買った当時は考えた上に購入し、それなりに愛用してきた物でも、特に食材に至っては使い切る前に飽きてしまったり、意外と調理法が大変だったりして陰に追いやられてしまった物、とか、ね。
今の私にとって、 “ウラド豆” が正にそれ。
インド料理が好きな主人と一緒に、取り寄せるスパイスを検索していて目に留まった “ウラド豆”
いえ、使い勝手が悪い訳でもないし、カレーやサラダにしても美味しい良い食材なのです。
なのですが、いくら圧力鍋で調理してもたまに当たるのです、ガリっとしたかたいウラド豆に。
その “ガリっ” がこわくて、お料理する気分が損なわれてしまって、挙句目の上のたん瘤状態。
酷い話です。
なのでまた拵えてみました、ウラド豆をお片付けすべく “妄想 Vada (ワダ)” の第2弾。
元々のワダは、今回の調理法の方が近いのではないかしら。
ウラド豆をペースト状にしてスパイスを混ぜて揚げる、のですから。
ただし、多くのレシピを見ていると、もとのウラド豆の状態からして異なりますけどね。
皮がむいてあったり、ひきわりにしてあったり、同じ豆でも多様なのがインド食材の楽しいところ。
備忘録する必要もないお料理ですが老後の為に。
こーんな料理作っていたんだね、若気の至りだね。
進化したスマホを片手に、主人とそんな話が出来れば、と。
あと20年もしたらそうなるのでしょうね。
前回はお水に浸したウラド豆を炒って、更にブレンダーで粉砕して生地を練っておりました。
今回は水に浸したウラド豆をそのままペースト状にします。
“がリッ” がこわいので、兎にも角にも粉砕が条件なのです。
- ウラド豆を綺麗に洗い、たっぷりのお水に半日以上浸しておきましょう。
ザルにあけて水を切り、ウラド豆の浸け水を適宜加えながらフードプロセッサーでペースト状にします。
じゃが芋・玉ねぎ・生姜・ニンニク・唐辛子・ヨーグルト・塩・クミンシード・コリアンダーシード・黒胡椒・カレーリーフを加えて更にフードプロセッサーで混ぜ込めば生地の出来上がり。 - 太白胡麻油を低温に温めてじっくりと両面揚げます。
やわらかな生地なので、ドーナツのように成形は出来ません。
軽く手の平をお水で湿らせ、ざっと丸めた生地をそっと油の中に落とします。
菜箸で生地の中心に穴を開けてドーナツ状にし、綺麗に色付いたら裏返しましょう。
両面こんがり揚がったら、網の上に並べて油を切ります。
形はドーナツですが、これっポッチも甘くなくスパイシー。
およそ日本ではなじみのない風味です。
作り置きしてあるおからのお片付けも兼ねて、一石二鳥と参りましょう。
- 多めに作っておいたおからの炒り煮をフードプロセッサーへ。
刻みネギ、水を切った鯖缶の身、刻みネギ、卵白 (タルト生地を作った残りです) を合わせて軽く粉砕しましょう。
冷凍枝豆を解凍して莢から出し、混ぜ込みます。 - 手に胡麻油をぬりながら成形し、オーブンシートを敷いた天板の上に並べます。
ペコリーノロマーノをすりおろして上に散らし、180〜200℃のオーブンで15分。
即席ナゲット風の出来上がり。
もうひとつ、簡単なデザート風。
- レモン汁をまぶしたりんごと柿を合わせ、ヨーグルト・ココナッツミルクパウダーを加えて和えるだけ。
柿のねっとりした甘みと、リンゴのすっきりした甘み、ヨーグルトの酸味とよく合います。
今週は本腰を入れてウラド豆のお片付けに挑みます。
ウラド豆の瓶がひとつ減ったら、さぞや棚の中がすっきりすることでありましょう。
・・・まぁ空いたスペースに大福豆が並ぶだけですけどね。
既に次の豆が買ってあるからお片付けに励んでいるのです。
ナゲットに使った鯖缶の残りは、缶汁ごとお味噌汁でお片付け。
今日は午前中かかってずっと “腹巻き” の検索をしておりました。
愛用していた腹巻きがシーズンオフの間にヘタってしまっていたので今年は買い替えです。
ユニクロでヒートテック靴下も発注しました。
主人、初めてのヒートテックハイソックスはお気に召してくれるかしら。
冬の畑仕事は寒いですからね。