加齢により失われたコラーゲンが酒粕で復活する、と。
外にも女性に嬉しい情報が盛り沢山、と。
近頃気に入って贔屓にしております近所の酒蔵でも、女性杜氏でもある五代目当主が殺到する問い合わせに嬉しい悲鳴を上げていらっしゃいました。
なんでもその前日には、日本酒をスィーツに合わせるというお店の紹介まであったとか。
だからという訳ではありませんが、今日は酒粕を使ってみましたよ。
酒粕に加えてそば粉・・・しかも、韃靼そば粉なる苦くて少々扱い辛いが栄養価の高いそば粉も使い、韓国女性の美の秘訣 “ミスカル” もふんだんに使った、ク・・・クラッカーとでも申しておきましょうか。
生地をまとめるため思い付きで加えたラードの効果なのか、ほろほろサクサクに焼き上がりました。
お砂糖を使わず極々少量のお塩を加えただけのシンプルな味です。
なので、甘さをぐっと控えたさつま芋のクリームを添えてみました。
ココナッツシュガーを使った穏やかな甘みがお気に入りです。
想像以上にサクサク・ほろほろで、スティック状に仕上がらなかったのは少々残念。
ですがまぁそれもいつものご愛敬。
それにしても、はてさて、このにわか酒粕ブームはいつまで続くのでありましょう。
ですが今回は大丈夫。
酒粕に至っては常に数袋を常備しておりますので、少々の品薄でうろたえることはございません。
え?
私もコラーゲン効果を狙っての酒粕常備か、と?
いえいえ、私、資生堂さんがコラーゲンを発売して以来のコラーゲンメイトでございますもの。
旅行、入院の際も、どれだけへべれけに酔っぱらっても、コラーゲンを欠かしたことはございません。
資生堂さんから表彰されても良いくらいの真面目なコラーゲン愛飲者でございます。
酒粕は単に好きで常備しているだけでございます。
あと、何故か主人が私の大好物は酒粕だと勝手に思い込んでいる節があるのもその理由のひとつ。
それも構いませんけどね。
ついつい手が伸びてしまうちょっと風変わりな酒粕クラッカー。
いつものことながら、フードプロセッサーでちょちょいのちょいです、よ。
- 酒粕 40g
ミスカル 50g
そば粉 30g
韃靼そば粉 20g
お塩 ひとつまみ
以上をビニール袋に合わせてよくふり混ぜ、フードプロセッサーに移しましょう。 - 太白胡麻油 大さじ2を加え、高速で攪拌します。
全体がさらりとした状態になってなじんだら、牛乳 大さじ2を加えて更に攪拌しましょう。
黒胡麻も適量ここで加えます。
使用した酒粕の状態にもよるのでしょうが、まだまださらりとした状態です。
湯せんにかけて液状にとかしたラードを30g加え、ようやくまとまる状態になりました。 - 生地をビニール袋に移してひとまとめにし、めん棒で薄くのばします。
袋を切り開いて包丁で切り、オーブンシートをかぶせて天板の上に返しましょう。
ビニール袋をそっと取り除き、200℃に予熱したオーブンへ。
設定温度を先ずは170℃にして10分、その後160℃で10分、合計20分ほど焼きましょう。 - 網を上にかぶせるようにして返し、そっとオーブンシートを取り除きます。
冷めたら切れ目に沿って包丁で切り分けるのですが、ほろほろの生地をスティック状に切り分けるのは至難の業。
最初から正方形に切れ目を入れた方が正解だったかも。
クリームチーズとさつま芋を合わせたクリームを添えてお弁当に。
さつま芋のクリームは更に簡単。
フードプロセッサーをさっと洗って取り掛かります。
- さつま芋は厚めに皮をむき、お水にしばらく晒してアク抜きをしておきます。
正味200gほど。
電子レンジでやわらかく加熱し、ザルに移して自然に水気を切ってフードプロセッサーへ。 - クリームチーズ 35g
ココナッツシュガー 20g弱
を1に加え、滑らかに攪拌しましょう。
後は牛乳を加えて攪拌し、お好みのかたさにのばせば出来上がり。
昨晩も平日禁酒の掟は易々と破られました。
こうして振り返ると、いちばん危険なのは火曜日です。
月曜日は週末の飲酒が残っているので自ずとお酒に手は伸びません。
水曜日、木曜日ともなると、週末は目前だからといった心のブレーキが効果的に働きます。
危険なのは火曜日。
つい主人と顔を合わせ、どちらからともなくお酒を飲む態勢に落ち着いてしまいますもの。
そんな訳で、昨晩のお酒が祟って今朝はふたりとも体重増。
反省して主食はシンプルな梅粥です。
そうそう、我が家のお味噌汁は常に酒粕入りです。
夏でも冬でも、酒粕はお味噌汁の必須アイテム。
酒粕のコラーゲン倍増効果を知り、更に酒粕は我が家の必須アイテムのひとつとなることでしょう。
・・・なんだ。
なんのかの言っても酒粕にコラーゲン効果をしっかり求めているじゃないの、私ったら。
資生堂のコラーゲンを飲む私をシレっと見る主人を横目に、せっせとコラーゲンを摂り入れます。
資生堂のコラーゲン、ヤクルトのプルーン、そしてもずく・・・もう何十年続けているのやら。
今更後には引けない、って正にその通りでございます。