色々な情報も耳にしますが、私の場合、単に置き場所の問題。
にがりや各種スパイスの置き場所は確保しますが、ベーキングパウダーはランク外・・・そんなトコ。
いつも卵白の力を利用して全粒粉ケーキやマフィンを焼いておりますが、ふと思い出しました。
数年前、主人の影響でグジェールに凝った頃がありました。
シュー生地ならば元々ベーキングパウダーなど不要ですもの、じゃ、全粒粉でやってみましょう。
材料はバター、豆乳、卵、そして全粒粉薄力粉。
これらシンプルな材料で、しっかり膨らんでくれましたよ。
・・・膨らみが貧相なものもいくつかありますが、そこは気にしません、これっポッチも。
生地の中身は、とろりさつま芋クリーム。
生クリームを使わず、サワークリームでコクを加えました。
穏やかな甘みを反ってサワークリームが引き立てています。
シュー生地に散らしたアーモンドも食感も心地良いアクセント。
うん、器量は今一歩だけど好きな味。
今朝は松茸ご飯を炊いたから、今日のお昼は3姉妹で持ち寄りランチなんだそう。
途中寄って届けるからね、と。
甘みを抑えたさつま芋クリームならば、お医者様の目も気にせず楽しめるでしょう。
コーヒーのお供にどうぞ。
先ずはさつま芋クリームを拵えましょう。
この状態で保存しておけば何かと重宝します。
時間のある時に焼き芋を作り、それを焼き直してクリーム状にして冷蔵保存。
何かの片手間にどうぞ。
- 綺麗に洗った焼き芋は、お水で湿らせた新聞紙でぴっちりと包みます。
今回は小ぶりなさつま芋 2本を使いました。
更にアルミホイルでぴっちりと包み、160℃のオーブンで95分じっくりと加熱しましょう。
竹串を刺してみて十分やわらかくなっていればOKです。
次のステップに移るまでそのまま放置します。 - 翌日、冷めた焼き芋をアルミホイルのまま160℃のオーブンで30分焼いて温めましょう。
ねっとり甘ぁい焼き芋に仕上がりましたよ。
皮をむいた焼き芋 (この状態で222gでした)
無塩タイプの醗酵バター 10g
ココナッツシュガー 15g
豆乳 130g
以上を合わせてバーミックスで滑らかに攪拌し、みりんを少量加えてぽってり練り上げます。
火を止めて仕上げにシナモンパウダーを少々。
保存容器に移し、熱いうちにぴったりとラップを密着させて冷まします。
冷めたら冷蔵庫で保存しましょう。
さつま芋クリームの下準備を前日までに済ませ、今朝はシュー生地からスタートです。
以下の分量で小ぶりなシューが7つ焼き上がりましたよ。
- 全粒粉薄力粉 30gは細かなザルでふるっておきます。
卵 2個分を室温に戻してときほぐしておきましょう。
アーモンドは刻んでおきます。
タイミングを見て、オーブンを220℃に予熱しておきましょう。
- 無塩タイプの醗酵バター 30g
豆乳 30g
を小鍋に合わせ、中〜弱火で煮立てます。
お鍋を火からおろし、用意した全粒粉薄力粉を一気に加えて素早く捏ねましょう。
ひとつにまとまったところで、再度火にかけながらスパチュラでよく捏ね混ぜます。
鍋底にうっすら膜のようなものが張り始めたら火を外しましょう。 - 生地をスパチュラで混ぜながら、用意した溶き卵を少量ずつ加えては混ぜ込みます。
熱で卵に火が通らないよう気をつけて。
最初はツルンっとしてなじみませんが、混ぜている間に滑らかに馴染んできます。
溶き卵は一気に加えず様子を見ながら少しずつ少しずつ。
生地をスパチュラですくって、ゆっくり三角形に落ちていくのが目安です。
用意した溶き卵は極少量残りました。
丸い口金をつけた絞り出し袋に生地を移しましょう。 - オーブンシートを敷いた天板の上に、十分間をあけて生地を絞ります。
少々形がいびつでも、指先をちょっとお水で湿らせて修正出来るので平気平気。
生地のとんがりをお水で湿らせた指先で抑え、刻んだアーモンドを散らしましょう。
霧吹きで2〜3回シュッとお水をふりかけ、220℃に予熱したオーブンに素早く移します。
設定温度を200℃にし、先ずは15分。
その後180℃に下げ、様子を見ながら10〜15分焼きましょう。
しっかり膨らんだ生地はすぐオーブンから出さず、しばらく庫内に放置します。
粗熱がとれたところで徐にオーブン庫内から出しましょう。
しっかり冷ます間にさつま芋クリームの準備をします。
冷蔵庫で保存してあったさつま芋クリームを詰めやすい状態に仕上げます。
シュー生地に使った溶き卵もここでお片付けしますよ。
- シュー生地で残った溶き卵・少量の蜂蜜・みりん・さつま芋クリームをお鍋に合わせ、温めながら滑らかに練り上げます。
火を止めてサワークリームを加え、しっかり混ぜたら絞りだし袋に移しましょう。
シュー生地とクリーム双方がしっかり冷めていることを確認して仕上げます。
シュー生地の底に菜箸等で小さな穴を開け、さつま芋クリームをたっぷり絞り入れます。
生地から溢れるまできっちりと。
全粒粉薄力粉でも出来るものですね、シュー生地。
ますます真っ白な薄力粉やベーキングパウダーから遠ざかってしまいそうです。
週に1回、2回登場する甘い主食のお弁当。
それでも野菜はしっかり食べたいので、具沢山スープを添えましょう。
和風食材でも何でも気にせず加圧し、小鍋に分けて仕上げます。
- 干しシイタケは戻し汁ごと。
人参、牛蒡、大根は乱切りにして圧力鍋に合わせ、5分加圧します。
お弁当用に半量を別鍋にとり分け、雑穀ミックスを加えてひと煮立ち。
マッシュルームを漬け込んであったオリーブオイル、インドのアチャール、オイスターソース、ナンプラー・・・味をみながら在庫調味料で味を調えれば出来上がり。
・・・こんなことしているから、ベーキングパウダーの置き場所が確保出来なくなっちゃう。
圧力鍋に残った根菜に、油揚げやお豆腐を足して朝のお味噌汁に。
こうなると、もはや野菜の味噌煮ですね。
でも、家庭ならではのこの大雑把なお味噌汁が我が家のささやかな歴史でもあるのです。
隣で本当に美味しそうにうっとり食べるので、つい頻度も上がってしまいます。
今朝はしめ鯖をバーナーでさっと炙ってみました。
薄切り玉ねぎを添えて、胡麻油をほんの数滴。
ベーキングパウダーは常備しておりませんが、しめ鯖は冷凍庫にたっぷり常備してあります。
実家の母親がこうしてちょこちょこ炊き込みご飯を届けてくれるのは嬉しいことです。
とても嬉しい・・・
のだけれど、味見用にと小さなお握りさんをひとつ添えてくれる母の愛。
日に日にこの味見用お握りさんが大きくなっていくのも、これまた母の愛なのでしょうか。
娘は日に日に太っていきます。
他人事だと思っていたダイエットが身近になりつつあります。