屈託のない図々しさが高校時代から魅力的な彼女。
忘れた頃にメールが来て、 『ねぇねぇ、娘の就職も決まって落ち着いたからランチ食べさせてぇ』 と。
呆れながらも、それだけ我が家に来るのが楽しみなのかと、どこかで私も喜んでいたりして、ね。
そんな彼女と久しぶりのランチ。
何でおもてなししようかと考えた結果、ちょうど良いタイミングで生地の醗酵が進んでおりました自家製レーズン酵母を使った全粒粉パンと相成りました。 ・・・あ、これ、違います。
月曜日のランチとは全く関係ありません、本日水曜日のいつも通り主人と私のお昼です。
主人がまとめ買いした全粒粉強力粉を賞味期限内に使い切る、当初はその為だけに見よう見まねで挑んだ自家製酵母でしたが、それがなかなか面白い。
いちご酵母から始まり、常備してあるレーズンで酵母を起して友人を招いた全粒粉パンは上々の焼き上がりで彼女も大満足の様子でした。
今後の為に是非備忘録をと頑張ったのですが、酵母を起すところから始まり、ストレート法と中種法で仕込んだ全粒粉パンを写真付きで記事にするのは想像以上の労力で・・・
月曜日、火曜日とパソコンの前に座って試みたは良いけれど、まぁそれは大変な地味な作業。
老眼のストレスに、最近主人が買い替えたパソコンチェアとの相性の悪さが重なって、大好きな主人ですら少々憎らしくも思えてしまう程の追い込まれっぷり。
・・・阿呆か、私は、何をやっとんだと、当日の備忘録はあっさり諦めました。
やっぱりそうね、このくらいの市販のパンを使った軽い備忘録が私には合っておりますもの。 週末、いつものようにワインや日本酒片手に準備した常備菜・作り置き料理をお皿に盛り付け、自家製酵母の全粒粉パンでおもてなししたランチは、軽く写真だけで残しておくと致しましょう。
その時の作り置き料理が山ほどありますので、今週はまともにお料理しなくてもやっていけそうな程。
今日のロールパンサンドも、その時の作り置き料理を有効利用したお手軽な一品。
- 真っ白でふわふわなパンは冷凍保存してあった市販の米粉ロールパンです。
自然解凍し、具がたっぷり挟めるよう立体的な切り込みを入れましょう。
切り落とした部分はお菜に有効利用しますからご安心を。
お菜用に焼いたマフィン型のオムレツ、マフィン型の上にちょこんと乗せててオーブンへ。
軽く色づく程度に焼けたら時間差でロールパンだけ取り出し、網の上で冷ましておきましょう。 - 以前も拵えた豆乳マヨネーズ (☆彡) は、宅配野菜の人参に添えて月曜日のランチに。
少量残っておりましたのを今日のお弁当に使います。
豆乳マヨネーズにみじん切り玉ねぎ・粒マスタード・予め室温に戻しておいた無塩タイプの醗酵バターを加えます。
トーストしたロールパンが冷めたら、溝部分にたっぷりと。
青紫蘇をダイナミックに挟みましょう。 - 鶏胸肉のローストチキンは、低音のオーブンでじっくり湯せん焼きにします。
しっとりと仕上がる上に、胸肉の分厚い部分にもしっかりと火が通って皮も抵抗なく食べられるので、鶏肉好きの主人だけでなく鶏皮が苦手な私もお気に入りのお料理。
これも月曜日のランチ用に週末作っておいた作り置き料理のひとつです。 室温に戻した鶏胸肉の脂肪部分を丁寧に取り除き、全体をフォーク等で丁寧に突きます。
お好みのシーズニングを全体にすり込み、重ならないよう網の上に皮を上に並べましょう。
天板の上にアルミホイルをひろげて網を乗せ、お湯が侵入しないようアルミホイルの4辺を折り上げます。
天板にお湯を注ぎ、120℃のオーブンで1時間ほどゆっくり湯せん焼きにして出来上がり。
出来立てを食べるより、アルミホイルで包んで胸肉を寝かせた方が美味しいですよ。
作り置きするならば、薄切りにしてアルミホイルで包んだまま保存容器に入れて冷蔵庫へ。
薄切りにした胸肉をロールパンでサンドします。 - あら、でも立体的に切れ目を入れたロールパンにはまだまだフィリング不足のようです。
同じく、月曜日のランチ用に準備した “自家製ツナ” も一緒に挟みましょうか。
(前回拵えた “自家製ツナ” の備忘録はこちら ⇒ 2018年05月31日)
今回は花椒も使って、よりスパイスの効いたツナに仕上げました。
畑で収穫したチビズッキーニと宅配野菜の人参で拵えたピクルス。
ボヤっとした色合いのロールパンサンドに人参で差し色を。 はい、作り置き料理ばかりの米粉ロールパンサンド。
あっちこっちと色々脱線致しましたが、ものの数分で出来上がりです。
