『今話題の五平餅』
地元野菜や製品が置いてあるコーナーの一角。幼少の頃、おやつに兄や妹と焼いて食べた “たれ付き” の五平餅、真空パックのあれです。
市販の五平餅のようには上手くいかず、焼いてはがっかりしたこと多々、ほろ苦い思い出です。
聞くと、主人も子供の頃兄弟で似たようなことをしていたようです。
朝の連ドラ効果があまりに顕著で、素直な反応にちょっと笑ってしまった小さな日常でありました。
そこで週明け月曜日、素直な私、本日のお弁当はこうなりました。
玄米ご飯の五平餅です。 健康志向が高まる主人の提案で、我が家に玄米が導入されました。
週にいちどだけ玄米を焚くのが以来決まった我が家のルール。
手強いと思っておりました玄米ですが、なかなか使い勝手の良いことが判明してこれからも続きそう。
塩気の強いお味噌と玄米の相性は言うまでもありませんが、甘い胡桃味噌との相性も抜群です。
五平餅本来のあのもっちりとした食感とはいきませんが、噛み応えのある玄米の五平餅、これはこれでまた美味しい。 甘辛く煮た干しシイタケとかんぴょうを玄米に混ぜ込んだのは、もちろん作り置き料理のお片付けが目的。
その分成形にも難儀致しましたが、玄米の扱いにも随分手慣れて参りました。
まだまだ玄米とのお付き合いは楽しく続けられそうです。
玄米を炊くポイントは、しっかり1日かけての吸水、そしてお塩。
いつもほんのひとつまみ加えるお塩の代わりに、今日は茹で鶏の茹で汁を使って玄米を炊きます。
程よく塩気が効いた鶏の茹で汁で炊いた玄米、これだけでも美味しいのです。
朝食用とお弁当用、2食分一気に炊いてしまうので楽が出来るのも嬉しいところ。
- 玄米はさっと洗い、たっぷりのお水に1日浸してからザルにあけます。
鶏の茹で汁に干しシイタケの戻し汁を足して玄米の1.6倍量にし、玄米と合わせて強火にかけます。
煮立ったら弱火にして25分。
火を止める直前にわずかに蓋をずらし、手早く細切りにした油揚げを加えます。
再度すぐに蓋をし、しばらく蒸らせばカニ穴ばっちりの玄米ご飯、炊き上がりです。 - 油揚げの部分を避けて半量をすり鉢に移し、すりこ木で搗きます・・・
が、思ったほどは搗けませんでした。
白米はもち米のようには参りません、玄米は。
常備菜として甘辛く煮ておいたかんぴょうと干しシイタケ、そして干しエノキを刻んで加えます。
干しエノキはエノキをほぐして天日に干し、更にフライパンで乾煎りしたもの。
スルメのような風味で、そのまま食べても美味しいの。
ラップに玄米を適量とり、さっとお水で湿らせた木製スプーンを埋め込んで成形します。
木製スプーンはアイスクリームに付いてくるアレが良いのですが、あら残念、在庫なし。 - 胡桃を焦がさないようじっくりと乾煎りし、すり鉢で丁寧に擂ります。
お味噌・てんさい糖・みりん・お酒・極少量の白だし醤油を加えて更に練り混ぜましょう。
甘めにすると五平餅らしいお味噌になります。
お味噌は赤味噌中心に、塩気の効いた米味噌を少々。
アルミホイルの上に並べ、木製スプーンが焦げないようアルミホイルを撒きましょう。
胡桃味噌をぬってオーブンでこんがり焼き色がつくまで焼きます。 スプーンのアルミホイルをそっとはがして出来上がり。
あ、仕上げに白胡麻をひねるの忘れました。
主人の分は棒のない焼きおにぎり風ver.で。 今週分の常備菜も週末たっぷり仕込んでおきました。
金曜日に届いた宅配野菜も随分と夏野菜が占めておりました。
- 普段めったにキュウリを買わないのですが、宅配野菜の中にあったキュウリも常備菜の一品に。
さっと焼いた甘長と一緒に、白だし醤油と塩麴で濃いめに味付けをしたお出汁の中に漬け込みます。
蛇腹にしたキュウリから水分が出るので、1日おくと良い具合に全体が浸かります。
- 畑のスナックエンドウは実が入り過ぎてしまったものも多く、一部は莢から出してお浸しに。
そろそろスナックエンドウも終わりのようです。
薹立ちしてしまったホウレン草は長めに茹でて醤油洗いをし、お醤油風味の胡麻和えに。
いんげんは白味噌風味の胡麻和え。
- イワシが旬を迎え、どこか活き活きとして目を引きます。
今週はイワシのお酢煮も仕込みました。
それに加え、開いたイワシも買ってきたのでこちらは南蛮漬けに。
ざく切りトマトで水気を誘い、色鮮やかに揚げ焼きした茄子もたっぷり一緒に漬けこみます。
朝食の玄米ご飯はしっとり油揚げ入りです。
干しシイタケとかんぴょうはお昼と同じくですが、油揚げが入っているだけでその食べ心地はまた別。
ふっくらとした食感になって、これもまた美味しい。 丸々と太ったイワシで拵えるイワシのお酢煮。
やはり我が家の朝食にこれがないのは寂しいものです。 梅雨入りをし、畑の玉ねぎも早々に全部抜いて参りました。
今まで葉ネギとして使っておりました玉ねぎの葉っぱもかたくなって、もう食用には向きません。
今シーズンは随分と新玉ねぎの葉にもお世話になりましたが、こちらももうおしまい。
さ、1週間が始まります。
明日は畑で収穫して参りましたズッキーニ、摘花でない立派に育ったズッキーニの第一号を使います。
さ、どうお料理するか、楽しい悩みが始まります。