2018年01月11日

お正月の黒豆、徹底的にお片付け

主人のお正月休みが明け、早くも明日は週末金曜日です。
不摂生を心ゆくまで楽しんだお正月休みを振り返り、主人の仕事始め以来お酒を控えております。
・・・今日を合わせてたった3日間だけのお話ですけどね。

そろそろお正月気分も落ち着いた頃ですし、お名残惜しくはありますが、お正月中大いに楽しんだ大好きな黒豆も完全にお片付けする頃合いです。
いちど火を入れ直して本日までお世話になった黒豆、お片付け料理3種と参りましょう。

先ずはこちら。
とっても簡単なのに、意外と日本酒ともワインとも相性の良い “ほし黒豆” などいかがでしょう。

しぼり豆 (6年前の日記でお恥ずかしい限りですが ☆彡) としても知られるほんのり甘い黒豆のおやつ。
なかなか高価なおやつではありますが、これをお正月の黒豆で真似っこしてみました。
ちょっと噛み応えのある食感がお気に入りです。

グラニュー糖をまぶそうかとも思いましたが、いえいえ、やわらかな甘みが身上です。
おやつについひとつ、ふたつと手が伸びてしまうこの気楽さもお気に入り。

もちろんお酒のおつまみにも。
甘いものでも意外とお酒と好相性だったりするのよね。
さつま芋とか甘栗とか、ね。





天日干しにするのがいちばんなのでしょうが、そこは更にうんと楽をしてオーブンで。
  1. 黒豆をザルにとり、煮汁を切っておきます。
  2. 煮汁を切った黒豆をオーブンシートを敷いた天板の上に重ならないようひろげましょう。
    キッチンペーパーで優しく押さえて更に水気を除き、110℃のオーブンで1時間〜1時間半。
    表面にしわが寄ってお好みの状態になるまで乾けば、はい、出来上がり。

    後はビンに移して室温で。

    市販のもののように多分日持ちはしませんが、煮汁に浸った黒豆よりずっとつまみやすいのであっという間になくなってしまいます。











黒豆の徹底お片付け料理、ふたつめ。
本日のお弁当にも致しました、黒豆の葛餅風です。
吉野葛を使って、黒豆の煮汁と黒豆を余すことなくかためました。

葛餅というと透明で夏のお菓子のイメージ。
今の季節、それではあまりに寒々しいので黒豆の煮汁をたっぷりと使って冬ver.に。

左手は “きな粉ver.” ・・・と申し上げたいところでありますが、生憎きな粉の在庫がございません。
年末、韓国土産にもらった韓国伝統の健康食品 “ミスカル” をきな粉風に。
玄米や大豆、黒豆やハトムギ等々を炒って粉末にしたミスカルですもの、きな粉にも似た風味。
黒豆との相性の良さは言うまでもありませんものね。





そして3つめの黒豆お片付け料理は、こちらは昨年も拵えました (☆彡) 黒豆の豆かん風。

昨年は抹茶風味の牛乳かんと合わせて3色、金柑や色々と賑やかな豆かん風でありましたが、今年は白・黒シンプルな2色の黒豆かんに落ち着いてみました。

牛乳かんのにはお砂糖を全く使っておりませんが、黒豆の甘さだけで十分甘みは事足りております。
うん、やっぱり黒豆って美味しい、最後までそう思わせてくれる黒豆お片付け料理の定番です。
どちらもとっても簡単ですよ。










先ずは葛餅風のお片付け料理から。
  1. ざっくりと砕いた胡桃・パンプキンシードミックス・黒胡麻をお好み量合わせ、焦がさないよう乾煎りして冷ましておきます。

    黒豆はザルにあけ、煮汁と豆に分けておきましょう。
    煮汁は150t、豆は150gです。

    押し寿司用の木型には、大きめにカットしたラップを敷いておきます。

  2. 吉野の本葛粉は40g。
    大さじ4杯分のお水を加え、しばらくおいて葛粉が十分にお水を含んでから丁寧に混ぜます。
    葛粉のかたまりがなくなったところで、黒豆の煮汁 150ccを加えてよく混ぜましょう。

