調達する黒豆の量こそ減ったものの、年にいちどだけ登場する大きなお鍋を引っ張り出して、大掃除の微かな強迫観念にかられながら黒豆を煮る習慣はきっと今後も続くもののひとつでしょう。
そして年が明けて松の内が明け、ひぃぃと言うほどでもない量残った黒豆のお片付け料理を考えるのもまた楽しみのひとつ。
主人お気に入りの黒豆プリン (☆彡) ですが、今年は先ず応用編から始めましょう。
派手に入ったスは、いつものご愛敬。
ちょっと蒸し時間が長すぎたかしら。
プリン生地に卵黄を使い、ケーキ生地には残った卵白、無駄なく合理的です。
『僕ね、いつもの黒豆プリンの方が良いのだけれど、いつもの黒豆プリンが良いと思う。』
ネタがなくなったら作ってあげますからね、いつものフルフル黒豆プリンは。
以下の分量で、100tの耐熱プリンカップにぴったり4つ分でした。
スの改善に温度を見直す必要あり、といったところです。
- 卵 2個は卵白と卵黄に分けておきます。
卵白 2個分は冷蔵庫で冷やしておき、卵黄を使ってプリン生地から参りましょう。
卵黄 2個分・スキムミルク 大さじ2を合わせ、泡だて器で丁寧に擂り混ぜます。
豆乳と黒豆の煮汁 各150ccを沸騰直前まで温め、少しずつ卵黄に合わせていきましょう。
熱で卵黄に火が入ってしまわないよう、少しずつ少しずつ加えては混ぜ合わせます。
目の細かいザルで数回濾せば、これでプリン液は出来上がりです。
室温においておきます。 - 全粒粉薄力粉 30gは目の細かいザルでふるっておきます。
ふるった薄力粉を少量取り分け、煮汁を切った黒豆 35gにまぶしておきましょう。 - 冷蔵庫で冷やしておいた卵白を取り出し、角が立つまで泡立てましょう。
大さじ1ずつてんさい糖を2回に分けて加え、その都度角が立つまでしっかりと泡立てて肌理の整ったメレンゲに仕上げましょう。 - 黒豆の煮汁 大さじ1・太白胡麻油 小さじ2を別ボールに合わせ、乳化するまでよく混ぜた所にふるった薄力粉を加えます。
スパチュラでよく混ぜたら、メレンゲの1/3量を加えて泡だて器で素早く混ぜ込みましょう。
これを残りのメレンゲに加え、用意しておいた黒豆も加えてさっくりと混ぜ込みます。 - プリン液を濾しながら耐熱カップに分け注ぎ、ケーキ生地をスプーンですくってふわりとその上に盛ります。
予熱したオーブンに移し、天板にお湯を張って設定温度 160℃で30分湯せん焼きに。
見事に満遍なくスが入ってしまいました。
温度が高過ぎたのか、焼き時間が長過ぎたのか、それともそもそも全粒粉薄力粉がよろしくないのか、また気が向けばチャレンジすると致しましょう。
冷めたら冷蔵庫に移して冷やします。
ストーブを灯した温かなお部屋で召し上がれ。
先日畑で摘んできたケール。
ケールも色々な種類があるようですが、一貫して言えるのは葉がゴワゴワでサラダにはあまり不向きという特徴ではないかしら。
そのゴワゴワを利用し、オーブンで焼くだけでサクサクのケールチップのも素敵な料理法。
ですがケールチップをポリポリ職場でかじる主人を想像すると、ね、ちょっと可哀そう。
なのでやわらかく蒸したケールを茹で鶏と合わせ、お弁当らしい一品に。
- 刻んだ玉ねぎ・みじん切りニンニク・唐辛子をオリーブオイルで炒め合わせ、お鍋の蓋をしてしばらく蒸し焼きにします。
ここにざく切りにしたケールをたっぷり加え、更に蒸し焼きにしましょう。
ケールは茎部分のかたいところとやわらかな葉の部分、それぞれ時間差で加えます。 - ケールがしんなりしてカサが減ったところで、茹で鶏の茹で汁を少量加えます。
オイスターソース・お塩で味付けをし、食べやすく切った茹で鶏を上に並べましょう。
ぴったりとお鍋の蓋をして火を止め、しばらく蒸らせば出来上がり。
自家製白菜キムチの醗酵が進んで、程良い酸味を伴い始めました。
毎朝の納豆にキムチ、冬の間のお気に入りな組み合わせです。
マイワシが手に入らないこの季節、たっぷりの自家製ルッコラと薄切り玉ねぎ、自家製柚子胡椒としめ鯖の組み合わせが大のお気に入り。
しめ鯖はあまり得意ではなかった私ですが、ちろりと胡麻油を数滴たらせば大好きな味に。
たっぷりのアオサを伴って今朝の主食に大抜擢です。
年末から年明けにかけて染みついてしまった宴会癖がなかなか抜けません。
主人とふたり、お家で飲むお酒って楽し過ぎますもの。
特に最近、主人が日本酒に凝り始めたせいでお料理も和風寄り。
ワインのお供と比べても作りやすいものだからつい、私も主人の誘惑に乗ってしまうのよね。
悪循環。
さ、空模様が少々怪しくなってきました。
ベランダのシーツをそろそろ取り込んで参りましょう。