多種類の穀類等を粉末状にした韓国伝統の健康食材 ミスカルは、ちょっときな粉にも似た風味。
割合としては少量ですが、ミスカルと一緒に豆乳・蜂蜜を混ぜ込んだパン生地は甘くてもっちり。
ちょっと色黒で素朴なパンで、可愛らしいイチゴのサンドウィッチを拵えてみましたよ。 私の相棒として目下活躍中のヨーグルトメーカーで作った豆乳のクリームチーズ。
イチゴとクリームチーズをたっぷり挟んだ色黒パン、かたそうに見えますが実はふわふわです。
ミスカルと和三盆を合わせて表面にもたっぷりとふりかけてみました。
が、少々欲張り過ぎましたね、口の周りが粉だらけです。 職場で主人はこのパンをどう食べているのかしら。
口の周りに粉がついたままスマした顔でいないかしら。
・・・ちょっと心配です。
ま、それはさて置き。
もっちりした甘いパン生地と豆乳クリームチーズ、そしてイチゴは想像通りの好相性。
うん、美味しい。 ミスカルはまだ少量残っておりますので、次回は改善版に挑みたいと企んでおります。 もちろん次回はふりかけるミスカルをもう少し控えて、ね。
ミスカル配合の全粒粉パン、以下の分量でふたつ分です。
先ずは豆乳クリームチーズの備忘録。
新しくキッチンに仲間入りしたヨーグルトメーカーはkuvings (クビンス) 製です。
添付のメニューブックに掲載されていた一品です。
- 成分無調整豆乳 500t
生クリーム 100t
レモン汁 大さじ3
お塩 ふたつまみ
以上を付属容器に合わせて丁寧に混ぜ合わせ、メニューボタンから “麹/チーズ” を選択。 - 醗酵が完了したら、容器ごと冷蔵庫に移して半日冷やします。
その後、付属のチーズフィルターにそっと移して冷蔵庫で半日以上水切りをしましょう。
出来上がったチーズは保存容器に移して冷蔵保存します。 - ドライフィグ・アーモンドを刻み、蜂蜜と共に豆乳チーズに加えて混ぜ合わせます。
冷蔵庫で冷やしてフィリングにします。
パン生地はいつもの通りフードプロセッサーで。
最近ふんわりパンを焼く時は、イーストを醗酵させてから粉類に合わせる手順に傾いております。
- 豆乳 70g (約70tです) は湯せんにかけて温めておきます。
ここに蜂蜜 20gを加えて完全に溶かし、人肌程度に冷めたところでインスタントドライイースト 小さじ1/2を加えてよく混ぜ合わせましょう。
人肌程度の湯せんにかけて15分程、ふつふつと醗酵が進んでいるのが分かります。 - イーストの醗酵を促している間に、粉類を合わせておきましょう。
強力粉 40g
全粒粉タイプの強力粉 35g
ミスカル 20g
全粒粉タイプの薄力粉 10g
お塩 ひとつまみ
以上をビニール袋に入れ、口をしっかり持って丁寧にふり混ぜましょう。
これをフードプロセッサーに移し、1を一気に加えて高速で小刻みに攪拌してなじませます。
全体が細かなそぼろ状になったら、様子を見ながら少しずつ豆乳を追加で加えていきます。
小さじ3加えたところで、良い感じの粗挽き程度のそぼろ状になりました。
速度をやや落としてじっくりと攪拌し、生地がまとまり始めたところで無塩タイプの醗酵バター 10gを加え、生地がまとまるまで攪拌を続けます。 - 生地を軽く捏ねて金属製のボールに移し、オーブンの醗酵機能を使って35℃で50〜60分、天板にお湯を張って乾燥を防ぎながら一次醗酵を促します。
生地が膨らんだらフィンガーチェックをし、合格ならば次の工程へ。 - 生地のガスをしっかりと抜いて丸め直し、包丁で二等分して断面を包み込むようにしながらそれぞれを丸めましょう。
乾燥しないようぬれ布巾をかぶせ、室温に15分おいてベンチタイム。
良く膨らむ元気な生地です。 - 生地を更に丸め直し、和三盆とミスカルを茶こしに合わせて表面にふります。