    やや強めの中火にかけ、絶えず木べらで混ぜ合わせます。
    やがて縁がかたまり始めます。
    弱火にして火からおろしたりを繰り返しながら、全体が半透明になってぽってりと鍋肌から浮く感じになるまでしっかりと混ぜましょう。

  3. お鍋を火からおろし、1の黒豆とナッツ類を加えてスパチュラでそっと混ぜ込みます。
    黒豆が出来るだけ崩れないようそっとそっと、そして素早く。
    用意した押し寿司の木箱に生地を移し、ラップで包んで平らにならします。

  4. 粗熱がとれたら冷蔵庫に移し、しっかりと冷やしかためましょう。
    ラップをそっと取り除き、お好みの大きさに包丁で切り分けます。

  5. ミスカルと和三盆をビニール袋に合わせてふり混ぜ、切り分けた半量をここに加えましょう。
    優しく袋をふり混ぜながらミスカルを全体にまぶします。

    何となく扱い辛いイメージのある吉野の本葛ですが、なかなか使い勝手の良い食材のひとつです。
    何より後片付けが楽ちん。
    練った葛生地は意外と鍋離れも良く、少し残った生地もお水でするりとはがれます。

    不器量ながらではありますが、口当たりの良い美味しい葛餅に仕上がりました。






葛餅はその食感に似合わず意外と頑丈です。
主人の分はラッピング用の小袋に並べてお弁当バッグへ。
本日は、そうね、久しぶりにおからのサラダなど添えてみましょうか。
もちろんマヨネーズを使わない具沢山のおからサラダを、ね。






  1. 人参は皮をむいて鬼おろしで粗くおろしましょう。
    アボカドはひと口サイズにカットして人参と合わせ、少量のレモン汁で和えておきます。
  2. 電子レンジ加熱したおからの粗熱をとり、1のボールに合わせましょう。
    みじん切り玉ねぎ・茹で卵・さいの目に切ったハム・ザワークラウトをここに加えます。
    粒マスタードとヨーグルトも加えて丁寧に和えましょう。

    最後にオリーブオイル・お塩・ミックススパイスを挽き入れて和えれば出来上がり。






  • お正月休み、長浜の鳥新さんで頂いた鴨すき。
    鴨と一緒に頂いたセリが美味しくて、帰りの道すがらセリを調達して参りました。

    合わせた調味料をひと煮立ちさせて冷ましておき、ここにさっと湯掻いて醤油洗いをしたセリを浸して常備菜のお浸しに。
    畑で収穫したばかりのホウレン草も一緒に浸して常備菜として楽しんでおります。
    色合いの綺麗なお浸しはお弁当にも大活躍。











黒豆プリンと並んで黒豆お片付け料理のお約束、黒豆かんは朝食の一員に。
主食は畑で掘ってきた聖護院大根をたっぷりすりおろした色白なみぞれうどん。
お正月ムードが落ち着き、イワシのお酢煮が朝食に戻ってきて主人は終始ご機嫌です。






昔懐かしい豆かんを黒豆で。
  1. 熱湯でさっと溶けるタイプの粉寒天を使います。

    100tの熱湯に粉寒天 小さじ2をふり入れ、しっかり混ぜて溶かしましょう。
    ここに人肌程度に温めた牛乳 200tを加えて混ぜ、さっとお水で湿らせた容器に濾しながら注ぎます。
  2. 同じく100tの熱湯に粉寒天をふり入れ、温めた黒豆の煮汁 200tを注いで黒ver.も。
  3. 冷蔵庫で冷やしかためて切り分けます。
    型から取り出す時は、まな板を容器にかぶせて上下を返し、遠心力を利用するとするりと抜けますよ。

    黒豆の煮汁と一緒に器に合わせて召し上がれ。






今日も長い長い日記になってしまいました。
明日は第2金曜日、近藤ファームさんから野菜が届く日です。
いよいよこれでお正月ムードも一掃、日常が戻ってきたといったところ。
そして何より明日はお待ちかねのお酒解禁、迷わず日本酒と主人。

そうね、明日は切り干し大根でも煮て温かいお部屋でちびちび飲もうかしらね。
ストーブのうえで干し芋なんて焼きながら、ね。

posted by しんさん at 16:13 | Comment(0) | お弁当日記 リメイク料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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