五平餅をテレビで見る機会が増えました。
B級グルメ情報はもとより、先日は五平餅のレシピまでテレビで紹介されていましたもの。
明日はその連ドラの最終回。
・・・だからという訳ではありませんが、本日のお弁当は五平餅です。 ドラマとは少々地域が異なりますが、私も主人も岐阜市生まれの岐阜市育ち。
五平餅とは昔からのお付き合いです。
幼少期、母親とスーパーへ買い物に行けば、みたらし団子か五平餅を買ってもらいました。
ほら、よく入口付近にあるソフトクリームやたこ焼きやら販売しているあのコーナーですよ。
緑色や紫っぽい薄い紙にくるくるっと包んで輪ゴムでパンっと留めてくれる、あの売り場。
その五平餅がね、タレで口も手もベタベタになるんですよ。
・・・って昔話は置いといて、現代の五平餅。
我が家の五平餅は玄米です。
性懲りもなく、また切り餅を玄米に炊き込んでみました。 そして五平餅と言えば胡桃味噌。
胡桃は常備してありますので余裕かと思いきや、運の悪いことに切らしておりました。
しかも1週間ほど前に注文したにも関わらず、今回に限ってまだ届きません。
なので “胡桃味噌” ならぬ “アーモンド味噌” です。
玄米五平餅にアーモンド味噌、文字通りのお座なりな五平餅です。
どうなる事かと思いましたが、これがなかなか違和感もなく美味しい。
真っ黒なお味噌ですが、見た目ほど辛くありませんよ。 何より、フードプロセッサーで済ませてしまえる横着ぶりが気に入りましたので備忘録。
これからの季節、衣被にちょこんっとアーモンド味噌なんてのも魅力的ですものね。
- 先ずはアーモンド味噌、あくまでも胡桃の代用としてのアーモンドです。
以下は作りやすい分量。
アーモンドは90g。
150℃のオーブン (予熱は不要) で10分ほどローストしてフードプロセッサーに移します。
細かく攪拌したら、白胡麻 大さじ1を加えましょう。
更にしっとりするまで攪拌します。
濃口醤油 (たまり醤油でも) ・ みりん 各大さじ2
お酒 大さじ1.5
てんさい糖 ・ 蜂蜜 各大さじ1
赤味噌 20g 以上を加えて攪拌すれば、はい、出来上がり。 - 玄米はそっと洗い、長めにたっぷりのお水に浸しておきます。
ザルにあけて水を切り、お鍋に移してさいころ状に切った切り餅を散らしましょう。
玄米の1.6倍程度のお水を加え、お塩をひとつまみ。
蓋を少しずらして強火にかけ、全体がしっかり煮立ったらぴったりと蓋をし直して25分。
しばらく蒸らして全体を返し、フードプロセッサーで軽く攪拌しましょう。 五平餅の重要な過程、ご飯を搗くのって大変ですもの。
かと言ってフードプロセッサーなど邪道でしょうね、はい、私もそう思います。
でもそこはこだわりません。 - ご飯を握りつける割り箸は、焼いた時に焦げないよう予めしっかりとお水に浸しておきます。
軽く攪拌した玄米ご飯 (この辺りでは半殺しという人も) をお箸に握りつけましょう。 ・・・ちょっと玄米ご飯がやわらか過ぎましたね。
150℃のオーブンで途中で上下を返して30分、焼いて表面を乾かしましょう。 うん、良い感じ。 この後、オーブントースターを使って高温で表面に焦げ目をつけます。
・・・が、折角お水に浸しておいた割り箸はご飯との馴染みが宜しくなくて使用不可。
急きょ使い捨ての木製スプーンをお水に浸して使ったのですが、浸水が短時間だった為に真っ黒に焦げてしまいました。
残念。 アーモンド味噌を表面にぬったら、最後はバーナーでさっと焼いて仕上げます。
無骨で色気も素っ気もない五平餅ですが、主人が気に入ってくれてホッとしております。
今日は金曜日。
常備菜や作り置き料理のお片付けも兼ねたお弁当です。
今日は貴重な秋晴れのようですし、夏物のお洗濯に励まないと。
玄米と切り餅がこびりついたお鍋は、お粥を炊いて効率的にお片付け。
茹で鶏の茹で汁を加えてコトコトコトコト弱火で煮込みます。
今朝の鶏粥を楽しみにしていた主人、一生懸命お鍋も洗ってくれました。 さぁ、金曜日です。
一昨日・昨日とお酒を控えたのも、全ては今宵の日本酒の為。
やはりメリハリは必要ですものね。
先程宅配野菜が届きました。
もちろん里芋も入っておりました。
アーモンド味噌の衣被、早速の実行となりそうです。