そう、新しく制定された我が家のお約束のおかげで、何となく体調もよろしく週の始まりを迎えました。
体調の良い日は何故だか玄米ご飯を炊きたくなります。 考えてみれば当然なのですが、玄米にも新米というものがあるのですね。
主人が取り寄せてくれた玄米の新米で、銀杏と焼きシイタケの炊き込みご飯を炊いてみましたよ。
薄皮をむいた艶やかな銀杏と、さっと焼いてから裂いた椎茸をたっぷり玄米に炊き込みました。 たっぷり加えた艶々の銀杏が玄米の上にゴロゴロ・・・
お鍋の蓋を開けた瞬間、そんな画像を描いていた私の目に飛び込んだのは地味な玄米ご飯。
銀杏は全て玄米の下にもぐってしまっていたのですね。
でも大丈夫。
杓文字で底を返せば、お待ちかねの銀杏がゴロゴロと現れましたよ。 そう、主人とふたりで新しい週末のお約束事を制定したのです。
以前の私たちならば考えられないことですが “土曜日は禁酒” 、これがその新しいお約束。
金曜日にしっかり飲んで土曜日は禁酒。
デトックスを意識したお昼をとり、夜はいつもより多めにクルミナルマインドを見て9時前には就寝。
翌日の畑に備えます。
もちろん日曜日に畑作業を頑張った後は、お昼からお酒に溺れます。
体に良いのか悪いのか定かではありませんが、これはなかなかの名案です。
だらだらとつい飲み過ぎてしまう週末の中日、土曜日に禁酒をしてデトックス。
主人の仕事も捗るし、私は来週用の作り置き料理に専念出来ます。
土曜日に飲まないのは少々寂しい気も致しますが、その分金曜・日曜にしっかり飲みますしね。
加齢による体の労わり、小さなことからコツコツとといったところでしょうか。
毎日を玄米ご飯にする気は毛頭ございませんが、たまに玄米ご飯を噛みしめるのは良いことです。
以前は銀杏を炊き上がったご飯に混ぜ込むのが常でしたが、今シーズンから銀杏は最初から炊き込む方向へと変わりました。
白米より炊き時間が圧倒的に長い玄米ですら、最初から銀杏を炊き込んだ方が美味しいことも判明。
思い込みって損だなぁ。
- 玄米はさっと洗い、たっぷりのお水に丸1日以上浸します。
ザルに移して水を切り、お鍋に移しましょう。
16cmのストウブは1合分のご飯を炊くのにぴったりです。 - 生シイタケは軸をひねり取り、軸側方を上にしてオーブントースターで焼きます。
もちろん軸も一緒に焼きますよ。
手でざっと裂きますが、意外と水気が出るので裂く作業は玄米の上で。
旨味がきっと凝縮していますものね、シイタケから出る水気にも。
少量のお湯を沸かし、殻を除いた銀杏をここに加えます。
お玉の底でコロコロと優しくなでるようにして薄皮をむきましょう。
油揚げはザルに入れて熱湯をたっぷりと回しかけてから細切りに。 - お酒を合わせて玄米の1.6倍強のお水をお鍋に注ぎ、ひとつまみのお塩・白だし醤油をほんの少量加えてひと混ぜします。
2を散らし、お鍋の蓋をして強火で沸騰させましょう。
しっかり沸騰したら弱火にして25分。
白米のように吹きこぼれることはないので安心です。
火を止めたら十分に蒸らしてから全体をさっくりと混ぜましょう。 うん、銀杏は絶対に最初から加えた方が美味しい。
私は長年間違っておりました。
塩漬けにした水菜を刻んで添え、白胡麻をひねります。
水菜の塩漬けも含め、週末の間に今週分の作り置き料理もしっかりと拵えておきました。
土曜日にお酒を飲まないと主人の仕事も捗るようですし、私の作り置き料理も当然捗ります。
月に2回お願いしている宅配野菜が週末に届いたのと、引越しした新しい畑でもそろそろ収穫が始まったのが重なり、今週は作り置き料理も多種多様です。
宅配野菜の中にあった落花生は、りんご、クコの実と合わせてほの甘い煮物に。
