2018年05月09日

妄想 “Vada (ワダ)” と有り合わせカレー

『豆』 が大好きな私にとって、インド食材サイトやインド料理サイトをウロウロするのは危険な行為。
豆を多用するインド料理だけあって、聞き慣れない豆やそれらを使ったお料理が満載ですもの。

今朝の主役となりました食材 『ウラド豆』 。
そんなサイトをウロウロしていて、聞き慣れない食材につい買ってしまったもののひとつです。
真っ黒で小粒なウラド豆、サラダやカレーにすることが多いようなのですが、そればかりではつまらない。

地味な上に器量の悪い画像ですが、これが素朴でなかなか美味しいのです。





“Vada (ワダ)” というインド料理をご存知でしょうか。
実は私、存じませんでした。
何でも、お水に浸したウラド豆をピュレ状にしてドーナツ型に揚げたインドの軽食だそうです。

豆だけでなく、じゃが芋で作ったものもあるそうですが、私はつい先日まで存じませんでした。
せっかくウラド豆が手元にあるのだからと、妄想して揚げたのが上の画像 妄想 Vada (ワダ) です。
ベーキングパウダーを使っておりませんので、ぎゅっと目の詰まった素朴な生地です。
生のウラド豆をピュレ状にするのではなく、炒ったウラド豆を粉末にして揚げてみました。





何故そんな手間のかかる事をしたのか申しますと、当初はウラド豆粉でナンを作る予定だったから。
ウラド豆を使ったナンなんて、美味しそうじゃありません?
それが生地を作る時点で既に無理だと確信し、速やかに諦めこうなったという訳です。

妄想ワダを主食に、今日は朝からカレーです。

・・・と申しますか、我が家でカレーを拵える日は朝・お昼とカレーであることが常なのですけどね。

いつもの力技でここに落ち着いたワダではありますが、これが主人にもなかなか好評。
何より、素朴でほんのり甘いワダは私の大好きな味ですから、今後の為にも備忘録、と。





以下の分量で、妄想ワダではありますが4つ分です。
  1. ウラド豆 1/2カップは、たっぷりのお水に1日浸しておきます。

    これをザルにあけてしっかりと水切りをし、フライパンでさらりとするまで乾煎りしましょう。
    中〜強火で菜箸で丁寧に混ぜながら、フライパンを揺り動かしながら、焦がさないように。
    これをミルで粉砕すると、120g強のウラド豆粉になりました。

  2. しっかりと生地を捏ねてナンにするつもりでしたので、フードプロセッサーを使用致しました。
    が、捏ねる必要もありませんので今後はボールで大丈夫かと。

    粉状にしたウラド豆 120g強 (正確には122gです)
    薄力粉 60g (全粒粉 10g・普通の薄力粉 50gです)
    をビニール袋に合わせてよくふり混ぜ、フードプロセッサーに移しましょう。

    ヨーグルト 55g
    牛乳 大さじ4
    てんさい糖 大さじ1
    お塩 適量
    以上をフードプロセッサーに加え、高速で回転させてなじませましょう。
    これをボールに移し、ニゲラを適量加えて生地の出来上がり。

  3. 手の平をお水で湿らせ、生地の1/4量をとってざっと丸めます。
    人差し指で中央に穴をあけながらドーナツ型にまとめ、熱した揚げ油にそっと移しましょう。
    やわらかな生地ですが、手の平をお水で湿らせれば案外ベタベタせず上手くいきます。

    揚げるというより、多めの油で揚げ焼きといったところでしょうか。
    両面こんがりと揚げて網の上へ。
    しっかりと油を切って出来上がり。






カレーは鶏の胸肉をたっぷり使ったチキンカレーです。
冷凍保存してあったホウレン草のピュレ、トマトの水煮と野菜もたっぷり。

彩りには、莢から出して冷凍してあった枝豆を使ってみました。
日本酒のおつまみの残りを有効利用した、そんなところです。
  1. 油とスタータースパイスをお鍋に合わせ、中火で香りを引き出します。
    ここで使うスパイスは、クミン・カスリメティ・ブラウンマスタード・ブラックペッパー・クローブ・カルダモン。

