2018年01月09日

お弁当始めはベーグルサンド 〜 黒豆お片付けベーグル 〜 お砂糖不使用 人参とりんごのジャム

1週間以上の長期に渡った主人のお正月休みが終了致しました。
長い長いお正月休み、1日も休まずお酒を体内に取り入れておりましたのでここらが潮時。
これ以上主人のお正月休みが続いては間違いなく体を壊します。

お正月休み中、楽しいことが沢山ありました。
それは時間差で追々備忘録すると致しまして、まずは今年最初のお弁当。
昨年はベーグルサンドで締めくくりました。
そして2018年のお弁当始めはと申しますと・・・

やっぱりベーグルサンドです。
お正月用に煮た黒豆のお片付けも兼ね、黒豆の煮汁で生地を捏ねたやや色黒のベーグル。
全粒粉とそば粉をたっぷり使った香ばしいベーグルが焼き上がりました。

いつものベーグルより心なしか肌理が整っていると感じるのは気のせいかしら。
お片付けと言えば、そう、黒豆だけでなくこちらのお片付けも兼ねてみました。

滋賀県の郷土料理として名高い 『鮒ずし』 です。

主人のお正月休み後半、特急しらさぎを利用して長浜まで日帰り旅行を致しました。
旅行と言えば大層ですが、単に鴨すきを食べるためだけの数時間ばかりの長浜滞在。
帰りの電車を待つ間、駅に隣接したスーパーにて買い求めた鮒ずしです。





お正月中、今年は “鯖のなれ鮓” と “かぶら鮓” を日本酒の肴と致しました。
なかなか手強いと噂に聞くこのふたつのなれ鮓、ふたりとも全く抵抗なく美味しく頂きました。

そのことが変な自信となり、長浜のスーパーで噂通り鮒ずしが陳列されているのを見て即購入。
勢いづいて鮒ずしに挑んではみましたが、ところがぎっちょん、鮒ずしはさすがに強者でした。
私はともかく、主人に食べられないものが世に存在するとは・・・しかもお隣の県に。





どうにかしようとせず、頼むからそのまま処分してほしいと懇願されたのを無視しての荒技です。
ベーグル生地にこっそり鮒ずしの “飯 (いい)” をオリーブオイル代わりに混ぜ込んでみました。
悲しいまでの貧乏性は今年も健在です。





フィリングには、鮒ずしの卵を想わせるオレンジ色の人参ジャムをたっぷりと。

もちろんここには鮒ずしは入っておりません。
人参とりんごで拵えたお砂糖・お水を一切不使用の体に優し気なジャムです。

お砂糖を使っておりませんので、もとより日持ちのことは念頭に入れてはおりません。
が、賞味期限は短くても圧力鍋でちょちょいのちょいです。
いちどに量を作ろうをせず、その都度必要に応じてちょこちょこ拵えるのがお勧めです。

クラッカーとの相性が抜群のお砂糖不使用人参ジャム、ちょっと癖になる風味。
微かに鮒ずしのお片付けにも貢献致しております、黒豆のお片付けベーグルと合わせて備忘録、と。










先ずは人参ジャムの備忘録から。
どなたかが拵えていたのかは忘れてしまいましたが、都合よくアレンジさせていただきました。
圧力鍋で簡単ちょちょいのちょいですよ。
  1. 人参 2本、りんご 1個の皮をむき、それぞれ薄切りにして圧力鍋に合わせます。
    お塩 小さじ1/3程度をふり、両手でそっと混ぜましょう。
    レモン汁 大さじ1を加え、10分ほどおきましょう。
  2. 圧力鍋の蓋をし、弱めの火加減で加圧直前まで加熱しては水気を促します。
    この時点で加圧してしまうと、きっと焦げてしまうので加圧はしません。
    ちょこちょこと数回に分けて加熱していると、じんわり水気がにじんできます。
    水気があるのを確認してから徐に1分間加圧し、粗熱をとります。
  3. オリーブオイル 大さじ2、ラズベリー風味のバルサミコ酢 小さじ1を加え、バーミックス等でピュレ状に攪拌して出来上がり。
    簡単でしょ?











