2018年01月30日

おから寿司 〜 早春のいなり寿司ver. / 塩引き鮭 〜 朝の贅沢

本日のお弁当は、今や我が家の定番料理となりました 『おから寿司』 です。

確か元々は愛媛の郷土料理としてその存在を知ることとなりました 『おから寿司』 ではありますが、もはやオリジナルからは随分と脱線してやりたい放題。
本日は、甘辛く煮た油揚げに酢飯の代わりにおからを詰めたいなり寿司ver.
私の大のお気に入りです。

桁外れの寒波に悩まされております昨今ではありますが、間もなく春の節分を迎えますもの。
本日のおから寿司は、彩りも愛らしい春の佇まいにしてみましたよ。

黄色の卵そぼろ、緑色のアボカドとホウレン草、そしてねじり梅の人参。
やや色白に仕上げた甘辛い油揚げの中には、寿司酢で炒りつけたおからが詰まっております。





何だか気分が良いので真上からも1枚。

10キロほど体重を落として標準体重を手に入れた主人は、すこぶる体調も良いようです。
痩せたといってギスギスした感じもありませんし、それどころか肌艶よろしく心なしか以前より頬に赤みがさしているようにすら思えます。

きっと今日のお昼、お弁当箱の蓋を開けてニヤっとするのでしょうね。
『今日はおから寿司かぁ・・・なら今夜はちょっとくらいお酒を飲んでも良かろう、しめしめ』 なんて。
早くご褒美のフォクシー、買ってもらわないと。





コツも何にも要らないおから寿司、とっても簡単です。
  1. 先ずはおからの準備。
    寿司酢 (お気に入りの配合です ☆彡) 大さじ2・全卵 1個分を溶き混ぜます。
    おから 100gに加えて丁寧に混ぜ、フライパンでさらりとするまで乾煎りしましょう。
    粗熱がとれたら油揚げの大きさに合わせて丸めておきます。

  2. 油揚げを甘辛く煮含めましょう。
    途中までは圧力鍋の力を借りてお気楽に。

    油揚げは袋状に開き、湯通しして油抜きをしておきます。
    圧力鍋に重ならないように並べ、全体が十分浸かる量のお出汁を注いで5分加圧しましょう。

    ここからは加圧なしで。
    てんさい糖・だし醤油を少量ずつ小分けに加えては、キッチンペーパーで落し蓋をして弱火でじっくり20分ほどかけて煮汁が殆どなくなるまで煮含めます。
    彩り用のねじり梅人参も一緒に。

    煮上がったらザルに移して自然に煮汁を切っておきましょう。
    酢飯の時のように煮汁を絞る必要はありません、おからが程よく煮汁を吸ってくれますから。

  3. 油揚げを煮た後のお鍋は、油揚げの油が多少なりとも鍋肌になじんでおります。
    それを利用して炒り卵を拵えましょう。
    気のせい程度の効果ですが、後片付けが楽になる・・・いえ、気のせいかもしれません。

    アボカドは刻み、みじん切り玉ねぎ・極少量の胡麻油・だし醤油・ひねり胡麻で和えます。

    油揚げにおからを詰めましょう。
    油揚げの縁を少し内側に折っておくと仕上がりが綺麗です。

    そぼろ卵、ホウレン草のお浸し、アボカドをお行儀よく並べ、ねじり梅人参を添えて出来上がり。











主人の分はこちら、久しぶりに使った頂き物の漆のお弁当箱。
元々は二段重ねのお弁当箱なのですが、今の主人には一段で十分・・・だそうです。

お菜は、極少量残ったおからを使ってロールキャベツなど。
鯖缶を使ったロールキャベツですので、火の通りを心配する必要もありません。
蒸し豆をたっぷり使ったヘルシーなロールキャベツです。





  1. 蒸し豆ミックス (市販品です) は軽くフォークでつぶします。
    缶汁を切った鯖缶、少量のおから、ねじり梅人参の切れ端を刻んで加えましょう。

    戻した干しシイタケの端を刻んで、これもここに加えましょうか。
    愛用致しております干しシイタケは形が不揃いなB級品、端を切り落として形を整えます。
    その切れ端も意外と役に立つものです。

  2. キャベツはしんなりするまで電子レンジで加熱しましょう。
    芯の部分をスプーンの背なのでつぶして1を巻きます。
    巻き終わりを下にして圧力鍋に並べ、戻した干しシイタケで隙間を埋めましょう。

    シイタケの戻し汁・お出汁・お酒・極少量の白だし醤油を加え、3分加圧して出来上がり。
    多めに作って、残りは常備菜に。











しめ鯖やイワシ等々、青魚の登場頻度が断トツ上位を占める我が家ではありますが、実は私の好きなお魚は昔から鮭。
但し、そこは主人と全く正反対な性格故、好きだからと言って毎日食べたいとは思いません。
本当に美味しい酒・・・いえいえ、鮭を時々つまみたい、特別に美味しい鮭を、ね。





それを知ってか知らずか、年末に主人が取り寄せた塩引鮭が先日届きました。

昨年末、確かテレビ東京で放送しておりました 『世界!ニッポン行きたい人応援団 』
アメリカ在住の可愛らしい女性が、こよなく愛する鮭を求めてはるばる日本は新潟の村上市まで。
塩引鮭の老舗、 『うおや』 さんで感動的な出会いを果たしておいででした。





当時は目下ダイエット中の主人、しかも放送時間は空腹もピークに達する折も折。
隣でテレビを見ていた主人が真顔でふと席を外します。
何やら部屋にこもって忘れていた仕事でもしているかと思いきや、彼はこの塩引鮭を1匹丸っとお買い上げ。

考えることは誰しも同じようで、先方は注文が殺到して大変だったご様子。
注文して1ヶ月ほどが経過した先日、主人が待ちわびた塩引き鮭のご到着です。





塩漬けと塩抜きを入念に行い、新潟の寒風に晒された塩引鮭。
その身の美しいことといったら、あぁ語彙力のなさがもどかしい。

お腹側の肉質もみっちりと詰まっております。

皮をちょっと焦がすくらいが私の好きな焼き加減。
ちょっと焦げたこの皮の美味しいこと。
そう、私が待っていたのはこの鮭。

焼き鮭にお粥ではちょっと不完全燃焼な感じが否めませんもの。
今日は久しぶりにご飯を炊きましょう。





  • と思いましたが、せっかくなのでそこは野菜を炊き込んで往生際悪くカロリーオフを狙います。
    干して冷凍保存してある干しカボチャ、皮をむいて冷凍してある里芋の親芋を十六雑穀と共に炊き込んでカサ増しをしましょう。
    干しカボチャがぐっと甘味を発揮して、うん、想像以上に美味しい炊き込みご飯となりました。






贅沢な鮭が丸っと一匹分、ますます朝食が楽しみになってしまいます。
高価なものなのでそうそう取り寄せることは致しませんが、年末の恒例にするつもりだと主人。
それは嬉しい提案です。

毎朝の納豆に添えております簡略版ながら手作りのキムチ。
醗酵が進んで少々酸味が立ってくる頃が主人も私もお気に入りです。
寒い寒いとは言い、白菜の季節もあと僅か。
次回の宅配野菜に白菜が含まれるとも限りませんし、明日あたりまたキムチを仕込むと致しましょう。

さ、なにより先ずは歯医者の定期健診に。

posted by しんさん at 13:55 | Comment(0) | お弁当日記 おからを使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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