お気に入りのりんご園から取り寄せた名月で拵えるタルトタタン、恒例化して何年経つのかしら。
今シーズン2度目のタルトタタンが出来上がりましたよ。
今年からは、我が家に新入りした16cmのストウブがケーキ型に代わって大活躍致しております。
熱伝導率が良いせいか、甘く煮たりんごをストウブに詰めてオーブンで焼く段階で既に期待度は急上昇。
まぁ考えてみれば当然の結果なのですけどね。
ですので、今回は初めての試みではありますが圧力鍋を使ってりんごを煮てみました。
これがなかなか良い感じ。
・・・自画自賛が過ぎるかしら。
筋肉質な名月りんごはタルトタタンに使ってもぴったりな新種です。
日持ちもするりんごですので、まだまだ使い切る必要もなかったのですがそろそろお正月の食材も気になる頃合いですしね、野菜室は空けておきたいですものね。
本当、劣化もせずお見事としか。
- タルトタタンのお気に入りの作り方・分量はこの日の日記にて ⇒ 2015年11月24日 ☆彡
今回はてんさい糖の量を少し減らして70gにしてみました。
圧力鍋を使ってりんごを煮ますが、前述の通り一気には加圧しません。
ピンが上がったらひと呼吸おいて火を止め、水気がしっかり上がっているかどうかを確認しながらの加圧です。
5個分の名月りんごは最初こそお鍋にきっちり収まりませんが、すぐにすっぽり一列に収まる程やわらかくなります。
圧力鍋を使うからと言って決して時短には直結しないのですが、とっぷりと芯まで甘みが浸透したりんごには大満足です。
水で湿らせたオーブンシートをストウブに敷き詰め、甘く煮たりんごをきっちりと並べます。
圧力鍋に残った煮汁を回しかけ、更にオーブンでじっくり焼きましょう。
お砂糖を随分と控えておりますのでカラメリゼとまでは参りませんが、こんなやわらかなりんごのタルトタタンがあっても良いのではないかしら。
小ぶりとは言え、名月りんごが5つ。
16cmのストウブの中にぎっしり密集しております。
半日おいてりんごを落ち着かせ、いよいよ仕上げに入ります。
ここまで来たら後は簡単。
冷凍パイシートをピケしてりんごをすっぽりと覆い、再びオーブンへ。
パイ生地の端から溢れるカラメルの香ばしい香り、恒例化するのも当然というものです。
焼き上がったら粗熱をとり、ひと晩冷蔵庫で寝かせてようやく完成と相成ります。
この待ち遠しさもタルトタタンの魅力のひとつ。
お砂糖の量が控えめなせいか、切り分けるとほろほろっと崩れやすいのもまた魅力。
要するに大好きなんです、タルトタタン。
自分で拵えたタルトタタンしか知りませんけどね。
程よく溶けたアイスクリームを添えて。
今年のタルトタタンもこれが焼き納め。
あと数個残った名月りんごはタルトタタンでない別のお菓子に使いましょう。
今年の名月りんごも大変良い出来でありました。
また来年、9月のオーロラ、11月の名月りんごのお取り寄せは変わらず続くことでしょう。
そして、タルトタタンを主食にした一貫性が恐ろしく欠如した朝食へと続きます。
今まで使っていた同じ一保堂の葉っぱの部分のほうじ茶との飲み比べ、そして一保堂の前に愛飲していた柳桜園の深煎りかりがねほうじ茶との風味の違い、これに加えて主人が蒸らす時間を微妙に変えたりしてくれるので、我が家の朝のお茶は本当に楽しい。
いそいそと先にタルトタタンをお腹に収め、ゆっくりと見慣れた朝食に手を付けます。
今週は週明けから猛烈な寒波に襲われるとか。
その寒さを利用して、ベランダでは干し芋が今年もスタート致しました。
昨日、夜更けにこっそり味見したことは主人に内緒。
白ワインを片手に、アラジンの上でうししと焼く干し芋、今年の干し芋はなかなかの上出来です。
こちらも簡略版キムチとしての準備は完了。
只今うんと美味しいキムチになるべく、静かに重石の下で休んでおります。
作り置きしてある鶏そぼろに卵を加え、お揚げに詰めて5分の加圧。
里芋や人参、干しシイタケも一緒に加圧すれば、朝食の間にお座なりながらお弁当の完成です。
年々年の瀬の焦りというものから遠ざかっていく気がするのは、これはやはり加齢かしら。
それとも図太くなっているのかしら。
・・・明日はちゃんと作るとしましょう、お弁当。