豆乳マヨネーズと青紫蘇の相性も抜群ですし、チキンとツナ、そして酸味の効いた人参ピクルスも好相性。
いつもの手前味噌ながら、うんうん、大好きな組み合わせです。
次回彼女が我が家に来るときは、こんな有り合わせサンドウィッチも楽しいかも。
そう、月曜日のランチの際、パンを焼くのと同時進行で焼いたのがこのマフィン型のオムレツ。
卵に在庫野菜や作り置き料理を合わせ、味付けはすりおろしたペコリーノロマーノと黒胡椒。
愛用しているマフィン型を使うと、卵 1個分で型から溢れることもなくぴったり3個出来ることが判明。 卵液をマフィン型に流してしまえば、後はオーブンにお任せで別の作業が出来るので楽ちんです。
- 友人とのランチ時は、自家製ズッキーニやミニトマト、マッシュルームのオリーブオイル漬け (☆彡) を合わせ、すりおろしたペコリーノロマーノをたっぷり加えて焼き上げました。
パンを焼くオーブンの片隅、同時進行で焼けるので、ちょっと得した気分にもなります。
- 今朝は更に簡略化し、ペコリーノロマーノをすりおろす手間を省いて包丁で刻みます。
マッシュルームのオリーブオイル漬けは暇を見ては拵えて常備してあります。
そうね、お味噌汁用の茄子をいちょう切りにして合わせましょうか。 刻んだマイタケに切り取った米粉ロールパンの切れっ端もここに加え、豆乳を注いで卵と和え、黒胡椒を挽きましょう。
極々薄く油をぬったマフィン型に流し入れ、200℃に予熱したオーブンで20分。
熱いうちにそっとパレットナイフ等で周囲をなぞり、取り出して冷ましておきましょう。
冷めたらお弁当箱に。
オムレツの脇をかためるのは、やっぱり作り置き料理。 今年はゴーヤの出来は今一歩ですが、キュウリが豊作です。
主人お気に入りの蛇腹キュウリの塩麴漬けは、自家製の形の悪いキュウリでも様になるのが嬉しくて今シーズンよく拵えます。
冷蔵庫で数日おいて味がなじんだものは、日本酒のお供としても最高ですしね。
宅配野菜の真っ直ぐなキュウリは、種も少ないし以前何かで見かけた即席漬けに。
紹介していたレシピでは種を削ぎ落しておりましたが、種が少ないキュウリならそのままでも。
- 板ずりしたキュウリ (3本) を3〜4cm長さに切り揃え、更に縦に3〜4等分します。
この時、皮のついていないキュウリが出ないようにするのがよろしいかと。
皮のついていない部分は、漬け込んでいるうちにシナシナになってしまいますから。 - 薄切りニンニク
小口にした乾燥唐辛子
黒酢 大さじ2.5
お醤油 大さじ2弱
胡麻油 大さじ1
ホールの花椒 適量
以上をフライパンに合わせてキュウリを加え、徐に中火にかけます。
1分ほど混ぜながらなじませて出来上がり。
保存容器に移し、冷蔵庫でなじませます。
彩りに添えたミニトマトは、みりん漬けにしたちょっと甘いデザートのような風味。
自家製のミニトマトと自家製ブルーベリーを合わせて漬け込んでみました。
- みりんを煮切り、冷ましておきます。
ミニトマトは先端が鋭くとがった千枚通しのようなもので2〜3ヵ所浅く突き、ブルーベリーと一緒に瓶に入れてお塩をちろりとふりましょう。
ここに煮切ったみりんを注ぎ、赤ワインビネガーを並々注いで出来上がり。
冷蔵庫で味をなじませます。
あっちこっちと脱線した今週最初の備忘録。
いろいろあれもこれもと欲張って、脈略ない備忘録になってしまいました。 そうそう、先週の金曜日に拵えた全粒粉のクランブル ⇒ ☆彡
思った通り、冷蔵庫でしっかりと冷やしたら綺麗に切り分けることが出来ました。
アイスクリームを添えて、月曜日のランチのデザートに致しました。
数日経った今もサクサクの食感で、残りは極少量ずつアイスクリームを添えて朝のお目覚に。
脈略ない備忘録ついでに、月曜日のランチ用に焼いた自家製レーズン酵母の全粒粉パンの画像を。 手前が酵母にしたレーズンも無駄なく混ぜ込んだストレート法の全粒粉パン。
奥が中種法で仕込んだ全粒粉パンです。
もちろんどちらも全粒粉 100%、粗挽きグラハム粉入りです。 当日の主人のお弁当は、セルフサンドウィッチスタイルで。 私たちのお昼はこんな感じ。
もちろんこれだけに止まらず、ちょこちょこと冷蔵庫から出しては数時間に及ぶランチを楽しんだのですが。 ちなみに今は、酒粕酵母を仕込んでおります。
さ、長い長い備忘録はこの辺でおしまいにしましょうか。
気付けば今週のお弁当もあと2回、月・火と備忘録をサボってちょっと損した気分です。