2018年04月27日

さつま芋たっぷり、ケークサレ

月に2回届けてもらっております、安心無農薬の宅配野菜。

畑で育てております自家製野菜とかぶらないよう融通も利かせてもらえますし、次回はこんな野菜が欲しいなんてリクエストも可能な範囲で聞いてもらえますので、とても気に入っております。
何より、何が入っているのか段ボールを開けるまで分からない、これ、想像以上に楽しいものです。

今日はその宅配野菜が届く日です。
前回届いた野菜の中で、さつま芋だけがまだ使わずに残っておりましたので、今日はこれを使って。

さつま芋をたっぷり使ったケークサレなどいかがでしょうか。





前回一緒に入っていた生姜をシロップ漬けにし、当初は “さつま芋と生姜のパウンドケーキ” を拵えるつもりでおりました。

が、今週はバナナマフィン、よもぎベーグルの小豆餡サンド、バナナと小豆餡のサンドウィッチ・・・
甘い主食が続きましたので、ちょっと予定を変更。
さつま芋を使うは使いますが、お砂糖を使わずいわゆるケークサレに落ち着きましょう。

たっぷりのさつま芋を始め、厚切りベーコンに玉ねぎ、そしてほんのりコリアンダー。
極少量残っておりました開封済みのトマト缶も加えて、赤色のアクセントに。
ごろごろ入った野菜の隙間を埋める程度に、全粒粉薄力粉はほんの少々、ほぼ野菜だけのケークサレです。

すりおろしたペコリーノロマーノは、生地に混ぜ込まず生地の表面に散らしてあります。
この方がダイレクトにチーズの風味が伝わりますので、少量で満足感が得られますものね。

・・・多分。





自家製の塩レモンとペコリーノロマーノの程よい塩気、そしてさつま芋と相性の良いローズマリー。
塩味を効かせたさつま芋のケークサレが、断面も賑やかに焼き上がりましたよ。
ゴールデンウイークも目前、今週最後のお弁当です。





以下の分量で、底辺約200×70・H60mmのパウンド型にぴったりひとつ分です。
とっても簡単ですよ。
  1. さつま芋は大ぶりなさつま芋をたっぷり1/2本。
    皮ごと大ぶりなさいの目に切り、しばらくお水に晒してアク抜きをします。

    軽く水を切ってお鍋に移し、みじん切り玉ねぎ・厚切りベーコンを加えましょう。

    自家製塩レモンをローズマリーと合わせ、細かく刻んで加えます。
    ぴったりとお鍋の蓋をし、軽く火を通す程度に蒸し焼きにしましょう。

  2. 予め室温に戻しておいた卵 1個
    オリーブオイル 大さじ2
    をボールに合わせ、泡だて器で混ぜ合わせます。

    ここにヨーグルト 65gも加え、黒胡椒をたっぷり挽いてよく混ぜ合わせましょう。
    1の野菜を加え、スパチュラで素早く混ぜ込みます。

    全粒粉タイプの薄力粉 50g
    ベーキングパウダー 小さじ1/2
    を合わせてふるい入れます。
    ざく切りにしたコリアンダーも加え、さっくりとスパチュラで混ぜ込みましょう。

  3. パウンド型に合わせて予めオーブンシートを敷いておき、先ずは生地の半量強を流します。
    表面をさっと平らにならし、トマト缶を出来るだけオーブンシートに直接触れないようスプーンで生地の上にひろげます。

    トマト缶が生地の端に集中すると、焼き上がりの際、生地がそこから割れてしまいますからね。

    残りの生地を型に流し、フォーク等でざっと混ぜてトマト缶を生地になじませましょう。
    すりおろしたペコリーノロマーノを表面にたっぷりとふります。

  4. 190℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を180℃にして焼くこと38〜40分。
    表面にうっとりするような綺麗な焼き色がつくまで焼きましょう。

    兎にも角にも野菜が多いので、焼きたては頼りなくてとても崩れやすい状態です。
    型のまま粗熱をとり、ある程度生地が落ち着いたところで型から出しましょう。

    うん、トマト缶のアクセントも良い感じ、やや厚めに切り分けて召し上がれ。

    残った分は、もちろんゴールデンウイーク中のワインのお供にする予定。
    それは主人も考えているようで、先程メッセージが届きました。
    マイケル クルーズのシャルドネと合わせるようですよ。











宅配野菜の使い方にも最近は慣れてきました。
次の野菜が届く頃には野菜も常備菜も上手い具合に片付いており、次の野菜を気分良くお迎え出来る状態が整っているのが常。

今日届く野菜でまた週末常備菜を作り、平日は食事の支度も余裕の鼻唄、これは良いリズムです。
常備菜もほぼ片付いた本日ですが、まだ片付け損ねた食材がひとつ。
昨日、一昨日と連続で使っても片付かない、 “晒よし飴のでんぷん粉” 、今日こそお片付けしないと。

鶏ささ身と合わせて、 “晒よし飴のでんぷん粉を使った利休焼き風” なんてどうかしら。

晒よし飴のでんぷん粉をシーズニングミックスと合わせ、鶏ささ身にたっぷりまぶして低温のオーブンでじっくり湯せん焼きにします。
理屈上は利休焼きと同じですものね。
揚げるよりずっとヘルシーで簡単、今後、晒よし飴を楽しんだ後の副産物はこれに決まり。





  1. 鶏ささ身の筋を除き、ビニール袋に移します。
    お酒・みりん・葛粉パウダー (葛粉をミルでパウダー状にしたものです、多めに作って常備しておくと便利ですよ) をここに加えて揉み込み、10分ほどおきましょう。
  2. 別のビニール袋に “晒よし飴のでんぷん粉” とお好みのシーズニングミックスを合わせてふり混ぜます。
    1のささ身をここに加え、表面にたっぷりまぶしましょう。

  3. オーブンの天板に大きめにカットしたアルミホイルを敷き、この上に網をおいて鶏ささ身を並べます。
    アルミホイルの4辺を少し折り曲げてお湯が入らないようにし、天板にお湯を注ぎます。

    110℃のオーブンでじっくり30分湯せん焼きにして出来上がり。
    余裕があれば、この後アルミホイルで包んでしばらくおきますがそれは端折っても。

    しっとり鶏ささ身の利休焼き風、晒よし飴のでんぷん粉有効利用はこれで完了です。











ケークサレで半分使ったさつま芋、残りはさつま芋粥にして朝食の主食に致しましょう。






  • 宅配野菜でお世話になっております、三重県鈴鹿の近藤ファームさん。
    芋類、特に今日も使ったさつま芋の味が私はお気に入りです。
    こちらのさつま芋で作った干し芋は、さっと炙るとやわらかくて甘くて本当に美味しい。
    冷凍し、日本酒のお供としても溺愛致しております。

    こちらのさつま芋で拵える押し麦入りのさつま芋粥、さつま芋の穏やかな甘みが朝食の主食にぴったり。
    さつま芋粥のやわらかな色合いにも、気分が和らぎます。






先程届いた宅配野菜、今週は可愛らしい真っ赤なラディッシュやお初のトマトが入っておりました。
目下のところ畑のラディッシュはまだまだ収穫出来るサイズではありません。
やがては、ラディッシュの宅配をお断り出来るくらいに成長してくれることでしょう。
自らも畑を耕しながら宅配野菜を待つ、旬を肌で感じるこの生活、なかなか楽しいものですよ。





・・・これでお酒がなければ文句のつけようのない優等生なのですが。
今年のゴールデンウイークも主人と家飲み、今夜から常識ある不摂生のスタートです。

posted by しんさん at 14:57 | Comment(0) | 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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