですもの、添えた小豆餡にはこっそりとデーツの搾りかすを忍ばせてあります。

プリンのカラメルとしても十分な甘さのデーツシロップ。
パンケーキやパンに合わせても、飛び切り美味しいものが出来そうです。

でも、今後の参考の為にいちど市販のデーツシロップを取り寄せてみようかしら。
手作りデーツシロップがあるうちに、市販品と食べ比べるのも案ですものね。





その手間を想うと買った方が賢明なのか、それとも・・・
以下の分量で150t弱のデーツシロップが出来ますよ。
  1. デーツは200gほど。
    刻んでボールに移し、全体が十分浸かる量の熱湯を注ぎましょう。
    ボールに蓋をしてひと晩おきます。

  2. ひと晩おいたデーツは色もぬけ、ふっくらしています。
    バーミックスで丁寧に攪拌してピュレ状にし、ザルに晒し布をひろげて濾しましょう。

    これでもかという程しっかり搾るので、キッチンペーパーだと破れてしまうかもしれません。

  3. 濾した液体を中〜弱火でとろりとするまで煮詰めます。
    常に混ぜている必要はありませんが、目を離さないよう20分強。

    市販のデーツシロップは価格差も相当です。
    手間といってもデーツ液を煮詰める20分程度のことで、デーツ20gからこの美味しさ。
    買うか作るか、うーん、悩むところです。











デーツシロップの美味しさを味わうさつま芋のプリン。

以前、ビーツとさつま芋でスィートポテトを拵えた時 (2019年02月07日 ☆彡) のさつま芋ピュレを冷凍しておきました。
そのさつま芋ピュレを使ったさつま芋プリン、本当に簡単ですよ。
オーブンを使って湯せん焼きにするので、放ったらかしに出来るのも嬉しい。
以下の分量で、そうね4人分は出来るのではないかしら。
  1. さつま芋ピュレは160g。
    冷蔵庫に移して自然解凍し、全卵2個を加えて泡だて器で滑らかに混ぜ合わせましょう。
  2. 牛乳 300t
    てんさい糖 大さじ1
    を1とは別に合わせて人肌程度に温めます。

    少量ずつ1に加えては泡だて器で優しく混ぜ合わせ、2〜3度ザルで濾して滑らかなプリン液に仕上げましょう。

  3. 器に分け入れ、表面に浮いた泡があればスプーンで丁寧にすくい取ります。
    紙コップを使うのであれば、念のため紙コップをアルミホイルでカバーします。

    タイミングを見てオーブンを170℃に予熱し、アルミホイルで蓋をした容器を天板に並べてオーブン庫内へ。
    70〜60℃程のお湯を天板に注ぎ、設定温度 140℃で30分ほど湯せん焼きにしましょう。

    容器をそっと揺すってみて、かたまっていればOK。
    アルミホイルで蓋をし直し、粗熱がとれるまでオーブン庫内に。











小豆餡を拵える時、圧力鍋で一気に仕上げてしまうことが多いですが今日は地道にお鍋で。
前日のうちに小豆を茹でこぼして軽く煮ておき、ひと晩おいてたっぷり水気を含んだ小豆を20分ほど煮て仕上げます。
小分けして煮ることで、その為だけに圧力鍋を使う手間を省くのが狙いです。
  1. 小豆を洗い、たっぷりの熱湯を注いで中火にかけます。
    煮立って5分ほどしたらザルにあけ、これで茹でこぼし完了。

    お鍋を綺麗に洗って茹でこぼした小豆を移し、小豆の上2〜3cmまでお水を注ぎましょう。
    中火で煮立てたら弱火にし、アクをすくいながら10分ほど煮て火を止めます。
    ひと晩放置しましょう。
  2. ひと晩おいた小豆はふっくら。

