今年はまだ新米にこそ有り付いておりませんが、新米を想いながら古米で炊く炊き込みご飯も今の季節ならでは。
今朝はハタケシメジを炊き込んでみましたよ。 ハタケシメジとも丹波シメジとも呼ばれる大ぶりなシメジ。
スーパーでおなじみのシメジより軸部分が少々立派で、食感もしっかりとしています。
何より、お鍋の蓋を開けた時のその香りが抜群に良いのです。 ご飯、ハタケシメジの香りに加え、ふわっと鼻腔をくすぐるのは鶏肉の香り。
そう、いつものように鶏の茹で汁で炊いた炊き込みご飯です。
しかも近頃登場頻度急上昇中の紅茶鶏の茹で汁で、ね。
そもそもはインド土産に頂いた紅茶のティーパックを使い切る為の紅茶鶏。
紅茶で鶏肉を煮たから劇的にどうなるという訳でもないのですが、何だか美味しい気がするのです。 鶏肉は入っていないけれど、どこか鶏の存在漂うハタケシメジの炊き込みご飯。
身近なハタケシメジで秋の気分を楽しみます。
- 紅茶鶏はとっても簡単。
頻繁に拵える鶏ささ身の茹で鶏、これを胸肉にして紅茶で茹でるだけ。
この日の日記、中盤辺りに残してあります ⇒ 2018年09月12日
この漬け汁ではなく、胸肉の茹で汁でご飯を炊いたりお粥を炊いたり・・・美味しいのです。 - お米をいつも通りに洗って十六雑穀を加え、鶏の茹で汁をいつもの水加減の量注ぎます。
湯通しして短冊に切った油揚げ、ほぐしたハタケシメジを上に散らしましょう。
ちらちら見える赤いものは人参ではなくトマト。
ヘタ周辺の切れ端を刻んで加えました。
本当は胡桃も足したかったのですが、残念な在庫切れ。 いつも通り蓋をちょっとずらして強火にかけます。
全体がしっかり煮立ったところでぴったりと蓋をし直し、弱火で10分間。
火を止める直前に再度強火にして数秒数え、そのまましばらく蒸らします。 蓋を開けた時のこの香りったら。
ざっと全体をほぐしてお茶碗に盛り、刻みネギを・・・と思いましたが止めました。
シメジの香りにネギは不要ですものね。
思いとどまった中途半端なネギはそんな理由です。 でもひねり胡麻は許してほしいな。
朝・夕は随分と肌寒くなった昨今、今頃になって畑のピーマンが豊作です。
まるでパプリカのような肉厚なピーマンがゴロゴロ実をつけています。 そんな自家製ピーマンを使って、近頃お気に入りのメニューが丸ごとピーマンの煮物。
ヘタだけを除いたピーマンを種もろとも圧力鍋でくったりと煮て、冷蔵庫で味をなじませます。
数日味をなじませたピーマン、頬張る度うっとりする美味しさです。 今週はオクラと一緒に浸してみました。
ツルムラサキのお浸し、空芯菜の豚バラ炒め、週末にまとめて用意した今週分の作り置き料理たち。
- ピーマンのヘタだけを丁寧に取り除き、全体を爪楊枝等で突きます。
合わせ出汁・お酒・お醤油を薄味寄りに合わせ、ピーマンを加えて1分加圧しましょう。
煮汁ごと保存容器に移し、蒸したオクラも一緒に漬けこみます。
僅かばかり赤色の存在感を残した赤オクラ、何だか有難い。 食べる時はひと口で。
お口の中で弾けるピーマンの中に入り込んだ煮汁、これが楽しくもあるのです。
週末、お猪口片手に頑張って仕込んだ作り置き料理たち。
おかげで今朝は楽々お弁当。
1日の月曜日、そしてNHK朝ドラの初回、台風一過の青空、気持ちの良い朝です。
丸々太って脂ののったイワシ、お酢煮の出来も上々です。 さ、月曜日。
今週も平日はお酒を控えて週末に備えましょう。
・・・って、いつもつい飲んじゃうのだけどね。