人参ジャムはお休み中に拵えておいたもの。
今朝はベーグルからスタートの楽々お弁当始めです。
以下の分量で小ぶりなベーグルふたつ分です。
ちなみに鮒ずしの飯を苦し紛れに使ってはおりますが、圧巻な存在感は見事に潜めております。
  1. 全粒粉タイプの強力粉・ノーマルな強力粉 各50g
    そば粉 30g
    インスタントドライイースト 小さじ1/2

    以上をビニール袋に合わせてふり混ぜ、フードプロセッサーに移します。
    予め湯せんで人肌程度に温めておいた黒豆の煮汁 50tをここに加え、小刻みに回転させて粉類となじませましょう。

    全体が細かなそぼろ状になじんだところでお塩をひとつまみ。
    様子を見ながら黒豆の煮汁を大さじ1〜2追加し、大きなかたまりになるまで攪拌します。

  2. 粉類と黒豆の煮汁がしっかりなじんだところで、鮒ずしの飯を25g加えましょう。
    念のため、オリーブオイルも小さじ1/2だけ加えましょうか。

    生地が一つにまとまるまで、低速でじっくりと攪拌を続けます。
    まとまった生地を軽く捏ね、包丁で2等分して断面を包み込むように丸めましょう。
    きつく絞ったぬれ布巾を被せ、室温で10分間休ませます。

    鮒ずしの存在が生地の表面にちらほらと見受けられますね。
    生地を休ませている間に、ケトリング用のお湯を沸かし始めましょう。
    オーブンも220℃に予熱しておきます。

  3. 軽く打ち粉をし、休ませた生地を手のひらで平らにのばして手前からきつく巻きます。
    両手で転がしながらひも状に伸ばし、片方の端を平らにつぶしましょう。
    生地を軽くひねりながらドーナツ状にし、平らな方の端でもう片方の端をしっかりと包みます。

  4. たっぷりの熱湯に多めの上白糖を溶かし、ぐらぐらと煮立たせないようにしながら片面30秒ずつ両面を茹でます。

    さっと表面の水気を拭き取り、素早く予熱したオーブン庫内へと移しましょう。
    設定温度を200℃にし、20分間焼きます。

    鮒ずしの醗酵効果はパンの肌理にも有効なのでしょうか・・・もち肌ベーグルの焼き上がり。
    熱いうちに表面に太白胡麻油を薄くぬって仕上げます。

  5. 網の上で粗熱をとり、厚さを半分に切り分けます。
    表面にクリームチーズをぬり、人参ジャムをたっぷりと。

    今年初めてのお弁当、お片付けベーグルで拵えたベーグルサンドの出来上がり。
    鮒ずしの飯はまだ少量残っております。
    いえいえ、鮒ずしそのものもまだ2切れ3切れ残っております、なんとかしないと。











黒豆のお片付けに毎年拵えるのが “黒豆プリン 2013年の備忘録にて ☆彡 ” です。
滑らかな食感は主人も大のお気に入りで、これは黒豆の副産物としても定着しております。
お弁当始めの今朝、前日のうちに拵えた黒豆プリンをベーグルに添えて完了と致しましょう。
あくまでも今朝は慣らしということで、ね。











年末年始の間、いつも何となく肩身狭そうに店頭に並ぶイワシの姿はもちろんありませんでした。
年末にいちどだけ見かけたイワシは、いつものマイワシでなく光り輝くウルメイワシ。
しかもいつもの倍近くの価格をつけられた高級魚と化しておりました。

お正月休み後半、鴨すきを食べた後に訪れた長浜のスーパーで久しぶりに見かけたマイワシ。
しかも近所のスーパーの半額近くのお値段って・・・

ほこほこと2パックも買って帰途につき、早速拵えた久しぶりのイワシのお酢煮。

いよいよお正月ムードも一掃です。
先ずは当然主食は炊き粥、莫大ではないにしろ増加した体重を元に戻すことから始めましょう。
今日からは平日禁酒の再開です。
金曜日まではお酒を控え、そして9時には就寝する生活を再開して週末に備えないと。





休暇中の深酒とは無関係でしょうが、私、来月末に人生初の大腸内視鏡検査にチャレンジ致します。
先日主人と一緒に受けた大腸がん検査、陽性の結果に伴う内視鏡検査です。
検査の前日は “大腸内視鏡専用検査食” なるレトルト食品が制限食として提供されます。
薬局でその他諸々の薬と共に検査食を受け取る私に名案が浮かびました。

主人にもこの制限食、付き合ってもらいましょう!

見るとなかなか楽しそうなメニュー。
朝は親子丼風のおじや、お昼はミネストローネにクラッカーまで、そして夜は大根のカレー風味のそぼろ煮に白米付き、あらあら、楽しそうだこと。
薬剤師の若者、一瞬きょとんっとした顔をした後で 『高額ですけどよろしいですか?』 と。
腸に優しい制限食ですもの、主人の体重にも優しいに違いない。





どうせ受ける内視鏡検査ならば一石二鳥を狙わないとね。
さ、少々遅れ馳せながらではありますが2018年のスタートです。

posted by しんさん at 15:11 | Comment(0) | お弁当日記 〜 手作りベーグル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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