半信半疑で始めた週にいちどだけの玄米食ですが、これがなかなか応用も自在で楽しいもの。
もちろん主人にも好評で、それでいてレパートリーを考えるのも楽しいのですから長続きしそうです。
唯一残念なところと言えば、その地味な佇まいかしら。
今週は玄米に甘辛く煮た鰹を混ぜ込んでみました。 ね、地味でしょ。
魚介類をたっぷり炊き込んでパエリヤ風にもいつかはしたいものですが、玄米と干しシイタケの組み合わせが大好きなので、それに挑戦するのはまだまだ先のお話になりそうなのです。
スーパーの鮮魚売り場でお買い得商品となっておりました “鰹のたたきの切り落とし” をたっぷりと玄米ご飯に混ぜ込んでみましたよ。 生姜をたっぷり効かせた合わせ調味料に漬け込んだ鰹のたたき、うん、玄米とも好相性です。
お味噌やお醤油と玄米の相性は最高ですもの、ここに鰹と生姜が入れば尚更な相性ですよ。
お昼用には、山椒風味のお醤油をちろりとぬって焼きおむすびに。 ほろっと崩れやすい玄米ご飯ではありますが、またそこも玄米の魅力です。
じっくりといつも以上によく噛んで食べる玄米ご飯は、主人も大のお気に入りです。
大きな鰹がごろごろと入った玄米ご飯。
鰹のたたきの切り落としを使うのでとっても簡単、その上お値打ちですものね。
- 鰹のたたきは前日に合わせ調味料に漬け込んでおきます。
下準備というよりは、単に鰹のたたきをすぐお料理する時間がなかった、それだけのお話。
調味料に漬け込んで保存期間をほんのちょっと延長してしまおう、そんな力技です。
お水・お酒・みりん・だし醤油を合わせ、千切り生姜をたっぷり散らしてひと煮立ち。
そこに鰹のたたきを加えます。
表面が白っぽくなればそれでOK。
火を止めてそのまま冷まし、すぐに使わないのなら冷蔵庫へ。
今朝、冷蔵庫から出してみると合わせ調味料が煮凝り状態になっておりました。
軽く温めて漬け汁を溶かし、ザルにあけて漬け汁と鰹に分けておきましょう。
鰹は大きなものはざっくりとほぐしておきます。 - 玄米はそっと洗い、たっぷりのお水に1日浸しておきます。
もちろん冷蔵庫で。
これをザルにあけて水を切り、基本的には1.6倍程度量の水を合わせて炊飯します。
今日は干しシイタケの戻し汁、そして鰹の漬け汁をお水に合わせて1.6倍量に。
戻した干しシイタケは千切りにして散らし、鰹と一緒に煮た千切り生姜もたっぷり散らします。
お塩をひとつまみ加えてざっと全体を混ぜ、お鍋の蓋をして強火にかけましょう。
煮立ったら弱火にして25分。 - お鍋の火を止めたら、鰹を素早く散らします。
すぐに蓋をし、何食わぬ顔でいつも通りに蒸らしましょう。
しっかり蒸らしてから徐に蓋をあけ、全体をさっくりと混ぜます。 お茶碗に盛り、人参の葉っぱと一緒に佃煮風に仕上げた鰹を飾ります。
そうそう、今週の常備菜用に鰹を使ってもう一品。
漬け込んでおいた鰹と人参の葉っぱを合わせて、簡単な佃煮風にしてみました。
白いご飯に添えても美味しそうです。
- 鰹の漬け汁に極少量てんさい糖を足し、お鍋で少し煮詰めます。
煮詰める途中、人参の葉っぱを刻んで加えましょう。
かたい茎の部分は細かく刻み、比較的やわらかな葉っぱ部分はざっくりと。
煮詰まったところで粗くほぐした鰹を加え、丁寧に煮からめれば出来上がり。
主人の分はお弁当箱に詰めて。
昨日の昼食で使ったまぐろの切り落とし、残った分でハンバーグを。
人参の葉っぱの茎部分や玉ねぎ、人参、シロップ漬けにした生姜等々、フードプロセッサーで合わせて水煮トマトで煮からめます。 先週末に宅配野菜が届いたのと、畑の野菜の収穫が順調なのが合わさって、今、我が家の冷蔵庫は旬野菜の作り置き料理に満ち溢れております。
