昨年の夜、何となくテレビの画面が紅白に止まっておりました頃には雨音が聞こえておりました。
が、2018年の幕開け、今朝は・・・まだ外は真っ暗でしたね。
頑張って5時まではお布団に居座ろうとはしておりますが、それでも冬の起床時はいつも真っ暗。
白湯を沸かし、朝食の支度をのろのろ始めておりますとようやく白々と夜が明けて参ります。
元旦とはいえいつもの朝、それでも朝食はささやかではありますが元旦風に。
お節料理というほどでもありませんが、かぶら鮨と鯖のなれ鮨を中心に、年末に支度した黒豆、ねじり梅人参、鶴の子芋 (☆彡)、何となくお節料理の恒例となっておりますイカ人参 (☆彡) 、そしてお味噌汁仕立てのお雑煮。
五感にしっくりと収まる普段着のお節料理です。
朝食の支度をしている間に、外が明るくなってきました。
寒いベランダに出て、古いコンパクトカメラで撮影する初日の出も恒例です。
今年初の備忘録は、大晦日の年越し蕎麦にあしらった身欠きにしん。
以前チャレンジした際は食感が思い通りに仕上がらず、依頼敬遠しておりました食材のひとつです。
今回本干しに圧力鍋の力を借りて再挑戦致しましたところ、なかなかの仕上がりでしたので備忘録。
後で知ったことですが、本干しより生干しの身欠きにしんの方が美味しいのですって。
早くも今年の目標がひとつここに誕生致しました。
- 本干しの身欠きにしんは、全体がしっかりと浸かる量のお米のとぎ汁を注ぎ、時々上下を返しながらひと晩冷蔵庫で浸しておきます。
ぬるま湯でさっと洗った後ザルに移し、熱湯をたっぷり回しかけて粗熱をとりましょう。
再度ぬるま湯で洗い、頭と尾を切り落として切り分けます。 - 身欠きにしんを圧力鍋に移し、たっぷりのお水を注ぎます。
紙パックにほうじ茶の茶葉 (出がらしを有効利用致しております) を摘めてここに加え、15分間加圧しましょう。
圧が抜けたらそっと取り出し、キッチンペーパーの上に並べて水切りをしましょう。
崩れやすいのでそっとそっと。 - お酒 1/2カップ
てんさい糖・お醤油・蜂蜜 各大さじ1
濃口醤油 小さじ1
以上を小鍋に合せて煮立て、千切り生姜を散らします。
下茹でを終えた身欠きにしんをここに加え、煮汁が殆どなくなるまで弱火で煮詰めましょう。
前回の失敗がありましたので量は少量です。
が、次回はもう少し量を増やしても良いかしら。
味が良いという生干しの身欠きにしんで是非挑戦したいところです。
日本酒の肴にちまちまつついておりましたら、肝心のお蕎麦に添えるニシンはたった一切れになってしまいました。
まぁそれも我が家らしくて楽しいこと。
結婚してから毎年欠かさず続けております年末の風習です。
更に意外なことに、赤ワインとでもなかなかの好相性。
もちろん残った煮汁は三が日が過ぎたらプリンに。
昨年辺りから始まったのかしら。
とあるバーのとあるマスターに屠蘇散のお話を伺い、早速我が家でも取り入れてみました。
大晦日、年越し蕎麦を拵える際にいつも使っております薬草土瓶にお酒を注ぎ、屠蘇散を加えてひと晩冷蔵庫で漬け込んでお屠蘇を拵えます。
今年主人が取り寄せたお酒は、その名前も美しい 『齋香』
これで 『さけ』 と呼びます。
島根県の出雲市から取り寄せた山陰吟醸 生酛造り純米吟醸、無窮天穏 齋香 〜 さけ。
お正月のお神酒にぴったりのお酒、これでお屠蘇を拵えます。
こうして日本酒で締めた2017年、そして日本酒で明けた2018年。
平盃は、昨年末から通っております造り酒屋さんのオリジナルのもの。
私が通っておりました高校の近く、中山道沿いにある女性が杜氏さんを務める酒屋さんです。
女性らしいやわらかで懐の深いこちらのお酒とも、末永く良いお付き合いが出来そうです。
年末の、いつだったかしら、とある日の晩酌風景をこちらに。
主人がお年賀に選んだのはこちらの日本酒。
各務原の百十郎桜が大好きで、日本酒が大好きだった義姉の実父が昨年末に亡くなりました。
『ご愁傷様です』 なんて言葉に気持ちは込められないもの、このお酒で故人を偲びましょう。
今年の主人は何をして私を楽しませてくれるのかしらね。
2018年の主人の体重は絶好調の63.4キロでスタートです。
目標体重、そして私のフォクシーまでまであと僅かです。