ここに箸をぐっと押し付けて筋を作り、オーブンの醗酵機能 40℃で30分ほど、天板にお湯を張って2次醗酵を促しましょう。 - 更に醗酵が進んだ生地にミスカルと和三盆を再びふり、180℃のオーブンで12分。
焼き上がったらもう一度しつこくミスカルと和三盆をふりかけます。 - 網の上でパンを冷まし、完全に冷めたところで半分に切りましょう。
それぞれの断面に、室温に戻しておいた無塩タイプの醗酵バターを極々薄く、でも満遍なくぬって、冷やしておいたクリームチーズをたっぷりと。
イチゴを半分に切って並べ、同じく断面にバターをぬったパンで挟めば出来上がり。 ヨーグルトメーカーで拵えたクリームチーズ、そのまま食べるとやや豆乳の存在感を感じますが、蜂蜜を混ぜることで存在感はぐっと薄くなります。
うん、なかなか使い勝手の良い自称クリームチーズです。
まだまだ我が家のヨーグルトメーカーブームは続きそうです。
フードプロセッサーで生地を捏ねるとは言え、やはりパン生地から拵えるのは大変。
お菜は簡単に済ませましょう。
切り干し大根と在庫野菜のごちゃ混ぜサラダなどいかがでしょう。 切り干し大根を始めとし、茹で鶏・人参・アボカド・ルッコラ・・・
その他色々の在庫食材を使ったごちゃ混ぜサラダ、簡単でパン生地の醗酵を待つ片手間に済ませてしまえるところが嬉しいメニューです。
- 先ずは茹で鶏。
たっぷりのお湯を沸かしてお酒・極少量のお塩を加えます。
再度煮立ったところで、予め室温に戻しておいた鶏ささ身を重ならないよう1本ずつ加えて蓋をします。
そのまま粗熱がとれるまで放置し、茹で汁を切ってスジを除きながら粗く裂きます。 - 切り干し大根は、ぬるま湯を張ったボールの中でこすり合わせるように洗います。
ボールの水を捨て、そのまましばらく放置してやわらかく戻しましょう。
食べやすい長さに切っておきます。 - 人参は千切りにし、極少量のお塩を揉み込んでしんなりするまでしばらくおきます。
- 以上を全てボールに合わせ、アボカド・みじん切り玉ねぎ・刻んだピクルス・水を切って適当にちぎったルッコラを加えます。
オリーブオイルとレモン汁を加え、お好みのミックスソルトをふって和えれば出来上がり。
お座なりのお菜のおかげで時間にも少し余裕が出来ました。
朝食の主食には牡蠣粥を拵えましょう。 昨日の夜、蒟蒻うどん用に買ってきた牡蠣を数個残しておきましたので朝食に。
牡蠣は主人も私も大好きな食材ですもの、あおさの香りも牡蠣を引き立てます。
- お弁当のお菜にしたささ身の茹で汁を使います。
ささ身の茹で汁をお鍋にとり、煮立ったところで牡蠣を加えます。
蓋をして数十秒おき、牡蠣にふっくらと火が通ったところで別皿に取り出しましょう。
牡蠣が乾燥しないようラップをしておきます。 - 後は残った茹で汁で押し麦入りの炊き粥を拵えるだけ。
お粥が炊き上がったところで牡蠣を戻し入れ、ふっくらと蒸して器に盛ります。
あおさを散らして出来上がり。
昨日、少量残ったアボカドを常備菜のお浸しの中に漬け込んでおきました。
これも良い彩りになりますもの、炊き粥の一員に。
ちょっと空気が揺れる度に、牡蠣とあおさの香りが横切ります。
毎朝毎朝、可笑しいくらいに朝食を楽しみにしております主人ですが、今朝はそれもひとしお。 お味噌汁の具が隠れてしまう程のたっぷりのネギは自家製です。
刻みネギの香りはお料理をしていても、そして食卓に着いてからもやはり心が和むもの。
この雨で週末は更に成長していることでしょう。
明日は春分の日、そろそろ桜開花のニュースも聞こえてくる頃です。
そう思っておりましたら実家の母からのメール。
今年は長良川の屋形船を一艘貸切ってのお花見を計画したとか。
リタイア生活を満喫しております母、衰えるというひと言とは無縁のようです。
さ、今夜は主人と日本酒かしら、それともワインかしら。