お砂糖を加えずりんごの甘みだけを有効に使った煮物です。
同じく宅配で届いた “わさび菜” は胡麻油を効かせたナムル風。
- わさび菜は根元に十文字の切れ目を入れ、水を張ったボールの中でしっかりふり洗いをして根元の泥も綺麗に落とします。
水を切り、少量のお塩で揉んでしんなりさせましょう。 - しんなりしたわさび菜をザルに移し、たっぷりの熱湯を回しかけます。
これをしっかりと絞って醤油洗いをし、食べやすい長さに切り揃えましょう。 - 干しむきエビを乾煎りして保存容器に移します。
胡麻油 大さじ1・白だし醤油 大さじ1/2を加え、たっぷりと白胡麻をひねりましょう。
絞ったわさび菜をここに加えて和えれば出来上がり。
今回の宅配野菜に葉物が多かったのは、冬野菜への切り替え期間だからでしょうか。
成長が早い葉野菜はこの時期何かと重宝しますものね。
チンゲン菜は胡麻和えに。
菜花はさっと茹でて醤油洗いをし、胡麻と胡桃を擂ったところにアルコールを飛ばした酒粕を加えた和え衣で和えて酒粕和えにしました。
まだ小さな大根は、スが立たないよう葉っぱを切り落として保存します。
安心な大根なので、切り落とした葉っぱは油揚げ・椎茸と合わせて胡麻油で炒めてから炒め煮に。
白いご飯が欲しくなる一品です。
新しい畑で収穫した蕪は、葉っぱだけを使って赤味噌風味の炒め煮に。
鶏の挽肉と合わせた生姜風味、こちらも白いご飯を誘います。
玄米ご飯にも添えた水菜の塩漬けはシンプルそのものです。
- サラダ水菜は根元に切れ目を入れ、ぬるま湯をボールに張ってしっかり振り洗いをして根元の泥を綺麗に落とします。
- 軽く水を切り、根本と葉先を交互にしてビニール袋に移しましょう。
少量のお塩をふり、鷹の爪・細切りにした昆布を加えます。
ビニール袋の空気をぬき、冷蔵庫に1日おいて出来上がりです。 しっかりと水をしぼってから食べやすい長さに切って保存しましょう。
日持ちは期待出来ませんが、こうしておくとちょっとした箸休めにもなって便利です。
お酒の誘惑を絶って作り置き料理に勤しむ土曜日。
おかげで、ちょいちょいっと保存容器からお弁当箱に詰めるだけで余裕の朝支度。
今シーズン初めて栽培に挑戦したミニトマト。
そろそろトマトのシーズンも終わりでしょうと、支柱の撤収をしに昨日は旧畑に立ち寄りました。
風の通り道にもなっている早朝の旧畑での作業は冷え込みます。
そんな中、ピーマンもミニトマトもまだ立派に実をつけておりました。
ピーマンは今年最後であろうお浸しに。
ミニトマトの破裂したものはピーマンと一緒にお浸しとなりましたが、そのまま食べられるものも数個。
やはりミニトマトの赤が差し色になるとぐっとお弁当が華やぎます。
今週は残念なことにイワシが手に入りませんでした。
以前ならばスーパーの梯子をして何とか手に入れておりましたが、イワシが無いなら無いで大らかに行こうと決めました。
在庫の冷凍しめ鯖や鰹のなまり節で今週は乗り切ります。
今朝はアボカドとなまり節の組み合わせ。
なまり節を自家製塩麴でひと晩漬け込むと、あのパサっと感が吹っ飛びます。 先程もちらりとふれましたが、新しい畑での蕪の収穫が始まりました。
今朝のお味噌汁は初収穫の蕪、もちろん蕪の葉っぱも。
採りたての蕪の葉っぱはやわらかくて、お味噌汁にしても美味です。
ちょこちょこと分葱の葉先を摘まんでお味噌汁の薬味がわりに。
ネギのような顔をしておりますが、これ分葱なのです。
今朝も主人の淹れてくれるほうじ茶は私好み。
渋い濃いめのほうじ茶が好きな私のために、主人は毎朝淹れ方を工夫してくれています。
ほうじ茶によく合う栗納豆も今日でおしまい。
明日からは味噌松風が朝の小さなおやつになります。