    ブラックペッパー・クローブ・カルダモンは、予め粗く砕いておいて加えます。

    スパイスの香りが上がってきたら、みじん切りにした生姜・ニンニク・生唐辛子を加えます。
    ホットな香りが一気に上昇します。
    更に刻んだ玉ねぎをたっぷり加えて炒め合わせ、ここでターメリックパウダーを加えましょう。
    油となじませるようにしながらしっかりと炒め合わせます。

  2. トマトの水煮缶を加えて全体になじませ、ひと口大に切り分けた鶏胸肉も加えましょう。
    蓋をしてしばらく煮た後、マイタケ・ホウレン草ピュレを加えて煮ます。
    ほうれん草ピュレは半解凍の状態で大胆に加えて全く問題なし。

    ほうれん草ピュレがなじんだら、パウダースパイスとお塩を加えて仕上げます。
    カイエンペッパーは控えめに、ガラムマサラはそこそこ、コリアンダーパウダーはたっぷりと加えましょう。

    お塩を控えめにするとボヤっとした仕上がりになってしまいます。
    塩はキリっと効かせましょう。

    火を止める直前に冷凍枝豆を加えて出来上がり。











カレーの上に散らしてあるのは、木綿豆腐の塩麴漬け (この日の日記にて ☆彡 )です。

お家で食べるスパイス満載のカレーが大好きな主人。
カレーの日は朝もお昼もカレーが良い、そう主人が主張するのでカレーの日は私もホッと息抜き。
いつもよりうんと楽をさせてもらえます。

私の分もお皿に盛り付けて。

ウラド豆の妄想ワダ、怪我の功名レシピとは言えすっかり気に入ってしまいました。
次回は本来の手順で試してみようか、いやいやこのまま妄想ワダで突き抜けようか、悩むところです。






大根と人参があったので、こちらも見よう見まねではありますがアチャールなど。
  1. 大根と人参は繊維に沿った千切りに。
    少量のお塩を揉み込み、しんなりするまでしばらくおきます。
  2. その間にコリアンダーを刻み、ボールに移しましょう。
    レモン汁・カイエンペッパー・すりおろしにんにく・お塩を加えて混ぜ、しっかりと水気を絞った1を加えて和えます。
    冷蔵庫でひと晩寝かせて出来上がり。











主人は辛いものが得意なのですが、私はどうも・・・
激辛派に憧れてどうにか辛党の仲間入りをと挑んだ時期もありましたが、どうやら辛過ぎる食べ物は性に合わないようです。

主人に合わせてカレーは辛めにしてありますので、朝食がカレーの際は乳製品が欠かせません。
今朝はいつものヨーグルトに加え、チャイ風に牛乳とアーモンドミルクで煮出した紅茶など。

アーモンドミルクを使ったのは、単に在庫があったからだけのこと。
ですが甘い香りにホッと和みます。





カップの底には、先月の今頃に届いた宅配野菜の中にあった生姜を使った甘いシロップ。

随分と前に拵えたものですが圧力鍋で簡単、生姜風味のシロップは毎朝のヨーグルトに。
やがては生姜も何らかのお料理に有効利用することでしょう。
  • 生姜は泥付きで140g弱、綺麗に洗ったら130g弱になりました。
    薄切りにして圧力鍋に移し、ザラメ糖を100g、シナモン、クローブを加え、お水を400t注いで強火にかけます。
    アクが出たら丁寧にすくい、10分間加圧して出来上がり。






今日も長い長い備忘録になってしまいましたが、多くは冷凍食材だったりするので余裕です。

最後に備忘録したこの生姜シロップ。
そうね、お砂糖もそれ程の量使っておりませんので、早々に使い切らないといけません。
そろそろお片付けメニューを考えないと。





明日は木曜日。
今から週末が待ち遠しい、いや、まったり主人と飲むお酒が待ち遠しい。
・・・昨晩飲んでしまったので今日はお酒は控えましょ。
平日禁酒のルールはなかなか難しいものです。

posted by しんさん at 15:39 | Comment(0) | エスニックなお料理・カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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