    ひたひたにお水を足し、中〜弱火で煮立てましょう。
    蓋を少しずらしてし、弱火で15〜20分ほどことこと煮ます。
  3. 小豆が十分やわらくなったら、お砂糖を数回に分けて加えます。
    今日はこの段階でこっそりとデーツの搾りかすを。
    搾りかすとて甘いと思っていたのですが、意外と甘さは感じませんでした。
    それでも加えたてんさい糖は極少量。
    最後はお塩で全体を引き締めて仕上げます。

    沢山煮たので今日使わない分は早々に冷凍保存。






  • 粗熱がとれたさつま芋プリンに小豆餡を添え、冷凍してあった豆腐白玉団子を添えます。
    バラバラにほぐして冷凍保存してあるザクロを添え、パンプキンシードを散らして出来上がり。
    甘いデーツシロップをかけて召し上がれ。

    さつま芋ピュレも冷凍、トッピングも冷凍、冷凍食材を有効利用した今日の主役でした。

    今日は母が3姉妹の持ち寄りランチに出掛ける日。
    畑の大根葉を使って拵えた混ぜご飯を手に、マンションに寄るのが母のルーティン。
    小ぶりな紙コップで焼いたさつま芋プリンは、母ら3人への差し入れです。
    デーツシロップも忘れずにね。











週末、特に土曜日はスパイスをたっぷり使ったカレーでデトックスが私たちの習慣。
ですが毎土曜日がカレーでは作り飽きてしまうのも事実。
カレーを期待している主人をがっかりさせない為、先日の土曜日はカオマンガイ風のチキンライスを拵えました。

胸肉をしっとりと茹で、その茹で汁でジャスミンライスを炊きパクチーをたっぷり添えます。
自家製ピーナッツバターを使ったソースを添えれば、カレーのこともすっかり忘れて上機嫌な主人。
しめしめ。

茹で鶏を1枚残しておいたので、本日はクスクスと合わせてみましたよ。






胸肉を使ったしっとり茹で鶏の備忘録はまた後日。
デーツシロップで随分と長文になってしまいましたからね。
  • クスクスにオリーブオイルをちろりと回しかけ、煮立てた鶏の茹で汁をクスクスと同量回しかけましょう。
    蓋をして10分蒸らせば出来上がりです。

    容器にクスクスを盛り、食べやすく切り分けた茹で鶏を添えます。
    パクチーがないのでルッコラで。
    ルッコラの風味もこれに良く合います。
    ビーツも添えれば、後はソースを作るだけ。



    生姜・唐辛子・ニンニク・ネギの白い部分を粗みじんにしてボールに合わせます。
    自家製ピーナッツバター (☆彡) を加え、香酢・お醤油・ナンプラー・ごま油・オイスターソース、肝心なのはココナッツシュガー、これらを合わせてバーミックスで攪拌するだけ。

    茹で鶏と相性抜群のソースです。






賑やかな本日のお弁当。











昨日、うちの近くの吉野神社で祈年祭が執り行われました。
畑仲間の方が氏子総代をお務めのご縁もあって今年初めて参加致しました。
そして帰りに頂いたお餅、素敵なタイミングで今朝はぜんざいと相成りました。






  • 神様にお供えしたお餅ですもの、良いことがありそう。






冷たい風が吹くなかでの祈年祭でしたが、間違いなく春は近づいております。
今朝の納豆には新玉ねぎ、これまた春の訪れです。

食材で最近ちょっと解せないのが、マイタケの高騰。
近所のスーパーでは大ぶりなマイタケが1パック400円、マイタケが!ですよ。
農協朝市ではマイタケ売り切れですし、一体全体どうしてしまったのだか。
悔しいので、毎朝お味噌汁に入れておりましたマイタケはしばらく中断。
安価なエノキを天日で干して使うことと致しました。

昨日収穫した菊芋を洗っておりましたら遅くなってしまいました。
仕事部屋が空くのを主人が待ちわびております。
今空きますからね、お待たせしました。

posted by しんさん at 15:22 | Comment(0) | 保存食・調味料・常備菜等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。