そう、畑では種から育てたズッキーニが順調に育っております。
ウリハムシの攻撃も何とか鎮火したようで、活き活きとした雌花と雄花がバランスよく咲き始めました。
ところがぎっちょん。
ズッキーニの最初の雌花は摘花してあげないとその後の収穫率が下がるのですって。
可哀そうですけど仕方がないものね。 ですがみて下さい、この小さなズッキーニ。
宅配野菜の中のミニキャロットと並べて、その可愛らしさをしばし眺めておりました。
小さいクセにちゃんとズッキーニです。
味の保証は出来ませんが、小さな人参と合わせて小さなズッキーニのピクルスに。
- 米酢 125t
お水 50t
ハチミツ 30g
お塩 小さじ1/4
唐辛子・スライスしたニンニク・軽くつぶした黒胡椒・カレーリーフ 各適量
以上を合わせてひと煮立ちさせ冷ましておきます。 - お湯を沸かしてお塩を少量加え、ミニ人参とミニズッキーニを合わせてさっと湯通ししてザルにとります。
冷めたら1に漬け込みましょう。
さて、ミニズッキーニの味はいかがなものでしょか。
宅配野菜の中には今週もそら豆が入っておりました。
前回の色白なお歯黒から成長し、その名の通り貫禄のある真っ黒なお歯黒も艶やかに。
今回は薄皮をつけたまま焼きびたしにしてみました。
莢から出した状態で届いたグリーンピースは煮浸しに。
すぐに使わない場合は、冷凍するより浸した状態でほんの少し日持ちを延長する方を選びます。
- お水・白だし醤油・お酒・みりんを合わせてひと煮立ちさせておきましょう。
そら豆を莢から出し、胡麻油で薄皮に焼き色がつくまでじっくりと炒めます。
熱々のところを合わせ調味料に合わせ、そのまま冷めるまでおけば出来上がり。
- グリーンピースも手順は似たようなもの。
合わせ調味料をひと煮立ちさせておいて瓶に移し、熱湯・少量のお塩でさっと煮たグリーンピースの水をしっかり切ってここに漬け込むだけ。
これで豆ご飯を拵えても美味しそうです。
週末、朝・昼・夜とキッチンに立つ度に何かしらの作り置き料理を拵えます。
もちろん時にはワイングラスやお猪口片手に。
こうして、今週分の作り置き料理が揃いました。 そろそろ薹が立ち始めたラディッシュは、ほんのりとラベンダーを効かせたピクルスに。
お酢にお塩、やや多めの蜂蜜を加え、ラベンダー・ローズマリー・イエローマスタードシードやクローブ等のスパイスを合わせてひと煮立ち。
ここにお塩を軽く揉み込んで水気を切ったラディッシュを加えて漬け込みます。
ちょっとかたくなってしまったラディッシュの葉っぱ、やわらかな部分だけを選って胡桃和えに。
同じく薹立ちの始まった畑のチンゲン菜は胡麻和えにしましょう。
今年初収穫のスナックエンドウは、塩茹でにして早々に使い切ることを前提に保存します。
冷凍するとどうしても風味がおちるので、せめて初収穫の分だけでもこの状態で。
緑の野菜に偏ってはおりますが、これもまたこの時期の醍醐味と肯定的に受け止めましょう。
だから余計に薹立ちが始まっているとは言え、畑のラディッシュが愛おしいのです。
最近はシジミの登場頻度が急上昇しております。
シジミのお味噌汁、この時期のシジミは大ぶりで特に美味しいものね。
今日も新玉ねぎの葉っぱをたっぷりお味噌汁に。 週末、50歳の誕生日を迎えた主人。
この辺りではスーパーで見つけることが出来なかったマラスキーノチェリー、Amazonで取り寄せて私からの誕生日プレセントとなりました。
そして念願のマンハッタン。
週末のワインの後、夕焼けには早過ぎる時間でしたけど、ね。 早くも週末が待ち遠しいなんて、本当に困ったこと。