バンコクのオリエンタル ホテル宿泊の際、ホテルの敷地内にあるタイお料理教室に初めて参加した後、ココナッツミルクをふんだんに使ったタイ風カレーに夢中になったが故のお買物。
当然、フードストッカーはココナッツミルクの大ぶりな缶に占領されてしまいました。
それから月日も流れ、気付けばココナッツミルク缶も残りひと缶。
賞味期限も今年の5月に迫っております。
随分長らく楽しませてもらったココナッツミルク缶、最後のひと缶はちょっとだけ頑張ったお料理で。
ココナッツミルクの風味が溢れてきそうなふんわりパンなどいかがでしょう。
ですが寒いこの季節、ちょっとそんな気分にはなりません。
ならばとココナッツミルクをふんだんに使ったお料理を検索してみると・・・
『Pani Popo』 ・・・そのまま “パニポポ” で良いのかしら?
未知なるお料理がヒット致しました。
画像を見ると、型に敷き詰めたパン生地の上にたっぷりとココナッツミルクを流し込んでいます。
Samoan Coconut Bread Rollsとサブタイトルのついたこのパニポポなるパン、お砂糖をたっぷり使ったパン生地をココナッツミルクで捏ねるだけでは満足せず、型に敷き詰めたパン生地が見えなくなるくらいたっぷりと甘い甘いココナッツソースをかけて焼き上げるという魅惑的なパン・・・だとか。
素敵なパニポポを焼いていらっしゃる方のブログを見つけたのでここに。
Immaculate Bites: Easy-to-Make African & Caribbean Recipes
他にも動画でレシピも色々と見られますが、その分量等をそのまま実践するのはとてもとても・・・
なのでそこはいつもの大脱線レシピ。
ココナッツミルクとココナッツシュガーを合わせて煮詰め、とろりとしたミルクジャムを拵えます。
お弁当に持っていきやすいよう、ひとつひとつカップに詰めてみました。
オリジナルのパニポポとは随分とかけ離れてはしまいましたが、うん、これはこれで良しとして。
甘さもぐっと抑えてありますし、それでいてココナッツミルクの風味には満たされております。
うん、見た目はともかく味は上々。
真っ白な強力粉 100gで捏ねる生地は、少量なのもあって扱いやすさも抜群です。
フードプロセッサーで生地を捏ねておりますので更に簡単ですよ。
以下の分量で、100均製品の紙製マフィンカップ Mサイズに4つ分です。
- 先ずはココナッツミルクジャムを作りましょう。
これだけは前日に作っておきました。
煮詰めるだけなので、夕食の片手間でも楽々仕上げられます。
ココナッツミルク 250t、ココナッツシュガー 50gをお鍋に合せ、中〜弱火にかけましょう。
煮立ったら吹きこぼれないよう極弱火にし、時々混ぜながらとろりとするまで煮詰めるだけ。
時間にして15分程度です。
冷めると幾分かために仕上がるので、少々ゆるいかしら程度で切り上げましょう。
大昔に拵えたココナッツミルクジャムのレシピです ⇒ 2013年10月24日 ☆彡
この頃はパームシュガーを使って電子レンジで加熱していたようですが・・・
それにしてもお砂糖の量が多い。 - ここからパン生地を捏ねて参ります。
粉が100gと少量な上にフードプロセッサーを使うので、気合も要らずうんと気楽です。
人肌程度のぬるま湯 大さじ1強
てんさい糖 大さじ 1弱
インスタントドライイースト 小さじ1/2
以上をよく混ぜ合わせ、温かい場所に10分ほどおきましょう。
その間に、無塩タイプの醗酵バター 20gを湯せんにかけておきます。 - 強力粉 100gをフードプロセッサーに入れ、軽く攪拌して粉に空気を含ませます。
沸々と泡だったイースト・溶かしバター・お塩 ひとつまみをよく混ぜ合わせ、強力粉と合わせて高速で小刻みに回転させて全体が細かなそぼろ状になるようなじませましょう。
次いで溶き卵を大さじ1〜2加え、やや大ぶりなそぼろ状になるよう攪拌します。 - やや粗挽きのミンチ状になった生地に、ココナッツミルク (煮詰めたジャムでなはくそのままのココナッツミルクです) を様子をみながら大さじ1〜2加えて小刻みに攪拌します。
いつもよりやわらかめな生地です。
速度を落として攪拌を続けますが、いつものようにひとまとまりにはなりません。
ですがスパチュラで寄せると素直にまとまってくれる生地です。
フードプロセッサーから出して軽く捏ね、薄くオイルをぬったボールに移しましょう。
お湯を張ったお鍋にボールを浮かべ、お鍋の蓋をして生地が倍になるまで40分ほど。 - 生地のガスをしっかりと抜いて丸め、ラップで挟んで薄くのばしましょう。
糊代を残してココナッツミルクジャムをぬりひろげ、優しく巻いて巻き終わりをしっかりとつまんで綴じ4等分します。
やわらかな生地にココナッツミルクジャム、包丁で切り分けるより木綿糸をくるりと巻きつけて切り分けるのがお勧めです。
カップに切り口を上にして詰め、ぬれ布巾をふんわりと被せます。
オーブンの醗酵機能を使い、20分ほど二次発酵させます。 - 二次発酵が終了した生地の表面に、水溶き卵黄をぬりましょう。
ココナッツミルクジャムをココナッツミルクでのばし、生地とカップの隙間にたっぷりと流し込みます。
表面に粗く刻んだアーモンドを散らし、190℃に予熱したオーブンへ。
設定温度を180℃にし、焼くこと20分。
ちっともパニポポらしくない妄想パニポポ、出来上がりです。
これ、美味しい。
いつか本当のパニポポを食べてみたいものです。
パン生地に混ぜ込んだり、仕上げの艶出しにと使った卵。
卵 1個を割っただけですが、それでもまだ少し残ってしまいました。
これを使ってお弁当のお菜を拵えましょう。
お座なりなアイデアではありますが、切り干し大根のかき揚げなど。
噛めば噛むほどじんわり甘みがひろがる切り干し大根のかき揚げ、調味料は極少量のお塩だけ。
これが意外と美味しい。
- 切り干し大根はお水を張ったボールで揉むように洗います。
ザルにとり、更にキッチンペーパーで挟んでしっかり水気をとっておきましょう。 - 残った溶き卵に米粉・極少量のレモン汁・お出汁・お塩を加えて混ぜ合わせます。
1の切り干し大根を加え、更にほぐしたマイタケ・薄切り玉ねぎを加えて和えましょう。
やや低めに熱した太白胡麻油でじっくり揚げ焼きにします。
網の上でしっかりと油を切って出来上がり。
今朝の主食はお蕎麦です。
鴨の燻製 (市販品)をたっぷりと並べ、熱々の麺つゆを回しかけましょう。
自家製柚子胡椒を添えて召し上がれ。
週末に向け、いよいよ検査強化期間の始まりです。
先ずは明日、生活習慣病の特定検診を皮切りに、週明け月曜日は1日検査食。
翌日の大腸内視鏡検査に備えます。
月曜日の検査食は主人にも付き合ってもらいます。
だって、ねぇ、こんな理想的なカロリーコントロール食で過ごすこともそうあることではないでしょう。
検査食生活に備え、週末はほど良く酔いましょう、そうしましょう。